MAINTENANCE
車検・点検
アッパーアーム交換
トップランク・オートテクニカルベースのスタッフが、日々役立つクルマ情報を綴る業務日記
アッパーアームのブッシュ劣化でタイヤが三角に変形!?
皆さん初めまして！
主にGT-Rの整備・メンテナンスを担当している技術部の佐藤です。
私は前職で日産のディーラーに約20年勤務していました。
主にGT-Rへの思い入れが強く、自分のクルマを実験台にしてクルマのカスタムを楽しんでいます。
ここオートテクニカルベースでも、メインはGT-Rの整備・メンテナンスをおこない、どんな小さなトラブルも完璧に解決できるよう神経を研ぎ澄ましています(笑)
さて、今日のオペは経年劣化も激しいR32スカイラインのチェックすべき泣き所のひとつ、フロントアッパーアームのブッシュ劣化です。
基本クルマのどの部分も、ゴムブッシュの劣化は仕方のないところですが、このアッパーアームのブッシュが劣化すると、走行時のゴトゴト音はもちろんアライメントも狂ってしまいます。
ハンドルのダイレクト感も失われますし、なによりもタイヤのトレッド面の両サイドのゴムが削れて減ってしまい、真ん中が盛り上がるように形が三角になってきてしまいます。
このような状態では、クルマの安定した走りができなくなりますよね。
トップランクではブッシュの交換（打ち替え）より、純正のアッパーアームごと交換をオススメしています。
純正のアッパーアームは片側8,000円程度ですので、ブッシュ打ち替え＆脱着工賃を考えると、丸ごとの交換が結果的にお得になります。
この機会にブッシュをニスモの強化品に変更という方もいらっしゃいますが、正直フロントはリヤほどの走りの変化を感じられないので、
コストパフォーマンス的にも純正が望ましいと考えます。
取り外したアッパーアームと新品（右側）
「走行中フロントからゴトゴト音がする」 「アライメントを取ってもタイヤの減りが早い」と感じる方は、アッパーアームのブッシュを見直してみてはいかがでしょうか。
それでは次回の担当者サービス部の田村さん！
宜しくお願いしまーす！
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【担当者のプライベートを紹介。知らない新たな一面が見える!?】
名前：佐藤剛彦
ニックネーム：日産の佐藤さん
所有車：R32GT-R
趣味：たまにサーキット走行
そういえば先日、実家の米作りを手伝いに行ってきました。
田植えをする前には、事前に二つの工程をおこなわなければならず、冬の間に荒れてしまった土を起こす「田起こし」と、
水を入れて田んぼを馴らす「代掻き（しろかき）」と呼ばれる工程を経て、はじめて田植えをすることができます。
その代掻きを、トラクターを使ってやってきました！
良い米はしっかりとした土台作りから。
クルマも農業と同じく、ベースをしっかりメンテナンスして走らせてあげないと、大事に長く乗れる良いクルマにはならないんですよね(^^;
【今日のどうでもいい豆知識】
・1円玉の原価は約3円。貨幣価値より原価のほうが高い。ちなみに10円玉の原価は約10円で、1万円札は約22円となる。 |
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