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BODY REPAIR

鈑金塗装

マフラーサイレンサー修理

入手不能なマフラーのサビを補修!
サイレンサー丸ごとカバーで排気漏れをシャットアウト!!

 

 

皆さんこんにちは!

家庭のエアコンも暖房から冷房に移行していく季節になってきました。鈑金・塗装ルームは熱を使う作業が多いので、気温の高い日は体力的にもけっこう厳しくなってきますね。

さてさて今回の作業は、社員が乗っているクルマのマフラー排気漏れを修理しました。

 

 

マフラーはサイレンサーの腐食による排気漏れが起きていました。目で見える部分だけでなくサイレンサー全体が錆で腐食してしまっています。

クルマは昭和の旧車のため、新品マフラーはすでに廃版です…

 

 

 

 

ということで、穴の空いている部分のみを溶接しても意味がないので、サイレンサー全体をカバーして排気漏れを直すことにしました。

幸いなことに事故車の交換フェンダーがあったので、これを代用します。

まさに昭和ガソリン車と平成ハイブリッド車の融合(笑)

 

 

 

サイレンサーまわりの寸法を測り、その大きさに合う形を切り出していきます。

出来るだけ平面の部分を探して作りたいところですが、プレスラインが入っていたりと中々平面部分で統一するのは難しいですね。

 

 

 

切り出したところで、一旦平面に慣らしてからサイレンサーのアール(曲線)に合わせて形を作っていきます。

排気漏れが起きる可能性のある場所をしっかり覆うため、サイレンサー両側の継ぎ目に合わせるのと無駄な部分をカットします。

 

 

 

 

思った以上にプリウスの鉄板が厚く、形を作っていくのに力が必要でした(;^ω^)

なんとなく形が見えてきましたね。

あとは鉄板全体に点付け用穴を開けて、溶接部がしっかり止められるようサンダーで削っておきます。

 

 

錆の進行している部分には錆止めのスポットシーラーを塗り、カバーの溶接後にも錆が出ないよう対策します。

スポットシーラーは錆対策と同時に通電性があるので、溶接部に塗っても問題なしです。

 

 

 

 

いよいよ溶接開始です。点付け溶接はカバー全体をしっかり密着させることと、溶接で発生する熱により鉄板が加工しやすくなることで、より曲線に馴染んでくれるんですね。

ハンマーで優しく叩くだけで、まるで聞き分けの良い子供のように鉄が曲がってくれます(笑)

 

 

 

点付けが終わったところで、鉄板のまわりをグルッと溶接していきます。

溶接方法は金属同士を溶かして接着させるミグ溶接で、長い間溶接部にノズルを付けておくと穴が開いてしまうので注意が必要です。

溶接時のアーク光は目に良くないので、溶接面やサングラスは必須ですね。

 

 

 

溶接が終了して熱が冷めたところで、サイレンサー全体に耐熱スプレーを塗って完成!

これで排気漏れともオサラバです。

輸入車だけでなく、このような年式の古い車両の修理などもおこなっておりますので、気軽にご相談ください。

 

 

 

担当:鈴木

 

 

【今日のどうでもいい豆知識】

・足のニオイの原因は「イソ吉草酸(イソキッソウサン)」
靴を脱いだときに、足元から❝ムワッ❞と漂ってくる不快な悪臭。これは「イソ吉草酸」と呼ばれる物質が原因。

しかもこのイソ吉草酸は、生活環境や国民の健康保護を目的とした「悪臭防止法」で、規制値が明確に定められている。

 

 

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