BODY REPAIR
鈑金塗装
ボディ塗装の工程
トップランク・オートテクニカルベースのスタッフが、日々役立つクルマ情報を綴る業務日記
塗装工程の手間は最後の仕上げに影響する！
皆さんこんにちは。
ボディワークス部の高橋です。
オートテクニカルベースで塗装を担当しています。今日は板金から上がってきた車両が、どんな工程で塗装まで終了しているかを紹介したいと思います。
塗料をボディに吹き付けるだけとはいっても、手間のかかる作業が色々あるので、けっこう大変なんです！
今回はクォーターパネルを交換した軽自動車を例に、塗装の工程を簡単に案内しますね。
トップランクでは、板金部門からはボディを直してサフェーサーが吹かれた状態でこちらに回ってきますので、
そのあとが塗装部門の担当です。
まずは面出しといって、ボディの表面を平らにするペーパー研ぎをおこないます。
これをすることでボディ表面をサラッと平らにでき、塗料の食いつきも良くなります。
ペーパーでの面出しが終わったら、塗装ブースに車両を入れて、塗装部分以外をマスキングします。
このブースは、乾燥のために温度を一定に保つものなので、温度は上げられますが下げられないので、当然夏は地獄です…。
そして塗料の調合に入ります。それぞれのメーカーごとに、塗料の調合比率が書いてあるプレートがあり、このプレートをベースに塗料を作っていきます。
また、同じ色番号でも、調合比率の違うものが何枚か出てきます。トヨタのシルバーなんて同番号で10種類ぐらいありますから(*_*;
車体に装着してあるプレートを見て、そのクルマの色番号を確認します。
ちなみにこのボディカラーは同番号が3種類ありました。
現物の車両もボディの焼け具合や年式の違いで、さらに色味が異なってしまうという…。
それを見比べて、一番近い色から吹き付ける塗料を作り出します。
この中で、車体に近い色の塗料比率を見て調合します。
ボディカラーの下にベース塗料の種類と右側に数字がズラーっと書いてあるのが見えますが、この数字を全部足すと1000（100.0％）になるんです。
調合する塗料の種類は100種類ぐらいあり、そこから塗料の配合率を見ながら調合していきます。
色番号から調合していっても、ほぼ実際の車体の色にはならないので、そこからは目で見ながら微妙な色違いを合わせていく作業です。
これがまた地道な作業なんす…。職人の経験とセンスが必要な部分ですね。
塗装用のガンは自分専用モデルを準備して、最低限ソリッド（単色）用、メタリック＆パール用、クリア用の3本を常備して使い分けています。
ガンのタイプもたくさんあって、それぞれ使い勝手が違うので、自分に合ったガンを個人ごとに買って保管していますね。中には新製品が出るごとに、買い揃えている人も…。
塗料の調合が決まったところで、塗装開始！
基本は薄くまんべんなく塗料を吹いていきます。
温度は一定に保たないと仕上がりが均一にならない、吹き過ぎると垂れちゃう、少なすぎると発色しない。
なんと塗料ってワガママなんでしょうか！
トップランクでは１液性の塗料を使用しているのですが、このぐらいの時期だと、塗りはじめからクリアまで吹き終えて乾燥までが60～90分程度で終了です。
バッチリ元通りになりましたー！
あとは完全硬化のための「赤外線乾燥機がけ」、ボディのゴミをペーパーでさらう「ブツ取り」等ありますが、それはまた今度ということで(笑)
こういった地道な作業や長年の経験が、最後の仕上がりの違いに現れるんですよね。塗装はけっこう奥が深いデス！
次回の担当者は、技術部のGT-R佐藤さん！
宜しくお願いしまーす！
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【担当者のプライベートを紹介。知らない新たな一面が見える!?】
名前：高橋 智（アキラ）
ニックネーム：高橋クン
所有車：フーガ（日産好き。カッコイイから）
趣味：洗車（できれば週一で洗車したい）
けっこうカメが好きで、このまえ「鴨川シーワールド」に行ってウミガメを見てきました！
何年か前に社員旅行の沖縄で「美ら海水族館」に行ったときに、ウミガメがいて興奮したことを思い出します。
中学生の頃はミドリガメを1匹飼っていたんですけど、ある日水槽を見たら逃げられていなくなってしましたエピソードも (~_~;)
この「鴨川シーワールド」では、水槽に入っている水の色もクリアな緑色になっていて、凄いキレイだったです。癒されるなぁ～
夢中でウミガメの写真を撮っているの図。ここまでカメ好きって言ってますが、じつはカメより猫のほうが好きだったりして…(;’∀’)
【今日のどうでもいい豆知識】
・ATMでお金を下ろすときのワンポイント例：1万円をおろす時 |
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