アウディ TTを購入すると後悔するという声を見聞きすることがありますが、本当なのでしょうか。この記事では、アウディ TTを選んで後悔した理由やアウディ TTの魅力、後悔しない方法を解説します。
アウディTTを買って後悔する理由とは？
アウディ TTを買って後悔する理由とは何なのでしょうか。ここでは、アウディ TTを手に入れて後悔した理由を3つ紹介します。
スポーツカーほどの運動性能ではない
アウディ TTをスポーツカーと思って購入すると、その走行性能に物足りなさを感じてしまい後悔してしまうことがあります。特に、ベーシックなモデル（1.8Lターボエンジン搭載モデルなど）を購入した方は、スポーツカーのような走行性能ではない点に後悔してしまうことが多いです。
アウディ TTは、スポーティなスタイリングのクーペおよびロードスター（オープンカー）であるものの、搭載されるエンジンの排気量が小さく、出力もほどほどに抑えられているモデルとなっています。そのため、多くの人が想像するような力強い加速やシャープなハンドリングといったスポーツカーらしい性能・出力ではないために、走りに不満を感じることがあります。
ただ、スポーティなチューニングがされている「TTS」や高出力の直列5気筒ターボエンジンを搭載する「TTRS」であれば、スポーティな走りやスポーツカー並みの走行性能を有しているため、スポーツカーを求めている方も納得できるでしょう。
TTシリーズの中でスポーツカーと同等以上の走りを求める場合は、TTSやTTRSを選ぶことをおすすめします。
荷室の使い勝手が悪い
アウディ TTを購入した後、荷室の使い勝手が悪いと感じ、後悔する方もいます。
アウディ TTは、コンパクトな2ドアクーペまたはロードスターであるため、荷室容量は大きくありません。また、クーペモデルは荷室の開口部が大きいものの、ルーフラインの傾斜により、高さのある荷物を載せるのが難しくなっています。オープンモデルのTTロードスターは、幌を収納するスペースにより荷室容量そのものが小さく、ハンドバッグや買い物袋でいっぱいになってしまうほどです。
TTシリーズを購入する前に、必要な荷物が積めるかを確認しましょう。
リセールバリューが低い
アウディ TTは、2ドア4シータークーペまたは2ドア2シーターロードスターであるため、乗車定員が多くありません。しかし、中古車市場に流通している台数は意外と多くあります。
このように特定のユーザーに向けたクルマでありながら流通台数が多いモデルは、希少性が高くても希少価値が低くなる傾向にあります。そのため、アウディ TTシリーズはリセールバリューが低くなる場合が多いです。
ただし、高性能モデルや限定モデルなど、流通台数が少ない車や台数限定モデルは、性能や台数の少なさが価値になるため、中古車市場でも高い価格になることがあります。リセールバリューを考慮してTTシリーズを選ぶのであれば、高性能モデルや台数限定モデルを選ぶとよいでしょう。
ここまで紹介してきたとおり、アウディ TTの後悔する理由は、2ドアのコンパクトクーペおよびロードスターの特徴を理解していれば、後悔という気持ちに結びつくことはありません。
そのため、アウディ TTをはじめとする2ドアクーペや2ドアロードスターを購入する際は、メリット・デメリットを把握するだけでなく、使用シーンを具体的にイメージし、現在のクルマから乗り換えても問題がないか確認してから購入することが重要です。
クルマを購入してから後悔しないためにも、購入後の使用シーンを具体的にイメージし、問題がないか確認しておきましょう。
アウディTTの特徴と魅力
ここまでアウディ TTを購入して後悔した理由を紹介してきましたが、TTオーナーの中には購入したことに満足している人もいます。つまり、アウディ TTは後悔する要素だけでなく、多くの魅力を持つモデルということです。
アウディ TTとは？
アウディ TTは、1998年のデビュー以降、アウディのスポーツモデルを代表するモデルとしてラインナップされていましたが、3代目TTをもって生産を終了し、モデルラインナップから姿を消しました。
1998年から2023年まで、3世代25年にわたり販売されたコンパクトスポーツクーペおよびロードスターは、2025年現在、中古車でのみ購入可能なモデルとなっています。
アウディ TTは、コンパクトでありながらスポーツカーらしいスポーティなスタイリングを実現しているクーペおよびロードスターであるだけでなく、円形や半円形をモチーフにした独特なデザインも魅力です。また、扱いやすいサイズであるため、日本の道路事情にも適しています。
モデルバリエーションは、ベーシックな「TT」の他に、スポーティな「TTS」、2.5L直列5気筒ターボエンジンを搭載する「TTRS」などがあるため、予算や求める走行性能に応じてモデルを選ぶことができます。
低予算でスポーティなスタイルのコンパクトクーペまたはロードスターがほしい場合は「TT」、エレガントでスポーティなスタイルをそのままに走りを楽しみたい場合は「TTS」、スポーツカー並みの走行性能を求める場合は高性能バージョンの「TTRS」がおすすめです。
このように、求めるスタイルに応じてモデルを選べるのは、バリエーションが多いアウディ TTシリーズならではの魅力といえるでしょう。もし、TTの購入を検討している場合は、どのような性能を求めるのかを明確にし、グレードを絞ることをおすすめします。
アウディTTで後悔しない方法
アウディ TTを購入して後悔しないためには、TTの走行性能や上位グレードであるTTSやTTRSとの違いをしっかりと調べることをおすすめします。
また、現在乗っているクルマからTTに乗り換える場合は、これまで乗っていたクルマと同じ使い方で不満がないか確認しておくようにしましょう。
また、アウディTTは2ドアクーペおよび2ドアロードスターであるため、4ドアのコンパクトセダンや5ドアハッチバックよりもドアが長くなります。左右の幅が狭い駐車場や隣にクルマが停まっている駐車場では4ドアセダンや5ドアハッチバックよりも乗り降りしづらい可能性があることも理解しておきましょう。
購入後の使用シーンにおいて不満がないかをしっかり確認してから購入すれば、アウディ TTを買ったあとに後悔することはありません。
数あるアウディTTの中から状態が良いクルマを選ぶ方法
アウディ TTは、コンパクトスポーツクーペおよびロードスターというジャンルにおいて、流通台数が多いモデルです。そのため、どのクルマが良い状態なのか見極めるのが難しい場合があります。
アウディ TTの購入を検討しており、どのクルマの状態が良いかわからない場合は、質の高い中古車を取り扱うトップランクにご相談ください。トップランクなら、あなたの要望に合った最適なアウディ TTを見つけ出し、ご提案します。
アウディ TTの購入を検討している場合は、トップランクにご相談ください。
