鈑金塗装
こんにちは。
フレーム修正を伴う板金修理で入庫が非常に多いのは、追突事故です。
ミニバンや1BOXタイプの車両での追突事故は、程度の軽い重いにかかわらず構造上ボディが歪みやすいので、
修正にも多くの時間が必要になります。
今回は1BOXタイプのタントをベースに、フレーム修正をおこないました。
まずは車両の損傷具合の確認です。
真後ろからの衝撃がけっこうあり、ボディ下部のフレームだけでなく、左右のクォーターパネルにも歪みが出ています。
ここの損傷状況を確認した上で、どこを外すのか、どこを交換するのかを細かく見極めて、
必要な交換パーツの発注と総合的な金額の見積もりを出していきます。
まずは補器類を外したところで、フレーム計測器の出番です。
これは「shark(シャーク)」という3次元計測器で、超音波を使ったリアルタイムの正確な計測が可能です。
現状でフレームのどの部分が基準値からずれているか、図面に記されている部位にアタッチメントを付けて測定し、
この計測値を元に修正していきます。
修正箇所が分かったところで、フレーム修正機を使っての修正です。
フレーム修正は損傷部位を強いチカラをかけていき、歪んでしまったボディを引っ張っていく作業です。
まずは「粗引き(あらびき)」といって、測定データを元に、ある程度ボディを正常な形に戻していきます。
まずは職人の見た目での修正ですね。
粗引きが終わったところで、所々のパネル交換に必要な部品発注とリアの交換部品を外していきます。
今回はリアハッチまわりの総取り換えと、左右クォーターパネルの交換となりました。
損傷品の数々です(笑)。最近の軽自動車はフェンダーやボンネット、リアハッチの素材がプラスチックということもあり、
軽くできる反面、破損したときの修正に手間がかかるんですよね~。
プラスチックは熱に弱いこともあり、溶接時にも気を遣います。
今回の作業内容はここまで。
次はパネル類の交換とボディへの溶接作業、仮合わせを経て完成までの工程を紹介します。
リアまわり修正の道のりは長いですねぇ…。
次回Part.2をお楽しみに。
担当:木村
【今日のどうでもいい豆知識】
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