- 2024.12.08
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全国3000万人のアメ車アレルギーの方こんにちは 花粉症が3000万人ですのでほぼ一致
師も走る師走
何もしてなくても忙しくなってくるこの時期
とはいえ
大体、どこも年末が近づくと仕入れなどは落ち着くんです
みんなお休みムードになるから?
でもトップランクは親の仇ってくらいに狂ったように仕入れまくります
そのおかげで店への在庫入庫もゾクゾクと入ってきてます
その一台が
『キャデラック・エスカレード』
個人的に一番好きなSUVなので
中央店の
出入口にそもそも入るのかもわかりませんけど(笑)
入庫しました
G63やGLSは気合いで店内に入れれるんですけど
この子は分かりません(笑)
]
それくらいにデカいのがエスカレードですが
何故か
アメ車ってアレルギー反応のある方多くないです?
故障リスク?大きさ?左ばっかりだから?
でもこの車は
ドイツ車にも勝るんじゃないかと思っています
だってラングラーはあんなに人気なんですよ
ラングラーが受け入れられてるなら。エスカレードだって受け入れてほしい
そんなことを思うのです
さっき話したデカさ。
でもそれがこの車の良さであり、デカいから意味があります
デカくないアメ車はアメ車じゃない・・・
ごめんなさい、これは語弊があります。撤回
初代は1999年にデビュー
90年代って世界的に見てもSUVの最初の黄金期でもありました
ただ当時は走破性の高さをとにかく求められた時代、つまり車の純粋な能力を求められた時代です
代表されるランクル、パジェロ、レンジローバークラシック、ゲレンデヴァーゲンあたりは
エンジンをはじめとしたパワートレインをあえて簡素化してその分耐久性と整備性に重きを置いていました
要はどんなにタフにラフに乗っても
ちょっとやそっとじゃ壊れない、頑丈で長持ちする仕様になっていました
この世代のクルマが今も現役でガンガン走っているのはそれが主な理由です
アメリカ市場でも同様に高い走破性と走行性能を求められており
北米トヨタが優位に立っていたのはその本質的な力のあるクルマを市場に投入しまくっていたからといえます
そういう車が求められている中
それらに足りない、豪華さや機能性を
クルマとしての純粋な力を足したら最強じゃんって考えて
ユーコンデナリをベースに作ったのがエスカレードなのです
当時、北米市場は元祖高級SUVハリアーとリンカーンのナビゲーターが市場を席巻しはじめていました
それらをより意識してより豪華にと考えていたと思います
ですが残念ながら初代は失敗しました(笑)
ユーコンデナリをベースにしていたものの、差別化ができなかったからです
豪華版デナリになっちゃったっていう
例えるならフルオプションのデナリみたいな?
走行性能は元々広大な土地を持つアメリカで生まれているわけですから
文化として根付いているわけで、そう難しいことではなかったけど
高級なSUVというものが今までなかった時代に掛け合わせるのはノウハウが足りなかったのでしょう
その点、トヨタやフォードはさすがですよね
そして2年後、本気で作り直してデビューした二代目エスカレードが瞬く間に市場を制圧
ブルガリとコラボしてインパネに時計を埋め込んだりするなどただ豪華なだけでなくオシャレに
そしてそれ以降は独立ラダーフレームに
大排気量V8OHVエンジンと最新のテクノロジーを一貫した武器とした方向性はこの現行モデルも変わらないでいます
そして今日に至るわけですね
世代を重ねていき4代目に当たるのがこの現行のエスカレード
前世代との違いとしてはいろいろあります
4気筒または6気筒を休止させて燃費効率を上げるダイナミックフューエルマネジメント
センサーで走行中の路面の変化を読み取り
凹凸等の路面状況を瞬時に感知、ショックアブソーバーの減衰率を調整するマグネティックライドコントロール
この辺をふんだんに採用しているので性能面で他車に劣るっていうのはまずないんじゃないかと思います
凄いなと思ったのは
ホイールベースの拡張によって三列目が劇的に広くなった事と
ナビゲーション含めたインパネまわり
ドイツ車のフルSUVでも基本的に三列目に大人の男性が乗るのは現実的ではありません
まあ乗れますけど、
ジャン負けでもしない限り乗りたくないと思う(笑)
でもこのエスカレードは乗れるんですよ、凄い単純な話ですがこれって実はかなり凄い事だと思います
そして38インチのOLEDディスプレイ
これは最近の流行ではあるので珍しくはありません
ただ湾曲って言うのは世界初
メーターディスプレイとインフォメーションディスプレイを一体化したので
メーターフードがなくなった事と余計な仕切りがなくなったので視認性は凄くよくなりました
ちなみに前型のエスカレードはナビゲーションユニットをパナソニックが採用されています
大前提どっちが悪いとかはありませんが
クルマの操作ユニットとナビゲーションユニットが別系統だったのでトラブルもちらほら・・・
これはおそらく噛み合わせの問題なので悪いことではないんです
とはいえそういった懸念点がないのもこの車を推せる要素の一つです
とはいえこの車がGクラスより安いのに日本でそんなに走っていないのは?
サイズ感なんでしょうか
でもそれぞれ紐解くと
まずサイズ自体は寸法上【長さ540× 幅206×高さ193】
まあデカいです(笑)これは事実
でもフルサイズSUVの分野だと
もうとんでもなくデカい。って印象はないんじゃないかと思うのです
昔はそれほど車が巨大化してなかったので、エスカレードはばかデカく見えました
でも今はドイツの各フルサイズSUVは長さ5mを大きく上回り、幅も2mを超えるのが当たり前
そうなるとこの車もバカでかいは言い過ぎで【ちょいデカ】がいいところなんじゃないでしょうか
高さがあるので視点位置は高く見晴らしがよく、ノーズの大きさは気になりません
ハンドルも左しか設定がありませんが左に寄せやすいので走行ラインがブレたりすることもあまりないはず
そんな意外な恩恵でもあります(笑)
最上級グレードに位置するスポーツの一番いいところはオプションが無い事w
全部標準でついてます。
エスカレードそのものに
リアエンターテイメントもAKGサウンドシステム等々本来オプションになりそうな装備は標準
スポーツでは
フロントグリルがメッシュになり各エクステリアパーツもよりスタイリッシュになっています
これ凄い楽ですw
そのあたり、ドイツ車や国産車と比べても健全な設定になっていることが分かりますw
あれないこれないがありませんから(笑)
つけれるものは全部ついているのがスポーツの良さなのです
が、
その代わりハンドル設定も左しかありません
というかキャデラックは現在、右設定がありません
ほんの一瞬、昔はあったんですけどw
昔オバマさんが安倍元総理に
『日本ではドイツ車ばかりでGMもフォードも見ない。日本市場が閉鎖的な市場だからだ』と話したとき
『ヨーロッパ車はみな右ハンドル仕様を用意し、日本市場で売る努力をしている』と反論した話が有名
そしてトランプさんとも
『日本でアメ車が売れないのは日本の関税が高いからだ!』って言われたら
『いや日本は関税、ほぼゼロです。売れないのは右ハンドルないからですよ』と反論しました
エスカレードの意外な恩恵は実はメーカーは分かっていて
もしかしたら日本の道路事情を考慮した時左の方が適正と判断したんじゃないでしょうか?いや。それは無いです(笑)
事実、大人気ジープは右ですしね
でもエスカレードは左でイイと思います
上記の理由もそうですがブランドとしてのイメージ、
アメリカンSUVの王者は左であると、これもエスカレードの存在感を示すひとつのツールであると思うのです
メーカーが市場における存在価値を理解した上で
ダウンサイジングもせず、ラダーフレームの廃止もせず、サイズはより大きく
フォルムはよりインパクトを大きく、だけど最新の技術は惜しみなく投入する、
メーカーのあらゆる資源の結集がエスカレード
ここまで一貫して大排気量を廃止せず、コンセプトはブレずに進化を遂げてきたエスカレード
世界のSUVがすべてEVになったとしてもエスカレードだけはガソリンを続けそうです
時代が変わっても自分の存在意義を理解した王様です
是非このちょいデカのアメリカンSUVがドイツ車にも勝る車だという事を感じて頂きたいと思います
実はGクラスの次くらいにリセールの良いSUVであるこのモデル、是非お問い合わせください