鈑金塗装
皆さんこんにちは!
新車時には綺麗なボディカラーも、保管状態や経年劣化により、ボディ塗料自体の色あせ・浮きが出てきてしまうことは多々あります。
今回はフォルクスワーゲン・ビートルを題材に、ルーフまわりを塗り直しました!
ビートルは、世代関係なく人気の車種ですよね~。
イエローやスカイブルーなどビビッドな色が多いなか、渋めのブラックが今回入庫してきました。
この車両はガラスルーフが付いているのですが、このルーフのまわりの下地塗装が、太陽などの紫外線によって色あせしてきてしまっています。
これを修正するのが今回のミッションです。
修正部分が決まったところで、塗装部分のマスキングをおこないます。
まずは塗装地を剥いでいきますので、まわりがキズつかないようにマスキングしてから下地を作ります。
サンダーで表面のクリア層を剥いで、段差をなくしていくんです…
この段階で分かったのは、このルーフは樹脂素材となっており、クリアとの段差もけっこうあるので、表面を慣らしていくのにかなりの労力を使うことに(*_*;
180番から始まる粗目シートで240→320→400番と塗膜を剥がしていきます。
通常ならルーフ程度の面積なら5枚ぐらいで完了するのに、およそ3倍もの量が必要になってしまいました。
あぁーーー手が痛い( ノД`)シクシク…
しばらくの時間、ひたすらルーフ塗膜との格闘後、下地処理が完成しました!
この後はサフェーサーを塗る前に、車両全体をマスキングします。
塗料の粒子は細かく、少しの隙間にも入り込んでしまうため、広範囲のマスキングが必要です。
塗装の時間よりも、このマスキングに手間と時間が費やされることが多いんですよ。
出来るだけコストを抑えたいとのことで、サフェーサー後のペーパーがけが必要ない「ノンサンディングサフェーサー」を使用します。
色はボディカラーと同色のブラックを選択しました。
ペーパーがけをしない代わりに、より慎重な塗装箇所への吹き付けが必要です。
ゴミやチリの付着を防ぐのはもちろん、塗りムラが出ないよう均等に塗っていきます。
あとは、通常通りにボディカラーのブラックとクリアーを重ねていき、コンパウンドで磨き込めば終了です。
塗料の硬化時間も早めの調合なので、サフェーサーを塗ってから約2時間で塗装が完了しました。
ミッション・コンプリート!!
すっかり元通りになりました~!
担当:西
【今日のどうでもいい豆知識】
・「エロマンガ」という島は実在する バヌアツ共和国タフェア州にある同州最大の島で、ニューヘブリディーズ諸島のひとつ。ちなみに現地語では「これは人間です」という意味。 |
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