フォルクスワーゲンID.4の魅力を解説!

フォルクスワーゲンのBEV(電気自動車)ID.4は、どのようなクルマなのでしょうか。この記事では、2022年に日本デビューしたブランド初のフル電動SUV「ID.4」を紹介します。

目次

フォルクスワーゲンID.4とは?

フォルクスワーゲン ID.4は、2022年に日本での販売を開始したフォルクスワーゲン初のフル電動SUVです。欧州では2020年から販売されており、2021年にはワールド・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

電気自動車専用のアーキテクチャ「モジュラー エレクトリックドライブ マトリックス(MEB)」を採用しているID.4は、大容量バッテリーを前後輪の間に搭載し、ロングホイールベース・ショートオーバーハングのスタイリングとなっていることが特徴です。

ロングホイールベース・ショートオーバーハングのスタイルを採用することで、容量の大きいバッテリーを搭載できるだけでなく、室内空間を広く確保でき、ボディの全長は4,585mmとCセグメントの寸法ながら、室内空間は1クラス上の広さを実現しています。

満充電時の航続可能距離は、77kWhバッテリーを搭載する「Pro」が618km(WLTCモード)、52kWhバッテリーを搭載する「Lite」が435km(WLTCモード)です。十分な距離を走ることができるため、日常使いにおいては不足はないでしょう。

フォルクスワーゲンID.4の魅力

フォルクスワーゲンID.4は、扱いやすいサイズでありながら室内空間が広く、BEVならではのトルクフルな走りを楽しめるCセグメントSUVであることが魅力です。ID.4のサイズは、全長4,585mm、全幅1,850mm、全高1,640mmと扱いやすいサイズで、ホイールベースは2,770mm、最小回転半径は5.4mとなっています。駐車場や市街地でも問題なく走れるスペックです。

また、ボディサイズは抑えられているものの、後席の膝前スペースには十分なゆとりがあり、後席の乗員も快適に過ごせるのが特筆すべきポイントです。

走りは、電気自動車らしいトルクフルな走りが特徴です。バッテリー容量が小さい「Lite」とバッテリー容量が大きい「Pro」の最大トルクは、いずれも310Nmと3.0L自然吸気エンジン並みのトルクを発生させます。さらに、この太いトルクを瞬時に発生させ、力強くクルマを押し出すことができるのはモーターならではの魅力です。なお、ID.4は後輪駆動で、リアアクスルの直前にモーターが配置されています。

充電は、急速充電と普通充電に対応しており、自宅では普通充電、外出先では急速充電を使い分けることが可能です。

比較的コンパクトなサイズながら室内空間が広く、静粛性の高いSUVを検討しており、充電設備の条件に問題がない場合は、フォルクスワーゲンID.4を選択肢に入れておくとよいでしょう。

フォルクスワーゲンID.4の歴史

フォルクスワーゲンID.4は、2020年に欧州で発売され、その後、北米や中国でも販売を始め、2022年に日本で発売されました。

フォルクスワーゲンID.4が登場した当時(2022年)、フォルクスワーゲンは2050年までにカーボンニュートラルを実現することを目標に掲げ、電気自動車をより多くの人々に身近なものにするため、コンパクトカーからSUV、ミニバンにいたるまで柔軟な車両設計を可能にする電気自動車専用の新アーキテクチャー「モジュラー エレクトリックドライブ マトリックス(MEB)」を開発しました。

MEBアーキテクチャーは、大容量のバッテリーを前後アクスル間のアンダーボディに搭載することで長い航続距離を実現するとともに、ロングホイールベース・ショートオーバーハングの設計により、ボディサイズに対して1クラス上のモデルに匹敵する室内空間を実現しているのが特徴です。

また、重量のあるバッテリーを前後アクスル間のアンダーボディに格納することで車両の低重心化と最適な前後重量バランスを実現すると同時に、駆動用モーターの大トルクを余すことなくトラクションに変換するリヤ駆動とすることでダイナミックなドライビング性能を実現しています。

フォルクスワーゲンID.4は、MEBアーキテクチャーをベースとする電気自動車ラインアップ「ID.ファミリー」に属するフォルクスワーゲン初のフル電動SUVとして登場しました。フォルクスワーゲンのID.ファミリーには、ハッチバックのID.3やセダンのID.7など、さまざまなボディタイプのモデルがありますが、2025年時点で日本国内に導入されているモデルは、ID.4のみです。

フォルクスワーゲンID.4の位置づけ

フォルクスワーゲンID.4は、ボディサイズからもわかる通り、売れ筋モデルと同じCセグメントに属するモデルです。

フォルクスワーゲンのラインナップの中では、ゴルフやティグアンなどと同じセグメントのモデルとなります。そのため、ID.4はフォルクスワーゲンラインナップにおける中核を担うモデルのひとつといえるでしょう。

そのため、フォルクワーゲンのラインナップの中から扱いやすいモデルを選びたい場合は、コンパクトサイズのハッチバック「ゴルフ」、扱いやすいサイズのSUV「ティグアン」、高い静粛性や力強い走り、優れた環境性能を求めるなら「ID.4」など、Cセグメントモデルの中から選択できます。

フォルクスワーゲンID.4のスペック

フォルクワーゲンID.4の主なスペックを紹介します。

フォルクワーゲンID.4の主なスペック
  • 全長:4,585mm
  • 全幅:1,850mm
  • 全高:1,640mm
  • ホイールベース:2,770mm
  • 最小回転半径:5.4m
  • バッテリー容量:52kWh(Lite)/77kWh(Pro)
  • 1充電あたりの航続可能距離(WLTCモード):435km(Lite)/618km(Pro)
  • 最高出力:125kw(170ps)/ 3,851-15,311rpm(Lite)、150kW(204ps)/ 4,621-8,000rpm(Pro)
  • 最大トルク:310Nm(31.6kgm)/ 0-3,851rpm(Lite)、310Nm(31.6kgm)/ 0-4,621rpm(Pro)
  • 充電:普通充電/急速充電

フォルクスワーゲンID.4の新車価格と中古車相場

フォルクワーゲンID.4の2025年時点における新車販売価格と中古車相場を紹介します。

新車販売価格(2025年時点)
  • Lite:514万2,000円
  • Pro:648万8,000円
中古車相場(2025年時点)

290万円〜516万円(Lite、Pro、Launch Editionなどを含む)

新車販売価格と中古車相場は上記の通りです。中古車の中にはメーカー保証期間内の車両もあります。万が一に備え、メーカー保証付きの中古車を希望する場合は、保証期間内かどうか確認しておきましょう。

フォルクスワーゲンID.4がおすすめな人

フォルクワーゲンID.4は、ブランド初の電動SUVとして登場した待望のモデルであるものの、自宅の充電設備の有無や最寄りの急速充電器までの距離などによって購入のハードルが異なります。そのため、ID.4は自宅に普通充電の設備がある人や、最寄りの急速充電器までの距離が近い人におすすめです。

また、カタログに記載されている航続可能距離は、あくまでも目安です。エアコンを使用すると航続距離が短くなり、急加速をするとバッテリー残量が減りやすくなります。

さらに遠出をする際は、航続距離と充電器までの距離を考慮しながら走行する必要があります。バッテリーの残量を気にせず走りたい場合は、ID.4を日常用のクルマとして使用し、休日の遠出には航続距離の長いディーゼル車やハイブリッドカーを使い分けるとよいでしょう。

フォルクスワーゲンID.4に興味のある方は、ぜひトップランクまでお問い合わせください。専門スタッフが、EVライフに最適な一台を見つけるお手伝いをいたします。充電設備の有無や用途に応じたご提案も可能です。

また、トップランクではオンライン商談を受け付けており、遠方の方も安心して相談できます。ID.4の新車・中古車購入やメンテナンスに関するご質問もお気軽にどうぞ。皆さまのご連絡をお待ちしております。

 

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