鈑金塗装
皆さんこんにちは!
ボディカラーやホイール、マフラー等の変更により、自分だけのカスタムメイクを楽しむ方はたくさんいらっしゃいます。
パーツ交換での大きなイメージチェンジも良いですが、ほんの少しアクセントを付けるだけで見た目は全然変わってくるものです。
題材はメルセデスベンツSLK55 AMGです。
ブラックのボディにシルバーのスリーポインテッドスターエンブレムがセンターに鎮座していますが、このエンブレム類を塗装してイメージをチェンジしていきます。
カラーチェンジはフロントとリアのメルセデスエンブレムと、その両脇にあるSLK55,AMGのエンブレムです。
早速エンブレムを外しますが、古いエンブレムは再利用せず新品を用意しました。
ボディ側に残っているテープ糊は、ゴムトレーサーを使用しボディ自体を傷つけないように慎重に剥がしていきます。
新車時から貼ってあったエンブレムの糊なので、剥がすのは時間と手間がかかりますね。
次に色作りです。キャンディ塗装は、ベースのシルバーやグレーメタリックの上から色の付いた半透明のクリアーを塗る塗装になります。
調色された色はこのように透明度が高く、塗料の粘度もサラサラです。
塗料を塗り重ねる回数によって色の深み具合も変わってくるため、取り外したエンブレムを使い3パターン程の色の違いを作り、お客様の好みを選んでいただき決定しました。
濃度が決まったところで本塗装です。噴霧した塗料が届きにくい場所も考慮しつつ、どのエンブレムも同じ色合いにしなければなりません。
チャンスは一度きりなので、見本に吹いた濃度を何度も確認しつつ集中して吹き、仕上げにクリアーを吹きつけて完成です!
塗膜を乾燥させたあとにエンブレムを装着します。
メルセデスベンツのエンブレムは枠も細く折れやすいため、指で押し込む際には1点にチカラがかからないよう細心の注意を図ってハメ込みます。
完成!
すっかり印象が変わりました(^^)/ フロントマスクがしっとり且つスポーティーに変身です!
ボディと同色のブラックではない、妖艶な光を放つキャンディブラックがアクセントに華を添えます。
フロントBefore
After
強調された感じに見えたメルセデスエンブレムが、しっとりと落ち着いたイメージに(*´ω`*)
顔も引き締まりましたね!
リアBefore
After
リアも同様に男らしく変身! やはり黒系で色を揃えると、クルマもより速そうに見えます。
エンブレム等のメッキへの塗装は、キズが付きやすく何かの拍子で塗装も剥がれやすいので、メンテナンスの際は充分にご注意くださいね。
オートテクニカルベースでは修理やメンテナンスだけでなく、カスタムメイクのご依頼も受け付けています。お気軽にご相談ください!
担当:大山
【今日のどうでもいい豆知識】
マムシは小型で毒液量が少ないことと、効果が局所的でカラダ全体を侵さないことが理由だが、充分に注意は必要である。 |