GT-R
皆さん「4輪アライメント」という言葉は良く聞くと思いますが、年式の古い車両だけでなく新しい車両でも、タイヤやホイールの交換や車高の変更等、
部品ひとつ変えただけでアライメントは狂ってしまいます。
極端な話、コンビニに入るときの段差に乗ってもアライメントは変化してしまうという…。
今回は4輪アライメントの見直しを中心に話を進めていきたいと思います。
トップランクでは4輪アライメントテスターに「B-DYNA」という機器を導入しています。
このアライメントテスターはドライブオン方式で、タイヤを回転させ実走行に近い状態で計測・調整ができるメリットがあります。
「B-DYNA」は、アライメントの基本であるトーやキャンバー、キャスター角、キングピン角の測定が可能で、
基本車両情報はすべて内臓コンピューターに入力されているので、操作は非常にラクチンです。
タイヤをテスターに固定する必要がないため計測時間も短縮でき、アライメント調整も容易です。
このように動いている車両に対し、ステアリングを切って調整範囲内に入れてあげることで、
インクルーデッドアングル(キングピン角+キャンバー角)やターニングラジアス(左右の切れ角)の計測をおこないます。
ちなみにコレがBNR32の基本ホイールアライメントデータです。
但し、ほとんどの方がホイールだったり車高だったりと、何かしらカスタムメイクをされていますよね(笑)。
そこで佐藤的に気に入っているアライメントセットデータを伝授しちゃいましょう!
計測車両は左右の数値差は少ないものの、フロントのトーがイン寄りなのと、リアのキャンバー角とトーの左右数値がけっこうずれていました…。
実際の計測値に対し、車両がどのような挙動になるのかコンピューターがはじき出してくれます。
BNR32で車両が斜めに動いてしまうカニ走り的なアライメントだと、直線の多い高速道路などでHICASランプが点灯してしまう事例もあるようです。
この計測値に対し、モニターを見ながら調整します。
ここで、佐藤流アライメントの登場です。自分のGT-Rは、フロントのキャスター角を目一杯寝かせて、リアのキャンバー角をノーマルから少しマイナスに倒します。
これだとタイヤが片減りしてしまうので、トーをイン方向に振って調整しています。
これで富士スピードウェイのストレートで250km/h出してもバッチリです。サーキットや高速道路を走ることが多い人には、このセットがオススメですよ~。
最後は調整後のアライメントデータを元に実走チェックです。測定が正常な値でも、実際に走ったときに違和感が起こることもありますので、必ずチェックは欠かせません。
4輪アライメント調整後の車両の動きは、運転していてホント気持ち良いですよねー。それではまた!
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【担当者のプライベートを紹介。知らない新たな一面が見える!?】
この時期は全国各地で運動会が開催されていますね。
ウチの子供も運動会に参加ということで、当然(!?)応援に行って来ましたヨ!
沼津だけに、学校の校庭からも富士山がバッチリ見えます。
この日はあまり天気が良くなかったのですが、天候回復の一瞬を狙ってパチリ! 普段はもっとキレイに映り込むんですよー。
地域柄かもしれませんが、コッチの中学の運動会では子供は教室で昼食を食べるので、親と一緒にならないんです。
なので、親御さん達が1日中校内で応援をしていることはなく、自分の子供の出番のみ学校に来て応援しているという状況が生まれていますね…。
【今日のどうでもいい豆知識】
・視力検査で使っている穴あきの名前 あのCのようなマークは「ランドルト環」といって、世界共通の視力検査用の記号である。ランドルトというフランスの眼科医が考案した。 ちなみに視力検査は、視力表から5メートル離れた場所でおこなっている。 |