鈑金塗装
こんにちは。
前回Part.1のタントフレーム修正で、おおまかなフレーム修正(荒引き)からのパネル外しまでをお見せしましたが、
いよいよ後半戦はパネルやフレームを溶接し、元の状態にまで戻していく作業となります。
荒引きで大まかにフレームを引っ張り出したところで、交換しなければならないパネル類を剥がしてしまいます。こんな感じでリアのトランク部分は、ほぼ空洞状態ですね(;^ω^)
交換する新品パーツを元のカラーに塗装してしまいます。この他にも細かなパネル類がたくさん溶接待ちでございます(笑)
歪んでしまったボディを元通りにするためには、上記のイラストのように上下左右斜めに対し、寸法通りに修正しないと意味がありません。
大体5mm以内がフレーム修正の誤差範囲内ですが、自分は各0.3mm以内に収めないと気が済まないので、ここはトコトン追求します。
まずはリアのトランクパネルの取り付けです。ドリルで溶接箇所の穴を開けるのと、表面の塗料をしっかり削っておきます。
トランクパネルには「アーク溶接」という方法で接合させます。
アーク溶接は、溶接機械に内蔵された溶棒を高電流とガスで中に溶かし込み、溶着させていく方法です。
溶接時の火花は色鮮やかですが、目まで焼いてしまうので保護シールドは欠かせません。
自分が使っているのは、お気に入り“スナップオン”のシールド。デザインがカッコイイでしょ!!
このように鋼板同士が挟み込める部分には、多くのバイスクリップを使用して圧着させ、溶接をおこないます。
これは「スポット溶接」といって、鋼板を高温で溶かすことで溶着させるボディ溶接の基本ですね。
こうしてフレームとパネル類の溶接が完了しました。
あとは左右のクオーターパネルの装着と、外装の仮合わせで最終調整したあと塗装で完成なのですが、この仕上げは次回Part.3で紹介しちゃいます!
担当:木村(貴)
【今日のどうでもいい豆知識】
・文化功労者は生涯年間350万円が支給される文化功労者は、日本において文学の向上・発達に関し、特に功績顕著な者をいう。 金品の副賞はないが、終身年金として受賞した年から年間350万円が生涯支給される。 主な受賞者:長嶋茂雄、水木しげる、宮崎駿、黒柳徹子、橋田寿賀子など。 |
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