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車検・点検

RX-7(FD3S) アッパーアームボールジョイントブーツ交換

ブーツ割れはグリス不足・ジョイントのガタ・異音発生にまで発展!
ゴム類の定期点検でトラブルを最小限に抑える!!

皆さんこんにちは。

RX-7(FD3S)はそのスポーツ性の高さから、各部に強化ブッシュやピロボールが使用されていますが、こういった可動部の劣化には注意したいところ。

また、ドライブシャフトやアーム類を覆うブーツはゴム製ということもあり、年式の低いお車の定期交換は必須です。

今回のFD3Sは、フロントのアッパーアームとナックルを繋ぐボールジョイントのブーツが傷んでいたので、左右ブーツの交換となりました。

早速ナックルを外してみると、ゴムブーツ自体が真ん中からパックリ割れてしまっていました。

このような状態だと、中のグリスが漏れてしまうだけでなく、外から巻き上げるホコリや汚れがボールジョイントを傷め、異音の要因となってしまいます。

留めてあるバンドを外しブーツを取り出してみると、中のグリスも経年劣化で変色し、量もかなり少なくなってしまっていました。

念のためボールジョイント自体もチェックしましたが、こちらは特に問題ありませんでした。

ということで、ボールジョイントブーツを新品に交換します。

部品はブーツと金属バンドのみの簡単構成です。値段は左右合わせて2,000円チョットですので、ブーツが傷んでいなくても予備として持っていても良いですね。

ボールジョイントに装着する前に、ブーツにグリスを塗り込みます。

中のグリスは少し多めのほうがスルッと被せやすいですし、ボールジョイントのガタ発生防止にもなります。

ブーツを被せたあとは最後に金属バンドで留めれば作業は終了です。

ボールジョイントのガタや異音が出てしまうとアッパーアーム自体の交換となり、修理費も高くなってしまいます。

ブーツの傷みを見つけたらすぐに交換することをオススメします。

ついでに左右タイロッドエンドブーツも経年劣化で割れてしまっていたので交換しました。

ここはタイロッドエンドプーラーを使ってタイロッドを外してあげれば、簡単に交換ができます。

ブッシュの割れは車検に通らないだけでなく、グリス不足によるボールジョイント類のガタから異音発生に繋がる可能性もありますので、

定期的なチェックをしておきたいところですね。

担当:佐藤

【今日のどうでもいい豆知識】

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