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車検・点検

ホンダ・シビック リアトレーリングアームブッシュ交換

80~90年代ホンダ車の泣き所トレーリングアームブッシュ!!
社外新品への打ち換えでリアの動きもシャッキリ!

皆さんこんにちは。

古くなったゴムブッシュは、クルマの動きを悪い方向へと大きく変化させてしまうやっかいなパーツです。

黒く目立たないパーツですが、これを新品へと交換するだけでクルマは見違えるほど動きが変わってきます!

80、90年代のホンダ車には、トレーリングアーム式というサスペンションが取り入れられていて、乗り心地が良くアライメント変化量も少ないというメリットを持っていました。

トレーリングアームは、クルマの加減速による上下の動きをアーム内のブッシュが支えているのですが、

このブッシュが経年劣化により傷んでくると、アライメントが大きく変化してきてしまいます。

また、トレーリングアームの先にはコンペンセータアームが装着されており、ボディとコンペンセータアームが繋がれている部分の偏心カムが動き、リアのトー角を調整・変化させているんですね。

このシビックのトレーリングアームブッシュは経年劣化でゴムの表面がボロボロになっており、ゴムの機能を果たしていませんでしたのでブッシュの交換をおこないます。

メーカーではブッシュ単体の販売がないので、社外の強化ブッシュに交換します。

トレーリングアームブッシュの交換はアーム自体を外さなければならないので、サスペンション周りのパーツをゴッソリ外してアーム単体を取り出しました。

アームを取り出したら、圧入機を使用しブッシュの打ち換えをおこないます。

垂直にチカラをかけて落としていけばスポッと取れてしまいます。

強化ブッシュは社外の新品を使用します。ノーマルのブッシュに比べて中にゴムがしっかり詰まっているのが分かります。

ブッシュにチカラがかかっても無駄な動きは少なそうですね。

ブッシュを打ち換えたあとは、足まわりパーツを装着し元の位置に戻します。

ここで注意したいのは、車体を着地させた状態でブッシュのねじれがないよう1G状態でアームの締め込みをおこなうことで、しなやかにサスペンションを動かすことができます。

アーム類を取り外したので、最後に4輪アライメントを取り直し作業は終了です。

ヨレヨレフニャフニャな動きのリヤまわりがシャッキリしました!

ブッシュは見えないパーツですが、交換後の効果はテキメンです(^^♪

担当:佐藤

【今日のどうでもいい豆知識】

・ノルマの語源

ノルマはロシアから来た言語で、「物事を達成するために個人や集団に割り当てられる標準仕事量」のこと。

元々は戦後日本人が捕虜となったシベリアで、仕事量達成の為の強制的な労働をさせられていた意味であり、目的を持って自発的におこなう「目標」と「ノルマ」は本来の意味が違う。




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