- 2024.11.16
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イイ匂いのするクルマ
待望の・・・・
私、個人的な待望の・・・
ネオクラシックと呼ばれるクルマが中央店に
既に入庫、このあとももう一台入ってくることが決まってテンションは高め
という事でまたブログを書きますw
今回は遅くて性能も低いし古臭い一台、『E30 M3』です
はい・・・
もう冒頭から
ネオクラシックファンの皆様を敵に回すような無礼な発言
でも私もネオクラシックの大ファンですのでどうかお許しください
私なりのネオクラシックの良さを表現した・・・つもり・・・です
このブログを書いている石川
この時代の世代ではありませんが
幼稚園の頃にはマンガ頭文字Dをアニメで理解できないままに全話視聴
親が本を買ってくれるとなったら昔あった電話帳みたいな分厚い中古車広告本を要求
そして免許取り立て19歳で190Eを買っちゃうただの車好きです
まあそんなことは置いといて
当時の【匂い】ってありますよね、
はい、この世代のクルマって匂いがするんです
因みに私はこのあたりの世代のメルセデスの匂いが好きです(笑)
とにかく、それを強烈に感じる一台
ゲトラグ製のレーシングパターン5MTモデル、走行距離は5万キロ
社外品は良いか悪いか一切なし、オリジナルを守り切ったこの個体
実際に見てもらえれば【物語】を感じて貰えるはずです
【ゲトラグ製のレーシングパターンクロスミッション】という時点で多少ボロくても欲しい方はいらっしゃるんじゃないでしょうか
そもそもヨーロッパ仕様は一貫してゲトラグ製を採用していました
日本仕様はZF製のノーマルパターン、アメリカ仕様もそうでした
1987年に正規輸入を開始し、
その開始直後だけはヨーロッパ仕様のまま日本に来たことで1987yモデルというのがミソなんですね
そりゃあ、本場ヨーロッパと同じホンモノに乗りたいですよね。だから価値があるのです
そしてそれに加えてこのコンディション、
この世代はどうしてもダッシュボードが浮いたり、亀裂が入って変形したりといろんなことが起きますが
ほとんど劣化を感じるようなポイントはありません
前オーナーさんのクルマに対する考え方や価値観というのも車に表れていると思います
これこそが物語を創り出す大きな要因!と。思います
【グループA】
ここに参戦したモデルはそのどれもが今は名車と言われ世界で争奪戦が繰り広げられています
国産車で言えばスカイラインR32、AE86などなど
特にR32はそれまで国外メーカーが主役として表彰台を独占していたグループAにおいて
参戦から1993年のグループA終焉までに29戦29勝
日産が世界をぶっち切ることだけにフォーカスし開発したこのモデル
そこにグループAの厳しい規定を逆手に取り創り上げた【カルソニックスカイライン】は伝説です
って・・・・
話してるとスカイラインの話が止まんなくなるのでこの辺で・・・
他にもこの世代の話をするならいっぱいネタがあるんですが
ブログが長くなって、誰が読むんだよwってボリュームになるので割愛(笑)
そして話は戻ります
ヨーロッパ車での代表格がメルセデスの190E 2.3-16とこのBMW E30 M3です
当時のメーカーは対抗心剝き出しにやられたらやり返す精神
既にBMWが325iで参戦していた小型セダンという同じで分野で
メルセデスが190E 2.3-16を投入してきたら
この野郎、絶対メルセデスには負けないからな。と(笑)
BMWがメルセデスにレースで勝つために技術とコストを投入したわけです
この世代はメーカー同士でバチバチ今以上にやっていた時代、とにかくクルマにコストを掛けた時代でした
そんなクルマに対してバブリーな時代のクルマが評価されているのは当然っちゃ当然かもしれません
ただ車の本質はそういう部分にあるんじゃないかとw
中央店のテーマは『車の本質とは何か』
勝手に私がそう言ってるだけなんですけどw
安全性?オートパイロット化?モニターをジェスチャーで操作?
良し悪しは別とした上で車の本質はそこでは無いと
だからこんなイイ匂いがプンプンする一台を届けていきたいと思うのです
それにこの世代は世界で争奪戦が繰り広げられています。もう戦争です。終わりなき戦争です
だって例えばR32の当時の新車価格って約450万ですよ・・・(笑)
私は博愛主義なのでこの戦争自体には反対ですが
それはこのM3の様な強い遺伝子を持つクルマが評価された結果だと思えば納得もいくのです
ノスタルジックの第一人者、M3をまずご紹介。次は「羊の皮を被った狼」をご紹介します。