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34GT-Rリヤアクスルボールジョイント交換

トップランク・オートテクニカルベースのスタッフが、日々役立つクルマ情報を綴る業務日記

直進安定性のなさは、ボールジョイントの劣化を疑え!

皆さんこんにちは。

主にGT-Rの整備・メンテナンスを担当している技術部の佐藤です。

ここ最近はGT-Rに囲まれての生活で、毎日が非常にワクワクしている佐藤です。

今日のオペ車両はR34GT-Rなんですが、34とはいえ初期型の生産から既に17年が経過している個体もあり、

激しい走行をしていなくてもゴムやブーツ類の劣化は避けられません。

これらの損傷を放っておくと、車両の本来の走りからはほど遠い状態になるだけでなく、他の部品にも悪影響を及ぼす可能性があります。

この34GT-Rは、リヤアクスルのボールジョイントが劣化していますので、今回はその交換作業をご案内します!

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このGT-Rのボディカラーは、ミッドナイトパープルⅡという特別色で、34GT-Rの中でも生産数300台しかない希少車になります。

保存状態も非常にキレイで、ボディの色あせ等はまったくありませんでした。オーナーの愛情が感じられますね。

ボールジョイント

ボールジョイントが入っている場所は、リヤアクスルとハイキャスロッドをつなげている部分。

この場所はリヤの操舵を担うハイキャスに繋がっているため、劣化によるボールジョイントのガタは、直進安定性やコーナリング時の安定性が失われてしまいます。

もちろん4輪アライメントにも影響を及ぼし、タイヤの片減りがひどくなることもありますので、早めに交換しておいて損はないですね。

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このようにブーツが切れていると、中に水が入りボールジョイントに『ガタ』が出てきてしまいます。

こうなったら本来の性能は臨むべくもなく、他の部品への悪影響しかありません。

車両によっては、ブーツにコーキング剤を塗ってごまかしているクルマもありますね。

そのようないい加減な仕事はできませんので、丸ごと交換しちゃいます!

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ボールジョイント交換は、リヤアクスルを丸ごと取り外して交換したほうが早いので、左右のアクスルをサクサクッと外します。

そして圧入されているボールジョイントを機械で外し新品を圧入します。

拡大

上側ふたつが新品のボールジョイント。下側のふたつがリヤアクスルから抜いたボールジョイントです。

ジョイント部が明らかにグニャグニャして曲がってしまっているのがわかると思います。

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しっかりとボールジョイントを圧入して、まわりに装着されている部品を元通りに直せば作業終了!

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足回り全体の見直しは走行性能に直結する部分なので、交換後の走りを体感してビックリされるお客さんも多いです。

スポーツカーだけでなく10年以上経過している車両は、ブッシュ類の劣化を一度見直してみてくださいね!

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【担当者のプライベートを紹介。知らない新たな一面が見える!?】

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名前:佐藤剛彦

ニックネーム:日産の佐藤さん

所有車:R32GT-R

趣味:たまにサーキット走行

今週は出張でカリフォルニアにあるトップランクUSAに来ています。

じつは海外にはハワイぐらいしか行ったことがなく、今回は生涯2回目の海外で、もちろんアメリカ本土も初めてです。

実際に到着してみて思ったのは、とにかく空が広い! ものすごく開放感がありますね~♪

日差しは強いですが、湿気が少ないので日陰にいけば涼しくて快適です。

アメリカ1

現地に置いてあるR32GT-RとNSXに乗って「スーパーカーサンデー」というイベントに行ってきました。

詳細は後日アップするとして、イベントでもこの2台は非常に注目の的でした。

日本車リスペクトのお客さんも多く、やはりしっかりしたメンテナンス&ポイントを得たカスタムカーは人気が高いです。

アメリカ2

これ1人分の昼食なんです(;’∀’) とにかく豪快な肉とポテト、コールスローサラダは3種の神器みたいなものですね。

もちろんこのボリュームに耐えられるワケもなく、このあとの食事は日本食が連続したことは言うまでもありません…

【今日のどうでもいい豆知識】

オセロは日本発祥のゲーム

1945年に茨城県水戸市で長谷川五郎が独自に考案。

囲碁の碁石で挟まれた碁を自分の色に取り換える「挟み碁」という遊びを考え、それをボードゲームとしたのがきっかけ。

ちなみにオセロの石は、初めは牛乳瓶のフタだった。

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