ディテーリング
皆さんこんにちは!
中古車を購入した際に、室内のニオイや汚れが気になることはありませんでしょうか。
自分好みではないニオイや、ゴミや汚れが原因の元となっているクルマもあるだけに、室内の除菌消臭は必須ともいえますね。
お車はBMW M6グランクーペになります。
このお車は走行距離も少なく室内も手入れが行き届いているので、汚れやニオイが気になるわけではありませんが、これほどキレイなお車にも少なからず菌は繁殖してしまっているものです。
M6の室内にはいたるところに本革とアルカンターラが張り巡らされ、高級車感が漂っています(*´▽`*)
こういった内装にはとくに汚れには気をつかいたいですし、クリーンな状態で快適なドライブを楽しみたいですよね。
運転席や助手席への乗り降りを繰り返していると、ドアの開け閉めなどでゴミやホコリも舞い、衣服についた汚れもシートに付いてしまいます。
そこでこの清浄度チェッカーを使用して、シートにどれだけの汚れが付いてしまっているか厳密に測定してみましょう!
ちなみにこのチェッカーはキッコーマンが販売している製品で、オートテクニカルベースはキッコーマンの本社工場から1kmと離れていない場所にあるので、親近感がありますね(^^;)
ちなみにシート自体は特に汚れが目立つわけではありませんし、誰が嗅いでもほとんど皮のニオイしかせずキレイな状態です。
測定方法は専用試薬を測定棒に付け、汚れが一番付きやすい箇所にこすり付けます。
清浄度検査とは、手指や食品加工機器・医療器具などが十分に清浄に維持されているかどうかを調べる検査です。
その計測結果を見てみると…微生物や食品残存度が高い要注意レベルが3000のところ2744をマーク!
これだけキレイな室内でも除菌をおこなわないと高い数値が出てきてしまいます。
ということで、早速除菌開始です。まずは湿らせたウエスで除菌部分全体を軽く拭き取ります。
とくにシートの擦れや汚れが出やすい箇所は少々念入りに拭いて、できるだけキレイな状態にします。
次に除菌用の特殊溶剤をスプレーガンに入れ、室内にまんべんなく吹き付けます。
シートや天井だけでなく、普段目に付かないようなセンターコンソール・シートポケットなどにも念入りに吹いて残存微生物を除去していきます。
この除菌コートは、光触媒と無光型触媒の両方を兼ねているので、トランクやシート下の日光の当たりにくい箇所などにも有効に作用し、時間が経つごとにその効果が出てくる感じです。
充分な除菌をおこなったあと、しばらく時間を置き再度清浄度チェッカーで数値を測ってみると…除菌前の1/4程度まで数値が減っていました!!
モニターにもしっかり合格マークがでていますね(*^^)v
ニオイもほとんど無臭状態にまで変化していました。
外観と共に、室内も常にキレイでクリーンな状態をキープしておきたいところ。
走行距離を重ねたお車などには特に有効な作業ですので、一度試してみてください。
担当:増渕