ランドローバーを代表するモデルの1つでもあるディスカバリーとは、どのようなモデルなのでしょうか。今回は、ディスカバリーの概要や同じディスカバリーシリーズの「ランドローバー ディスカバリースポーツ」との違いなどを解説します。多人数乗車できるSUVを検討している方は参考にしてみてください。
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ランドローバー ディスカバリーはどんなクルマなのか?
ランドローバー ディスカバリーは、ランドローバーが1989年から販売しているラージサイズのSUVです。その後、ディスカバリー シリーズII、ディスカバリー3、ディスカバリー4とモデルチェンジを重ね、2017年にディスカバリー5が登場しました。ディスカバリーは、多人数乗車ができるランドローバーとして、一定の人気があります。
5世代目になったディスカバリー
2017年に発売した5代目ディスカバリーでは、多用途性、オフロードにおける走行性能、7人すべての乗員に快適さと広い視界をもたらすスタジアムシートなど、ディスカバリーならではの特徴を受け継いでいます。また、新しいデザイン言語を採用したエクステリアやインテリアにより、モダンなスタイリングとなっているのもポイントです。
最大の特徴は室内空間の使い勝手
世代を重ねるごとに進化しているディスカバリーの大きな特徴は、多彩なシートアレンジと収納力です。
室内は、大人7人が快適に座れるようレッグルームのスペースを確保しています。5代目ディスカバリーのレッグルームは、2列目シートが954mm、3列目シートが851mmです。この足元スペースの広さにより、窮屈さを感じにくい室内空間を実現しています。
また、シートアレンジ次第では、ラゲッジスペースを最大2406Lにまで拡大することができるのもポイントです。加えて、グローブボックスやカップホルダーの下の収納ボックスなど、ちょっとした荷物を置くのに便利なスペースを備えています。
多人数乗車が可能なSUVがライバル
ランドローバー ディスカバリーの主なライバル車は次のモデルです。
- ランドローバー ディスカバリースポーツ
- メルセデス・ベンツ GLS
- BMW X7
- アウディ Q7
- プジョー5008
- トヨタ ランドクルーザー
- マツダ CX-8
このような多人数乗車ができるSUVがディスカバリーのライバルモデルとなります。
ランドローバー ディスカバリーを購入する前に知って注意点とは
ランドローバー ディスカバリーの購入を検討している方は、次のことをチェックしてから購入することをおすすめします。これらを確認しておかないと、「思っていたのと違う」となってしまう可能性があります。
ボディサイズ
ディスカバリーのボディサイズは次のとおりです。
全長4,956mm×全幅2,220mm×全高1,888mm
このように、全長が長く、全幅が2.2m超のサイズとなっています。3列シートを備えるSUVの中でも大きいサイズとなっているため、駐車場に入れられるか、駐車後の乗降に影響がないか、などを確認しておくことが重要です。
維持費
ランドローバー ディスカバリーは、世代によって異なりますが、エンジン排気量が3.0L超のモデルが多いです。また、車両重量も2,470kg(ディスカバリー5)と重いため、税金が高額になる傾向があります。
そのため、クルマの維持費が他の3列シートSUVやミニバンなどよりもかかる可能性が高いことを理解しておく必要があります。
ディスカバリーとディスカバリースポーツの違いは?
ランドローバーのディスカバリーシリーズには、「ディスカバリー」と「ディスカバリースポーツ」があります。この2車種の違いは何なのでしょうか。
ディスカバリーとディスカバリースポーツの主な特徴は次のとおりです。
ディスカバリー
- 多用途性
- オフロードにおける走行性能
- 7人すべての乗員に快適さと広い視界をもたらすスタジアムシート
- 室内空間の広さ
- シートアレンジの豊富さ
ディスカバリースポーツ
- 多用途性とパフォーマンスの両立
- インテリアスペースの有効利用(座席:5+2名)
- 最適化されたプロポーションとスタンス
実用性重視かスタイリングや走行性能重視かの違い
ディスカバリーは、多人数乗車ができる実用的なSUVとなっています。一方、ディスカバリースポーツは、スタイリングを重視し、スポーツの名に恥じない走行フィールが特徴です。このような違いがあることから、同じディスカバリーを名乗っていても異なるクルマに仕上がっています。
ランドローバー ディスカバリーのグレードとスペック
ランドローバー ディスカバリーには、エントリーグレードの「S」、中間グレードの「Dynamic SE」、上級グレードの「Dynamic HSE」、最上級グレードの「Metropolitan Edition」の4グレード展開(2025年モデル)となっています。それぞれの特徴は次のとおりです。
S
- 主な特徴
- 20インチ”スタイル5122″(グロスシルバー)
- ルーフ(ボディ同色)
- LEDヘッドライト(シグネチャーDRL付)
- サウンドシステム
- 価格:998万円〜(税込)
Dynamic SE
- 主な特徴
- 21インチ”スタイル5025″(グロスブラック)
- コントラストルーフ(ブラック)
- LEDヘッドライト(シグネチャーDRL付)
- MERIDIANサウンドシステム
- 価格:1,119万円〜(税込)
Dynamic HSE
- 主な特徴
- 22インチ”スタイル5124″(グロスブラック)
- コントラストルーフ(ブラック)
- マトリックスLEDヘッドライト(シグネチャーDRL付)
- MERIDIANサウンドシステム
- 20ウェイ電動シート(ヒーター&クーラー、運転席メモリ、キャプテンアームレスト付)
- ライトオイスター/エボニーインテリア(ウィンザーレザー)
- 価格:1,143万円〜(税込)
Metropolitan Edition
- 主な特徴
- 22インチ”スタイル5124″(グロスダークグレイ、コントラストダイヤモンドターンドフィニッシュ)
- コントラストルーフ(ブラック)
- マトリックスLEDヘッドライト(シグネチャーDRL付)
- MERIDIANサウンドシステム
- 20ウェイ電動シート(ヒーター&クーラー、運転席メモリ、キャプテンアームレスト付)
- ライトオイスター/エボニーインテリア(エクステンデッドウィンザーレザー)
- ブレーキキャリパー(ブラック)
- スライディングサンルーフ(フロント)&固定式パノラミックルーフ(リア)
- ハンズフリーパワーテールゲート
- 価格:1,276万円〜(税込)
それぞれのグレードの選び方は?
グレードを選ぶときは、装備の違いや予算に応じてどのモデルにするか決めるとよいでしょう。2024年5月時点で販売されている2025年モデルのディスカバリーは、パワートレインが全グレード3.0Lディーゼルエンジンのみとなっています。そのため、装備の違いを重視してグレード選びをするとよいでしょう。
ランドローバー ディスカバリーの中古車相場は?
現行モデルの平均価格は529万円ほどでした。(2024年5月時点)
中古のディスカバリーは、新車と比べると手に入れやすい価格になっているため、購入しやすいと考える方もいるかもしれません。しかし、注意しなければならないのは、ボディサイズや維持費です。
先述の通り、駐車場に入庫できるか確認したり、維持費がどのくらいかかるのかシミュレーションしてから、購入するかを検討しましょう。
まとめ
ランドローバー ディスカバリーは、多人数乗車ができるSUVとして一定の人気があるモデルです。多人数乗車ができ、悪路の走破も難なくできるSUVを探しているのであれば、ランドローバー ディスカバリーを検討してみるとよいでしょう。
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