【2024年版】Gクラスのおすすめの年式について徹底解説

「憧れだったあのGクラスを中古車で購入したい…!」と購入を検討するものの、「どの年式を購入すればいいのか?」と悩む方も多いかと思います。

今回は中古車でGクラスの購入を検討されていて、「どの年式を買うべきか」と悩む方に向けて、「現行モデルや先代モデルの違い」について解説します。

目次

実はGクラスは年式によって全然異なる 

見る人が見れば違いは分かるものの、基本的には1979年にデビューして以来、Gクラス(かつてのゲレンデヴァーゲン)のデザインは変わっていません。 

Gクラスは1979年に誕生して以降、現在にいたるまで細かい仕様変更を行いながら販売が続けられてきたモデルです。現行モデルも、型式上は1990年にデビューした「W463型」と同じ。厳密にいえば、2018年にデビューした現行Gクラスもフルモデルチェンジではなく、部分的に仕様変更を行った「フェイスリフト版」とも解釈できるのです。

しかし、それはあくまでもカタログスペック上での話であり、ユーザーの心情は異なります。いちどその違いに気づくようになると「なんとなく」ではなく「明確な違い」として認識できるくらい、見た目が異なっているからです。 

現行モデルと先代モデルで異なる主な特徴をそれぞれ確認する 

それぞれの特徴は後述しますが、同じG550で比較すると 

  • 現行G550:全長×全幅×全高:4660×1930×1975mm 
  • 先代G550:全長×全幅×全高:4580×1860×1970mm 

となり、ボディサイズが大きくなっていることが分かります。 

Gクラスは大きく分けるモデルチェンジが一回しかされてない 

これはGクラスに限ったことではありませんが、モデルイヤーごと、あるいは生産時期によっても微妙な仕様変更を行い、絶えずアップデートを繰り返しているメルセデスベンツ。 

素人目にはほとんど見分けがつかない現行および先代(〜2017年までの)Gクラスですが、クルマ好き、ましてやGクラスオーナーやオーナー予備軍にとっては「看過できない」と表現して良いほどの違いがいくつもあります。それが「価格差」という、明確な違いとなって表れているのです。 

モデルチェンジ後のモデルと、一つ前のモデルで全然値段が違う 

2023年12月18日現在のカーセンサーによると、現行Gクラスの掲載台数は318台。平均価格は1793.2万円。価格帯は780万円~2449万円とありますが、一部先代モデルが混じっており、現行モデルでの最安値は1299万円となっています。 

これが先代モデルになると、掲載台数は323台。平均価格は748.2万円。価格帯は304.4万円~3180万円となっています。平均価格・最安値・最高値、どの基準で照らし合わせても倍以上の開きがあります。なお、平均価格および最高値は、限定モデルである「G550 4×4スクエアード 4WD」数台の商品車が引き上げているようです。 

AMGモデルも同様です。現行メルセデスAMG G63の掲載台数は315台。平均価格は2475.2万円。価格帯は1798万円~3950万円となります。先代モデルの掲載台数は36台。平均価格は1117.6万円。価格帯は709万円~1890万円となるのです。平均価格・最安値・最高値、どの基準で照らし合わせても倍以上の開きがあります。 

要約すると、現行Gクラスと先代では、価格差に大きな開きがあることが見えてきます。いわゆる「カツカツ」ではなく、それなりの選択肢がある価格帯としては、以下の予算感を持ちたいところです。 

価格帯の目安

現行モデル(支払総額で算出) 

  • Gクラス:1400万円〜 
  • AMG:2100万円〜 

先代モデル(支払総額で算出) 

  • Gクラス:900万円〜 
  • AMG:1200万円〜

現行モデルと先代モデルでは内装や装備が大きく異なる 

現行Gクラスと先代Gクラスとでは、内装のスペースにも違いがあります。具体的には、

  • 前席レッグルームが従来型比+38mm、
  • 後席レッグルームが+150mm、
  • 前席ショルダールームが+38mm、
  • 後席ショルダールームが+27mm、
  • 前席エルボールームが+68mm(いずれも欧州仕様参考値)

と、それぞれ拡大されているのです。 

また、安全装備の面でもアップデートがなされています。現行Gクラスには以下に挙げるような安全運転支援システムが搭載され、安全性、快適性、利便性が大幅に向上されています。 

  • アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック:車間距離を適切に維持するとともに、先行車が停止した場合は減速して停止する渋滞追従機能
  • ブラインドスポットアシスト:ドアミラーの死角範囲をレーダーによってモニターして危険性を警告する機能
  • アクティブブレーキアシスト(歩行者検知機能付):衝突回避をサポートする機能
  • PRE(プレ)-SAFE(セーフ)(R):衝突時の乗員へのダメージを最低限に抑える機能
  • レーダーセーフティパッケージ:一般道や高速道路の制限速度を表示する「トラフィックサインアシスト」などを含めた標準装備
  • マルチビームLEDヘッドライト:夜間の安全なドライブをサポートする機能
  • 360°カメラシステム:車両周囲の状況をモニターする
  • アクティブパーキングアシスト:自動操舵・ブレーキ機能により縦列駐車と車庫入れをアシストする機能

現行モデルの特徴 

現行Gクラスはラダーフレームを新設計。このフレームは、最大3.4mm厚のスチール鋼板を「ロ」の字型にした鋼材から制作し、MAG溶接技術で組み立てることで、悪路走行時に求められる強度、剛性、安全性を高めているのです。 

外装 

現行Gクラスのボディサイズは、従来モデルと比べると、全長が4,817mm(+53mm)、全幅が1,931mm(+64mm)と拡大されています。また、最新のメルセデスデザインを採用したデザインにアップデートされています。具体的には、フロントラジエターグリル、フロントバンパー、丸形のLEDヘッドライト/LEDリアコンビネーションランプを採用するなど、先代モデルと並べてみるとその違いは(Gクラスに関心を示しているユーザーであれば)一目瞭然でしょう。 

悪路走破装備 

現行Gクラスのサスペンションは、Gクラス開発チームとメルセデスAMG社が協業し、フロントのダブルウィッシュボーン独立懸架サスペンションと、リアのリジッドアクスルを組み合わせて開発。フロントのダブルウィッシュボーンサスペンションのコンポーネントは、サブフレームなしでラダーフレームに直接取り付けられています。フレーム上のロアウィッシュボーン取り付け点は、特にオフロードでの走破性向上のため高い位置に設定されています。 

独立懸架サスペンションの採用により、ボディフロントエンドの剛性を高めることが可能となりました。また、サスペンションブリッジと呼ばれるストラットタワーブレースによりフロントストラットタワーを接続することで、ラダーフレームのねじり剛性を高めています。 

リアサスペンションは、トレーリングアーム左右各4本とパナールロッド1本を備えた新型リジッドアクスルを採用。これにより、オンロード走行の快適性がさらに向上しています。 

その他装備 

現行Gクラスには、ダイナミックセレクトによって路面や走行状況に応じて瞬時に5つのドライブモードを切り替えることが可能となっています。エンジンやトランスミッション、サスペンション、ステアリング、運転支援システムの特性によって、「コンフォート」、「スポーツ」、「エコ」、「インディビジュアル」の4モードに加えて、今回追加された「Gモード」の選択が可能となります。 

トルクコンバーターハウジングをアルミニウム製、ギアハウジングをマグネシウム製とした9-GTRONICトランスミッションは、前進ギアが先代モデルと比べて2速分増えたにもかかわらず、従来の7G-TRONICと比較して1kgの軽量化を実現。さらに、増えたギアにより同じ速度でも高いギアを使ってエンジン回転数を低くすることが可能となり、消費燃料の低減に貢献しています。 

また、3つの回転速度センサーを用いて速度条件に応じてもっとも高いギアを最適に選択し、前進9段のギアを素早く切り替えることによってエンジン回転数を低く抑え、ノイズと振動を低減し快適性を向上しています。作動油には高効率で低粘度のフルードを使用することで、燃費を改善し、耐久性も向上しています。 

4.0リッター V型8気筒直噴ツインターボエンジン 

新型Gクラスには、4.0リッターV8気筒直噴ツインターボエンジンをベースに開発されたM176型エンジンを搭載。最高出力422PS/310kW、最大トルク610Nmを発揮します。また、気筒休止システムを採用しており、エンジン負荷に応じて気筒を休止して燃費効率を向上しています。 

先代モデルの特徴 

1990年にデビューしたW463型のデザインを色濃く残す先代モデル。最終的にはメルセデスベンツ版のナビゲーションシステムともいえる「COMANDシステム」や、上級モデルにナッパレザーを採用したシート、6.5リッター、V12ツインターボエンジンを搭載した「G65 AMG」など、G463型の魅力をあますことなく引き出し続けてきたモデルといえます。 

外装 

一見すると現行モデルとの差異はないように見えて、実は「よく見れば見るほど違う」外観のデザイン。フロントまわりではヘッドライトやグリルのデザインを見比べれば一目瞭然です。サイドから見たときの前後フェンダーアーチの形状、そしてホイールのデザイン。リア周りではテールランプのデザインなど、どことなくクラシックな雰囲気すら感じさせるたたずまいが特徴です。 

内装 

内装のデザイン、主な装備類は、同時期(あるいは少し前に)発売されていた他のメルセデスベンツ車に準じています。外観を高年式仕様にアップデートできても、内装の変更はかなり難しい(不可能ではない場合もありますが、一般的に多額の費用がかかります)ので、この点は注意したいところ。また、高年式になるほど、レザーインテリアの面積が増える傾向にあり、ダッシュボードやドアパネルなどがレザー張りとなり、グッと高級感が増します。 

悪路走破装備 

主な特徴として、最低地上高が235mm確保されていることが挙げられます。車高の高さは街乗りだけでなく、本来はオフロードでこそ真価を発揮するためのものなのです。センターデフに加えて、前後輪のデファレンシャルギアにもロック機能を装備することが挙げられます。操作方法としては、スイッチを押すことで「センター/リア/フロント」の順にデファレンシャルギアをロックできる仕組みとなっているのです。また、デファレンシャルロック作動時にはABSおよび4ESPが自動的に解除されるようになっているほか、エンジンが停止しているときやセンターデフをすべて解除することですべてのロックも解除される機構を備えています。 

また、センターコンソール上に配置された「LOW RANGE」スイッチを「LOWモード」にすることで「HIGHモード」時よりもおよそ2倍の駆動力が得られるようになります。 

その他装備 

高年式の先代Gクラスを象徴するアイコンのひとつとして「ヘッドライト&LEDドライビングライト」が挙げられます。ロービームとハイビームを1つのキセノンライトでカバー。ヘッドライトと連動するLEDドライビングライトはポジションライトとしての役割も兼ねています。また、レーダーセンサーによる自動追尾システム「ディストロニック・プラス」や、障害物を検知して接触を回避する「パークトロニックシステム」など、現代車に先駆けた装備が盛り込まれています。 

現行モデル・先代モデルはこんな人にオススメ 

先代および現行モデル、どちらを選べばいいのか?現時点である程度の答えが出ているかもしれませんが、もう一押しする意味も込めてポイントをいくつか挙げてみます。 

現行モデルはこんな方におすすめ
  • 最新モデルに乗りたい 
  • 予算は気にしなくていい 
  • 現行のモデルのGクラスのデザインが好み 
  • 近隣に対してもステータス性を重視したい 
  • 新車保証を継承したい 
先代モデルはこんな方におすすめ
  • とにかくGクラスに乗ってみたい 
  • 予算の上限がある 
  • 先代モデルも味わってみたい 
  • 予算を抑えてでもGクラスに乗りたい 
  • お気に入りの限定モデルがある 

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