鈑金塗装
皆さんこんにちは!
そろそろ本格的なウインターシーズンが始まりましたね。
トップランク社内でもスキー部的な活動があるので、今シーズンはどこに行くのかいまからワクワクしています。
さて、トップランクへの板金入庫車両はリアまわりの破損を修理する機会が非常に多いのですが、今回はアルファロメオが題材になります。
破損個所を見てみると、リアゲート部の歪みからもわかるように衝撃のダメージはボディにも及んでいますので、バンパーまわりのパーツを外して状況確認をします。
結果的には歪みはフレームにまで及んでおり、修正も可能でしたがお客様の希望もあって、バックパネルとトランクフロア丸ごと交換になりました。
まずは破損部の「粗引き」で、フレーム修正機を使ってパネルをある程度元の位置に戻していきます。
高性能な3次元コンピューター「シャーク」くんが、車両の緻密なデータからフレームの歪みを指摘してくれます。
そのデータを元に、どこに修正機を当ててボディを引っ張れば良いか決めていくんですね。
修正機をガッチリ固定して、ボディを元の正規な位置へ引っ張っていきます。
今回はこの修正機のスゴさを感じていただくため、10秒ほどで元の位置に戻る様子を動画で見ていただきましょう。必見です!
まるで南極の氷河のごとく、ゆっくり戻っていくのが確認できました。
この粗引きである程度の元の形にした上で、パネルを剥がし新品と張り替えていきます。
細かな凹凸は、このハンマーでバチッと平らにしてからパネルを剥がします。ハンマー類は板金仕事のマストアイテムですねー。
交換する部品を全て剥がした状態です。ここから新品パーツを溶接していき、元の形に戻していきます。
パーツを溶接してからも地道な作業が続きます。溶接箇所の穴埋めや水分をシャットアウトするコーキング等、ひとつひとつ事故前の状態に戻す作業が続きます。
このように修理前の写真を撮っておき、どこに何があったかを忠実に復元していきます。
このサイレンサーパッドは振動を吸収したり車内の防音などに使われ、トランクルームや床下に貼られているパーツです。これを純正の貼付箇所と同じ形に切って暖めます。
充分に温めて柔らかくした状態でヒートガンを使い、ボディの凹凸に馴染むようにじっくり押し付けます。
それぞれの形が異なるので、根気の入る細かい作業なんですよー。
細かい作業の繰り返しで、やっと塗装前の状態にまで復活しました。
毎回時間のかかる作業ですが、寸分の狂いなくボディが戻ることでの達成感が生まれます。
あとは塗装後に必要部品をすべて装着し、作業完了です。
クルマがキレイに修復されていると気持ち良いですね!
担当:渡野
【今日のどうでもいい豆知識】
・貝類の砂を早く抜く方法 軽く水洗いした貝を、45~50度のお湯に平らに並べて5~10分ほど漬け込む。そうするとすぐに貝が砂をペッと吐き出し、砂抜きが完了できる。 この方法は通称「50度洗い」と呼ばれていて、お湯の温度を沸騰するレベルまで上げてしまうと、貝のダシが外に逃げてしまうので注意! |
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