ポルシェが誇るミッドシップ・ロードスター「ボクスター」。
そのピュアスポーツとしての完成形が、この2016年式・981型 最終モデルでございます。
近年のダウンサイジングターボ化に伴い、中古車需要が高まっている自然吸気エンジンを搭載した981ボクスター。
最後の自然吸気フラット6を搭載したこの世代は、後継となる718シリーズのターボ化以降では味わえない
ポルシェらしい官能なサウンドを存分に堪能できる貴重な存在です。
そして本車両の最大のトピックは、希少な6速マニュアル×左ハンドルという点は
走りを愛するドライバーの理想を具現化した最高の組み合わせです。
マニュアルならではのダイレクトな操作感と、ミッドシップの理想的な重量配分が相まって
「自分の意志で操る愉しさ」を圧倒的な精度で体感できます。
本車両には、標準仕様より車高を約20mmローダウンした「スポーツシャシー」が装備されております。
この専用サスペンションは、ボディロールを抑え、コーナリング時の接地感を劇的に向上
さらにミッドシップレイアウトの美点を最大限に引き出し、俊敏で一体感のあるハンドリングを実現します。
そこに組み合わされるのが、ポルシェ伝統の6速マニュアルトランスミッション。
短いストロークと正確なシフトフィールが、まるで精密機械を操るかのような感覚を生み出します。
心臓部には、2.7リッター水平対向6気筒エンジンを搭載。
ボクスターS(3.4リッター)が持つ圧倒的なパワーは、一般道では持て余すほどの性能を誇りますが
この2.9リッターモデルは、公道でも高回転域を存分に使い切れる“ちょうど良さ”が魅力です。
年次改良により熟成が最も進んだ自然吸気エンジンはターボ化が進む現代において、希少となりつつあります。
最後の自然吸気エンジンを搭載した最終モデルならではのリニアなレスポンスと官能的な吹け上がりは
ポルシェが築き上げた走りの集大成ともいえる一台です。
まさにポルシェが“ライトウェイト・ピュアスポーツ”の理想を追求した981型ボクスターでございます。
ボディカラーには、幾多のサーキットで栄光を手にしてきた勝利の血統色「ガーズレッド」が選択され
レーシングスピリットを感じさせる魅力的なお色でございます。
足元には、「カレラSデザイン20インチアルミホイール(サテンプラチナ塗装)」を装着し
リアには「スポーツテールパイプ」、インテリアには「スポーツデザインステアリングホイール」を備えることで
より一層スポーティでダイナミックな印象を演出しています。
その他にも、「PDLS(ポルシェダイナミックライトシステム)」やシートヒーターなど
ユーティリティを高めるオプションも装備されております。
2016年をもって生産を終えた981型ボクスターは
次世代の718ボクスターでダウンサイジングターボへと移行する直前の自然吸気最終モデル。
すなわちこの一台は、「ポルシェが築き上げたフラット6サウンドを最後に味わえる“原点”」であり
コレクターズアイテムとしても年々注目度が高まっております。
【6速MT・左ハンドル・最終モデル】の三拍子が揃った個体と出会える機会は、もはや奇跡に等しい一台でございます。
ぜひこの機会にご体感ください。