アウディのフラッグシップセダンであるA8を映画『トランスポーター』シリーズで知ったという方も多いのではないでしょうか。今回は、映画『トランスポーター』に登場したアウディ A8(D4型)の後継モデルである4代目D5型のA8について解説します。
アウディのフラッグシップセダンに興味がある方や、ブランドを象徴するモデルの特徴を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
アウディ A8(D5型)はどんなクルマか?その魅力とは
Audi A8は、1994年のデビュー以来、常にVorsprung durch Technik(技術による先進)を具現してきたアウディのフラッグシップセダンです。
軽量・高剛性ボディ設計アウディスペースフレーム(ASF)、高効率直噴エンジン、アダプティブエアサスペンション、前後不等分トルク配分のquattro(フルタイム四輪駆動)、フルLEDヘッドライト、最先端のドライバーアシスタンスシステム、最新のMMIインフォテイメントなど、各世代ともにアウディの最先端技術をいち早く導入しているモデルです。
2017年に発表されたアウディ A8の第4世代(D5型)は、映画『トランスポーター』に登場したA8(D4型)の後継モデルで、パフォーマンス、スタイル、装備のあらゆる面で進化していることが特徴です。
また、シャープなデザイン、確立されたテクノロジー、リヤシートの優れた快適性だけでなく、スポーティなハンドリングも兼ね備えており、ショーファーカーとしての側面とドライバーズカーとしての側面の両方を持ち合わせています。
アウディA8(D5型)の主要スペック
項目 | A8 55 TFSI quattro | A8 60 TFSI quattro | A8L 60 TFSI quattro | A8L 60 TFSI e quattro | S8 |
サイズ | 5,190mm x 1,945mm x 1,470mm | 5,190mm x 1,945mm x 1,470mm | 5,320mm x 1,945mm x 1,485mm | 5,320mm x 1,945mm x 1,485mm | 5,190mm x 1,945mm x 1,475mm |
ホイールベース | 3,000mm | 3,000mm | 3,130mm | 3,130mm | 3,000mm |
エンジン | 3.0L V型6気筒ターボ (CZS型) | 4.0L V型8気筒ターボ (CXY型) | 4.0L V型8気筒ターボ (CXY型) | 3.0L V型6気筒ターボ (CZS型) + モーター | 4.0L V型8気筒ターボ (CWW型) |
トランスミッション | 電子制御8速ティプトロニックトランスミッション | 電子制御8速ティプトロニックトランスミッション | 電子制御8速ティプトロニックトランスミッション | 電子制御8速ティプトロニックトランスミッション | 電子制御8速ティプトロニックトランスミッション |
駆動方式 | quattro(四輪駆動) | quattro(四輪駆動) | quattro(四輪駆動) | quattro(四輪駆動) | quattro(四輪駆動) |
乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 | 4名 | 5名 |
価格 | 1,114万円~ | 1,334万円~ | 1,444万円~ | 1,554万円~ | 1,874万円~ |
燃費 | 11.8km/L~ | 9.4km/L~ | 9.4km/L~ | 18.2km/L~ | 8.8km/L~ |
最高速度 | 250km/h | 250km/h | 250km/h | 250km/h | 250km/h |
0-100km/h加速 | 5.7秒 | 4.9秒 | 4.9秒 | 5.7秒 | 3.8秒 |
A8のライバル車種は?
アウディ A8のライバル車は、メルセデス・ベンツ Sクラスやトランスポーターにも登場したBMW 7シリーズなど、各自動車メーカーのフラッグシップモデルです。
メルセデス・ベンツ Sクラス、BMW 7シリーズ、アウディ A8ともに、ショーファーカーとして使われることを想定していることが共通点です。ただし、ショーファーカーとは別の側面のキャラクターが各モデルごとに異なります。
アウディ A8の特徴
ショーファーカーの側面とドライバーズカーとしての軽快なハンドリングや走行性能を持ち合わせていることが特徴です。
メルセデス・ベンツ Sクラスの特徴
ショーファーカーとしての快適性に加え、ドライバーの快適性も追求しているラグジュアリーセダンとなっています。
BMW 7シリーズの特徴
フラッグシップセダンとして、ショーファーカーとしての側面を持っているものの、駆け抜ける歓びを追い求めている傾向にあります。そのため、エレガントなドライバーズカーであると同時に、同乗者も快適に過ごせる室内空間が広がっているラグジュアリーセダンです。
このように、各モデルともにフラッグシップセダンかつショーファーカーとしてのニーズを満たす装備や機能を備えていますが、走行性能やドライブフィールはそれぞれ異なります。
アウディA8のバリエーション
アウディ A8は、4種類のパワーユニットと6種類のグレードがあります。トランスポーターに登場していたS8は、D5型でもラインナップされています。グレードとパワーユニットの組み合わせを一覧で見てみましょう。
- A8 55 TFSI quattro
- 3.0L V型6気筒ターボ
- 最高出力250kW(340PS)/5,000〜6,400rpm
- 最大トルク500Nm(51.0kgm)/1,370〜4,500rpm
- 3.0L V型6気筒ターボ
- A8 60 TFSI quattro
- 4.0L V型8気筒ターボ
- 最高出力338kW(460PS)/5,500rpm
- 最大トルク660Nm(67.3kgm)/1,850〜4,500rpm
- 4.0L V型8気筒ターボ
- A8L 60 TFSI quattro
- 4.0L V型8気筒ターボ
- 最高出力338kW(460PS)/5,500rpm
- 最大トルク660Nm(67.3kgm)/1,850〜4,500rpm
- 4.0L V型8気筒ターボ
- A8 60 TFSI e quattro(PHEV)
- 3.0L V型6気筒ターボ+モーター
- システム最大出力340kW
- 最大トルク700Nm
- 3.0L V型6気筒ターボ+モーター
- A8L 60 TFSI e quattro(PHEV)
- 3.0L V型6気筒ターボ+モーター
- システム最大出力340kW
- 最大トルク700Nm
- 3.0L V型6気筒ターボ+モーター
- S8
- 4.0L V型8気筒ターボ
- 最高出力420kW(571PS)/6,000rpm
- 最大トルク800Nm(81.6kgm)/2,050〜4,500rpm
- 4.0L V型8気筒ターボ
A8標準モデルとロングの違い
アウディ A8には、標準ボディの「A8」とロングボディの「A8L」が用意されています。D5型A8の場合、ロングボディのA8Lになると全長とホイールベースが標準のA8より130mm長くなることが特徴です。
A8Lは標準ボディよりも全長とホイールベースが長く、直進安定性が向上し、ピッチングも抑えられるため、より快適で優雅なドライビングを楽しむことができます。
さらに、標準ボディのA8よりもロングボディのA8Lの方が後席のスペースにゆとりができるため、ショーファーカーとしての利用にもおすすめです。
アウディ A8の駆動方式は全モデルquattro
アウディ A8のD5型は全モデルquattro(四輪駆動)です。なお、映画『トランスポーター』に登場したD4型A8の「A8 hybrid」の駆動方式はFFでした。
アウディ A8の新車・中古車価格は?
映画『トランスポーター』の劇中にも登場したラグジュアリーセダンA8の後継モデルであるD5型A8の価格は次のとおりです。
A8 55 TFSI quattro:1,214万円(税込)
A8 60 TFSI quattro:1,668万円(税込)
A8L 60 TFSI quattro:1,836万円(税込)
A8 60 TFSI e quattro(PHEV):1,320万円(税込)
A8L 60 TFSI e quattro(PHEV):1,485万円(税込)
S8:2,093万円(税込)
A8(D5型/ロングも含む):約380万円〜約1,250万円
S8(D5型):約1,000万円〜約1,500万円
アウディ A8はどんな方におすすめ?
アウディ A8は、ラグジュアリーカーやショーファーカーならではの装備を充実させながら、軽快なドライビングも楽しめるクルマとなっています。
そのため、ラグジュアリーカーとしての世界観の中でハンドルを握って上質なドライブを楽しみたい方におすすめです。特に、自らハンドルを握る機会が多いのであれば、ドライビング性能を重視した高性能モデル「S8」がおすすめです。
アウディ A8は、まさに映画『トランスポーター』のようにスポーティな走りをしながら大切な人や物を運ぶことができるクルマです。
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