メルセデスベンツ Sクラスの中古車を購入して後悔しないためには?

メルセデスベンツSクラスへの憧れはあるけれど、中古車だとコンディションが分からないし、故障も心配……。そう思われるのも無理はありません。たしかに、日本車と比較したら故障頻度は比較的高めといわざるを得ないでしょう。

しかし、素性のしっかりした、コンディションの良い中古車を手に入れ、信頼できる主治医がいればかなりの確率で「買わなければ良かった」という悲しい結末を回避できます。

「メルセデスベンツ Sクラスの中古車を買うと後悔するのか?」。その問いに対してノーと答えたいし、手に入れる方にもそうであって欲しい……。その理由をいまからご紹介いたします。

またトップランクでは全国のお客様に、最上の1台のクルマを届けるためにオンライン商談も実施しております。気になる車種の購入のご相談について、お気軽にご連絡ください。

目次

メルセデスベンツSクラスの概要

メルセデスベンツ Sクラスの魅力について

メルセデスベンツのフラッグシップモデルであるSクラス。プレスリリースにおいても「いつの時代も、その時点で持てる全ての技術を搭載し、 世界の自動車の指標とされてきたメルセデスのフラッグシップモデルです」。さらに「全ての要素において最新のラグジュアリーを再定義したフラッグシップモデル」と銘打っています。

周囲を圧倒する堂々としたボディ。「ラグジュアリーかくあるべし」と納得せざるを得ないほど高級かつ乗員の快適さを追求した室内。

現行モデルの「W223型」は2020年販売開始(日本市場では2021年1月28日より販売を開始)。先代モデルにあたる「W222型」は2013年に発表され、累計販売台数は世界で50万台を超えるほどのヒット作となったのです。

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日本車の高級セダンの次のステップとしてのSクラス

日本車の高級セダンを乗り継ぎ、さらなるステップアップとしてメルセデスベンツSクラスを選ぶ方も少なくありません。「まだ新車には手が届かないけれど、まずは高年式のSクラスの中古車を購入して、その次のステップアップとして新車を購入したい。」とお考えの方にとって、Sクラスの中古車は最適な選択肢といえます。

メルセデスベンツ Sクラスの中古車市場概観

Sクラスの中古市場での供給状況、価格帯、人気モデルについての概要

カーセンサー(Web版)によると、2024年1月現在、メルセデスベンツSクラスの中古車における主力モデルは、先代のW222型(326台)と現行のW223型(207台)といえるでしょう。ちなみに、2世代前のW221型は79台、3世代前のW220型にいたってはわずか19台です。

W223型(販売期間:2021年1月~)
  • 平均価格:1318.1万円
  • 価格帯:775万円~2580万円
  • 掲載台数:207台
W222型(販売期間:2013年10月~2020年12月)
  • 平均価格:444.6万円
  • 価格帯:110万円~976万円
  • 掲載台数:326台

新車と中古車の価格差と価値の減少について分析

一般論として、新車にナンバーがついた瞬間から 値落ちがはじまります。特に新車登録から1年目は下取り(買取り)価格が大きく下落します。市場の需要に対して供給が追い付いていない人気モデル、例えば現行メルセデスベンツGクラスなどは新車時よりも高値で下取り(買取り)してもらえるケースもあります。

では、Sクラスはどうでしょうか。昨今ではミニバンやSUVといったジャンルのモデルが人気を集め、セダンタイプのクルマはリセールバリューが良いとはいえない状況です。

現行モデルである「S 500 4MATIC ロング(ISG搭載モデル」を例に挙げると、

S 500 4MATIC ロング(ISG搭載モデル)
  • エンジン:直列6気筒
  • 排気量:2996cc
  • エンジン最高出力/最大トルク:435ps/520N・m
  • ハイブリッドモジュール最高出力/最大トルク:16kW/250N・m
  • ステアリング:左/右
  • ボディサイズ(全長×全幅×全高):5290×1930×1505mm
  • メーカー希望小売価格(税込):¥19,850,000【MP202401】

年式やボディカラー、各種装備、走行距離、傷の有無などの条件次第で多少の差があるとはいえ、残価率は新車時価格から

  • 新車から3年:55%〜60%(1091.0万円〜1191.0万円)
  • 新車から5年:38%〜43%(754.3万円〜853.6万円)
  • 新車から7年:24%〜30%(476.4万円〜595.5万円)

あたりと考えるのが妥当です。あくまでも現時点(2024年1月時点)での目安なので、特に新車から5年以上経過すると、その時代のニーズなどによってさらに低くなる可能性も考えられます。

購入後後悔しないために購入前に考慮すべき主要なポイント

整備歴、走行距離、年式についての重要性

一般的に、中古車は低走行の個体が好まれます。それだけ経年劣化が少ない(だろう)と考えるからです。また、モデルサイクルのなかで後期モデルの方が熟成が進み、それだけ故障頻度が少なくなる傾向があります。

予算との兼ね合いになりますが、優先順位としては「1.できるだけ素性が明確な個体(記録簿がしっかりと残っている)を選ぶ」「2.できるだけ高年式の個体を選ぶ」「3.オーナー数が少ない個体を選ぶ」を心掛けてみてください。

機能性と技術的な側面

日本車ではさまざまなクルマに装備されているハイブリッドシステム。現行Sクラスの多くのグレードが「ISG搭載モデル」です。

この「ISG」とは、インテグレーテッド・スターター・ジェネレーターの略で、エンジンとトランスミッションの間に配置された、最高出力16kW 、最大トルク250Nmを発生する電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能を有しています。この電気モーターと48V電気システムにより、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電する機構なのです。

まだまだ発展途上のシステムであり、「単に新しいから」という理由だけで飛びつくと、後々故障したときに高い出費となる可能性があります。果たして自身の乗り方、カーライフにあっているか。販売店のスタッフとも相談して見極めたいところです。

保証とアフターサービス

現行のSクラスには、新車購入から3年間、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用されています。

また、メルセデス・ケア終了後は、有償の保証延長プログラムとして、一般保証および24時間ツーリングサポートを2年間延長する「保証プラス」と、4、5年目のメンテナンスサービスにおいて、初回車検時および4年目の点検や定期交換部品、消耗品の交換をパッケージで提供する「メンテナンス プラス(新車登録日から59ヶ月後の応当日の前日、または総走行距離75,000km到達時のいずれか早い時点で終了)」も設定されています。

メルセデス・ケア適用期間中はオーナーが代わっても保証期間を継承することが可能です。メンテナンス & 保証プラス(またはそれぞれ個別でも契約可能)に加入している個体かどうか。契約前にチェックしてみてください。正規ディーラーでの点検・メンテナンスが前提ですが、中古車として購入時に加入することも可能です。

Sクラスの潜在的な問題と注意点

一般的な故障や修理のコスト

メルセデスベンツのフラッグシップモデルであるSクラス。上級モデルならではの多彩な装備ゆえに、電装系のシステム構成も非常に複雑です。経年劣化や高温多湿な日本の環境などの影響により、長く所有すればするほど電装系のトラブルは避けて通れないといえるでしょう。

比較的多いトラブルがアンビエントライトの故障。保証期間内であれば無償修理となりますが、保証期間外となると、交換する部品の点数や工賃にもよりますが10万円〜40万円の出費が必要となります。

また、多くの電装品を装備しているため、バッテリーへの負荷が大きく、ある日突然バッテリー上がりという可能性もあります。バッテリーの電圧低下を警告表示してくれますが、これ自体がエラー表示(いわゆる誤報)の場合もあり、そのうちスルーするようになってしまいます。

そしてある日突然、エンジンがかからなくなってしまうのです。バッテリー交換費用も10万円前後と高価なので、点検時にかならず状態を確認するようにしてください。

中古車特有の問題点(前所有者の使用状況、隠れた欠陥など)

中古車特有の問題点として「過去のオーナーがどのように使用してきたか」が挙げられます。雨の日は乗らず、24時間エアコン完備のガレージに保管といった博物館級のコンディションを維持していたケースもあれば、青空駐車で、近くには線路があり、ボディ全体に鉄粉が付着している……といった可能性もあるのです。

メルセデスベンツSクラスという高級車だけに、非常にていねいに扱われたり、クルマに無頓着なオーナーが日常の足代わりに(あるいは法人用として)ラフに扱われたりと、極端になりがちです。

このあたりは記録簿と販売店のスタッフがどこまでコンディションを見極め、きちんと説明できるかが重要といえそうです。

購入プロセスと良質な中古車を見極める方法

信頼できる販売店の選び方

中古車である以上、新車を超えるコンディションを維持しているクルマはほぼありません(納車直後から屋内に保管されほとんど動かしていないというわけでもない限り)。走る以上、タイヤは減りますし、バンパーには飛び石があるかもしれません。このように、中古車には何らかの経年劣化がありますが、それらについても丁寧に説明してくれる販売店であれば、安心してクルマの購入について相談できるでしょう。

トップランクでは創業以来、輸入車を扱っており、培ってきた経験や知識を駆使してお客様にとって最上の1台をご提案しております。中古車購入に関わるどんなお悩みでもLINEで簡単にご相談いただけるので、ご興味がある方は以下からお問合せください。

試乗と検査

店舗に足を運んで実際に試乗することで、安心して購入の検討ができるでしょう。特に中古車の場合、実際に試乗するまで不安を払拭できない方も多くいらっしゃいます。「気になる車が〇〇店にあるけど、遠くて行けない。購入を諦めようかな」と諦めてしまう方も少なくありません。

一方で、トップランクではWeb商談で全国各地に販売することも得意としており、お客様が抱える不安や疑問もオンライン上で解決できるように、「オンライン商談」にてサポートします。まるでショールームにいるような感覚で実車を確認することができるので、「クルマを見ずに購入することに抵抗がある」とお考えのお客様も安心してご利用いただけます。

気になる方はお気軽にご相談ください。

購入後の長期維持のためのヒント

意外に思われるかもしれませんが、購入後の長期維持するためのコツとして「予防整備」と「主治医との信頼関係」が挙げられます。

「壊れてから直す」のではなく、「壊れる前に直す」。

この流れを確立するには、人間でいうところのかかりつけ医が必要です。つまり、クルマにも主治医が必要不可欠なのです。自身の愛車のコンディションをオーナーよりも熟知し、適切なアドバイスをする。オーナーもそのアドバイスを信頼し、主治医に愛車を託す。

良識ある主治医であれば、むやみやたらに交換や修理を勧めてきません。「ここは早めに交換した方がいい」または「次回車検のときにまとめて交換しましょう」など、ユーザーの懐具合も加味してくれます。それほど「主治医との信頼関係」は、愛車と長く付き合う上で重要なポイントといえます。

安い中古車にはそれなりの理由があるのです。つまり「掘り出しモノや出物はない」と考え、堅実に中古車選びをした方が「買わなければ良かった」と後々後悔する確率もグッと下がるのです。

中古車を買うならトップランクまで!

メルセデスベンツSクラスを手に入れること、そして乗りつづけること。これにはまず、良質なコンディションを持つクルマを手に入れるところからすべてがはじまります。

良質なコンディションの輸入車中古車をご提供すること。それは一朝一夕にはできません。豊富な経験、そしてノウハウが必要です。販売のみに特化し、アフターサービスは対象外……では「売りっぱなし」になってしまいます。

われわれトップランクでは、輸入車に精通したセールススタッフはもちろん、国土交通省指定の自動車整備工場を完備しており、車検も自社工場にて完結することができます。経験豊富なメカニックが愛車を丁寧に診て整備し、エーミングやコーディングなど高い専門性を求められる作業や、アライメント調整など緻密な作業にも対応いたします。

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