レンジローバーとランドローバーの違いとは?歴史と人気モデルも紹介

ランドローバーとレンジローバーは、似たような名称であるため、どちらも自動車メーカーだと思ってしまう方もいるのではないでしょうか。しかし、ランドローバーとレンジローバーには明確な違いがあります。今回はランドローバーとレンジローバーの違いや、ランドローバーの歴史、人気モデルなどを紹介します。

またトップランクでは全国のお客様に、最上の1台のクルマを届けるためにオンライン商談も実施しております。気になる車種の購入のご相談について、お気軽にご連絡ください。

目次

ランドローバーとレンジローバーの違い

ランドローバーは自動車メーカーであり、そのモデルの一つがレンジローバーです。レンジローバーのモデルラインナップは以下です。

レンジローバーのモデルラインナップ
  • レンジローバー(RANGE ROVER)
  • スポーツ(RANGE ROVER SPORT)
  • ヴェラール(RANGE ROVER VELAR)
  • イヴォーク(RANGE ROVER EVOQUE)

例を挙げると、16代目 トヨタ クラウンがわかりやすいでしょう。16代目のクラウンシリーズは、自動車メーカー「トヨタ」のモデル「クラウン」のシリーズで、「クロスオーバー」、「スポーツ」、「セダン」、「エステート」の4つのラインナップがあります。

この例のように、ランドローバーのレンジローバーシリーズは、トヨタのクラウンシリーズと同じような関係性にあるということです。

ランドローバーの歴史について

創業からの歩み

ランドローバーは、ローバー社のエンジニア、モーリス・ウィルクスが砂浜で描いたスケッチから始まりました。1948年のアムステルダム・モーターショーで初代「LAND ROVER」が世界初公開され、そこからブランドの歴史が始まりました。

ランドローバーが世界初公開されたのは、1948年4月30日のアムステルダム・モーターショーです。このモーターショーで世界初公開された「LAND ROVER Series I」から始まったランドローバーは、その後もモデルチェンジやさまざまなモデル展開をしながら、今日まで続いています。

レンジローバーの誕生

1970年には、高性能と美しいデザインを融合したプレミアムモデル「レンジローバー」がデビュー。初代レンジローバーは、フルタイム4WDを搭載した初のモデルで、分割式テールゲートやクラムシェルボンネット、途切れのないウエストラインなど、現在のレンジローバーにも受け継がれる特徴を備えています。

進化し続けるランドローバー

第2世代から初代レンジローバー スポーツの登場まで

1994年には、第2世代レンジローバーとなりました。従来モデルより高級感が増し、丸型ヘッドランプから角型ヘッドランプに変更されるなど、あらゆる部分を刷新しています。

2001年には、第3世代レンジローバーが誕生しました。第3世代ではシングルシェルのモノコックボディを採用しています。 デザインは、イタリアRiva社のスピードボートから着想を得て、車内のメタリックフィニッシュなどに活かしました。

2005年には、初代レンジローバー スポーツがデビューします。レンジローバースポーツは、レンジローバーファミリー初のスポーツSUVで、4.2Lスーパーチャージドエンジンを搭載し、スポーツの名にふさわしい俊敏なパフォーマンスを実現していることが特徴です。また、オンロード・オフロードともに快適な4×4ドライビングをもたらすクロスリンク電子制御エアサスペンションを搭載しています。

レンジローバー イヴォークの登場とさらなる挑戦

2011年には、レンジローバー イヴォークが登場しました。イヴォークは、2010年のパリモーターショーで発表されたコンセプトモデル「LRXコンセプトカー」の特徴を反映したモデルで、レンジローバーシリーズの中では比較的コンパクトなモデルとなっています。ボディサイズは控えめであっても、レンジローバーらしい上質感を備えていることが特徴です。

2012年には、第4世代となるレンジローバーがデビューしました。SUVで初の軽量オールアルミニウム製モノコックボディを採用していることが特徴です。また、ランドローバー独自のテレインレスポンスは、次世代のシステムが導入され、地形に合わせた最適な車両設定を自動的に選択できるようになりました。

2013年にはレンジローバーハイブリッドや2代目レンジローバースポーツが登場し、2015年にはレンジローバースポーツSVRやレンジローバーSVオートバイオグラフィー、イヴォークコンバーチブルなど個性的なモデルが続々と登場しました。

2017年には、新型車ヴェラールがデビューし、レンジローバーとレンジローバースポーツにプラグインハイブリッド(PHEV)が設定されるなど、新しいモデルや環境へ配慮したモデルが発売されています。

ランドローバーのラインナップと現在の状況

ここまで歴史や特徴的な出来事を紹介してきました。最後に、ランドローバーのラインナップや現在の状況について紹介します。

ランドローバーのラインナップは次のとおりです。

ランドローバーのラインナップ
  • ディフェンダー
  • ディスカバリー
  • ディスカバリー スポーツ
  • レンジローバー
  • レンジローバー スポーツ
  • レンジローバー ヴェラール
  • レンジローバー イヴォーク

最新モデルの紹介

2023年12月には、レンジローバー初となる「レンジローバーエレクトリック(RANGE ROVER ELECTRIC)」が発表されました。ランドローバーおよびレンジローバーは、今後も時代の変化に合わせたモデルを展開するSUVメーカーとして続いていくことでしょう。

インド タタ・モーターズの傘下での状況

現在、ランドローバーは、インドのタタ・モーターズの傘下です。なお、タタ・モーターズの傘下となっても、ランドローバーおよびレンジローバーならではの質感は保たれているため、現在でも多くのファンを魅了し続けています。

ランドローバーの人気車種のそれぞれの特徴

ここからは、ランドローバーの人気モデルの特徴を紹介します。ランドローバーのモデルが気になっている方やランドローバーに興味がある方は参考にしてみてください。

ディフェンダー(DEFENDER)

ディフェンダーは、ランドローバーを代表する本格クロスカントリー車です。2019年の新型モデルでは、高い走破能力と耐久性が特徴です。

新型では、ディフェンダーとわかるシルエットを受け継ぎ、ルーフ後方に取り付けられた「アルパインライト」ウィンドウ、横開きのテールゲート、外付けスペアタイヤなど、オリジナルの特徴を新たな形で取り入れているのがポイントです。

ラインナップは、「90(759万円〜/税込・2024年モデル)」「110(789万円〜/税込・2024年モデル)」「130(1,106万円〜/税込・2024年モデル)」となっています。

ディスカバリー(DISCOVERY)

ランドローバー ディスカバリーは、1989年に誕生した中核モデルで、多用途性、オフロード性能、7人すべての乗員に快適さと広い視界をもたらすスタジアムシートなどが特徴となっています。

また、多用途性と優れたパフォーマンスを両立する「ディスカバリー スポーツ(Discovery Sport)」もラインナップしています。ディスカバリー スポーツは、優れた走行性能や5+2名用のアレンジ可能なシートシステムなどが特徴のハイパフォーマンスモデルです。

各モデルの価格は次のとおりとなっています。

ディスカバリーの各モデルの価格

・ディスカバリー:982万円〜(税込/2024年モデル)

・ディスカバリー スポーツ:778万円〜(税込/2024年モデル)

レンジローバー(RANGE ROVER)

レンジローバーは、ランドローバーのラグジュアリーモデルであり、シリーズのフラッグシップモデルです。

ラグジュアリーSUVというカテゴリーを築いたレンジローバーは、快適性とあらゆる地形に対応する走破能力により、ラグジュアリーSUVセグメントをリードしてきました。

2021年に発表された新型は、モダンで優雅な美しさが特徴のモデルとなりました。また、洗練されたテクノロジー、シームレスなコネクティビティなどを備えています。さらに、初めて7人乗りが選択できるようになりました。2024年モデルのレンジローバーの価格は、1,895万円〜(税込)となっています

レンジローバー スポーツ(RANGE ROVER SPORT)

レンジローバー スポーツは、レンジローバーの中でもパワフルかつダイナミックなモデルです。スポーツの名にふさわしいパフォーマンスとダイナミズム、ランドローバー譲りの走破性、レンジローバーシリーズならではの洗練されたデザインなどが特徴となっています。

また、モダンでラグジュアリーなパフォーマンスを体現したレンジローバー スポーツSVは、レンジローバー スポーツのラインアップの頂点に位置するモデルです。スポーティなキャラクターやダイナミックな性能などを兼ね備えているモデルとなっています。

レンジローバー スポーツの価格は、1,221万円〜(税込/2024年モデル)となっています。

レンジローバー ヴェラール(RANGE ROVER VELAR)

レンジローバー ヴェラールは、レンジローバーシリーズ4番目のモデルで、ラグジュアリーコンパクトSUV「レンジローバー イヴォーク」とプレミアムスポーツSUV「レンジローバー スポーツ」の間に位置するモデルです。

レンジローバーブランドの特徴であるラグジュアリーさと優れた走破性能を受け継ぎながら、“Reductionism(還元主義)”という理念に基づいて無駄を排除し、すっきりとしたフォルムに仕上げられています。

また、ランドローバー初のドアパネル格納式のデプロイアブル・ドアハンドルやセグメント初となるインテリジェント・ハイビーム・アシストとアダプティブ・フロント・ライティング・システムを備えたマトリックス・レーザーLEDヘッドランプなどの最新技術を装備していることもヴェラールのポイントです。価格は、949万円〜(税込/2025年モデル)となっています。

レンジローバー イヴォーク(RANGE ROVER EVOQUE)

レンジローバー イヴォークは、レンジローバー史上最もコンパクトかつ軽量なプレミアムコンパクトクロスオーバーSUVです。数々の賞を受賞し、ランドローバー史上最速の売れ行きと成功をおさめたモデルとなっています。

イヴォークは、クーペのようなルーフラインによって作り出されるスポーティなスタイリングとレンジローバーらしい質感の高いインテリアが特徴です。2025年モデルの価格は、659万円〜(税込)となっています。

ランドローバーの代表的なモデルの中古車価格は?

ランドローバーの代表的なモデルの中古車平均価格を調べてみました。中古車を検討している方は参考にしてみてください。

ランドローバーの代表的なモデルの中古車平均価格
  • ディフェンダー:1,012万円
  • ディスカバリー:292万円
  • レンジローバー:992万円
  • レンジローバー スポーツ:711万円
  • レンジローバー ヴェラール:706万円
  • レンジローバー イヴォーク:418万円
    ※上記の平均価格は2024年5月時点における価格となっています。

ランドローバーを代表する「ディフェンダー」やラグジュアリーブランドのフラッグシップである「レンジローバー」は中古車市場でも人気が高いと言えるでしょう。

ランドローバーの魅力的な選択肢に迷うこともあるでしょう。詳細なご相談やモデル選びについては、トップランクまでお問い合わせください。理想の一台を見つけるお手伝いをいたします。

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次