輸入車にボディコーティングを施工するべきか、人によっては判断に迷うかもしれません。結論として「できるだけ早い段階で施工しておいた方がいい」ことは確かです。
今回はその理由やメリット・デメリットについて考察していきます。
ボディコーティングとは?

ボディコーティングとは、クルマの塗装表面を透明な被膜で覆って保護する技術・施工のことです。塗装そのものを守りながら、ツヤ・光沢・防汚性を向上させる目的で施工します。つまり「クルマの塗装に“見えない膜”を張るようなもの」だと考えてください。
ボディコーティングは、ボディ全体、バンパー、ドアなどにガラス質や樹脂、フッ素などの液剤を塗り、数ミクロン程度の被膜を作ります(ただし、目視では確認できません)。ボディコーティングの種類によっても異なりますが、ツヤや深み、濡れたようなしっとりとした光沢感が得られるのが特徴です。
ボディコーティングの持続期間は、一般的に数ヶ月~数年といわれており、さらに定期的なメンテナンスを施すことで被膜の経年劣化を緩やかにすることができます。
- 防汚性:ホコリ・泥・虫・鳥のフンなどが付きにくく、落としやすい
- 撥水・親水性:雨が水玉になって流れる or べたっと広がって汚れを巻き取る
- 紫外線・酸化対策:日焼けや酸性雨、黄砂などから塗装を守る
- 艶出し・光沢アップ:新車以上の深みと輝きを与える
- メンテナンス性向上:ワックス掛けが不要となり、洗車の時短につながる(コーティング面が滑らか)
ボディコーティングの種類について

ボディコーティングにはさまざまな種類があります。予算はもちろん、クルマの使用・保管環境に応じた商品を選んでください。それぞれのコーティングの特徴やメリット・デメリットをまとめてみました。
ガラスコーティング(硬化型)
ガラスコーティング(硬化型)は、高耐久・高光沢を特徴とするプロ向けのボディコーティングで、優れた保護性能が魅力です。耐久性はおおよそ3〜5年と長く、価格帯は10万円前後からが一般的です。施工には高度な技術が求められるため、プロによる施工が推奨されます。
特徴
主成分はケイ素(SiO₂)で、施工後に空気中の水分と反応してガラス質の硬化被膜を形成します。この非常に強固な保護層により、優れたツヤや撥水性、そして高い耐久性が得られるのが特徴です。
メリット
3〜5年にわたる長期的なボディ保護が可能で、条件が良ければそれ以上の耐久性を発揮します。さらに、深みのあるツヤと美しい光沢が得られ、紫外線や酸性雨、鳥のフンといった外的要因にも強いのが特長です。
デメリット
施工前にボディ表面を丁寧に研磨する下地処理が必要なため、手間と技術を要します。また、価格帯は5〜15万円程度が中心と高額であり、使用するコーティング剤や機材もプロ専用のものが多く、自宅でのDIY施工は難しいのが実情です。
ガラス系コーティング(簡易型)
ガラス系コーティング(簡易型)は、DIYに適した中程度の効果を持つボディコーティングで、耐久性は数ヶ月から1年程度が目安です。価格帯は数千円程度と手頃で、施工も比較的容易なため、手軽に愛車のツヤ出しや保護をしたい方に向いています。
特徴
ガラスコーティングに近いツヤや保護効果が得られるものの、硬化しないタイプです。撥水タイプや親水タイプなど好みに応じた仕上がりを選ぶことができ、市販品も豊富にそろっているため、手軽にDIYで施工できるのが特徴です。
メリット
洗車後にスプレーして拭き取るだけなど施工が非常に簡単である点です。数千円で気軽に試せる点やコストパフォーマンスの良さも魅力で、定期的に施工すれば効果を持続しやすく、日常的なメンテナンスにも適しています。
デメリット
被膜が薄く持続力が1ヶ月から数ヶ月程度と短いため、効果を保つには定期的な再施工が必要になります。そのため、手軽に見えても継続的な手間がかかる点には注意が必要です。
ポリマーコーティング
ポリマーコーティングは、価格が比較的安価で気軽に施工できるボディコーティングです。耐久性は3〜6ヶ月程度で、価格帯は数千円から高くても5万円程度と幅があります。施工性も比較的容易から中程度で、自分で施工できる手軽さも魅力です。
特徴
主成分に合成樹脂(ポリマー)を使用したコーティングで、昔からコーティングの入門用として広く使われてきたタイプです。水はじきが良く、ワックスの代わりとしても活用できる手軽さが特徴です。
メリット
カー用品店などで数千円から入手できる手頃な価格に加え、比較的簡単な作業で艶のある仕上がりが得られる点です。また、ワックスよりも持続力があり、おおよそ3ヶ月程度効果が持続するため、コストパフォーマンスにも優れています。
デメリット
夏場の高温や雨ざらしの環境下では劣化が早く進む点です。また、塗装の保護力や耐久性においては、ガラス系コーティングと比べて劣るため、長期的な保護を求める場合には物足りなさを感じることがあります。
セラミックコーティング
セラミックコーティングは、最高級グレードに位置づけられる超高耐久タイプのボディコーティングで、深みのある艶と5〜7年の長期保護性能を誇ります。価格は10万円以上が一般的で、施工には高度な技術と専用設備が必要なため、プロによる施工が前提となっており、素人が施工しても本来の効果を十分に発揮するのは難しいタイプです。
特徴
ナノセラミック粒子によってガラスよりも硬く強靭な被膜を形成し、非常に高い耐熱性・耐紫外線性・撥水性を備えています。その高性能から、高級車やスーパーカーなどに施工されることが多いのが特徴です。
メリット
5〜7年にわたる非常に高い耐久性を持ち、汚れが付きにくいため洗車がとてもラクになる点です。また、硬く強い被膜により傷が付きにくく、美しいツヤも長期間持続します。
デメリット
施工費用が高額で20万円以上かかることも珍しくなく、対応できる専門店も限られている点です。さらに、施工に失敗した場合の補修が難しいため、確かな技術を持つ施工業者に依頼する必要があります。
撥水と親水の違いとは?
セラミックコーティングには「撥水タイプ」と「親水タイプ」があり、それぞれ仕上がりや特徴が異なります。撥水タイプは水が水玉になってコロコロと流れ落ちるのが特徴で、ツヤ感を重視したい方や雨の日の見た目を楽しみたい方に向いています。
一方、親水タイプは水がベターっと広がって流れるため、ウォータースポットができにくく、水ジミが気になる方に適しています。
ボディコーティングを施工した方がいいユーザーとは?

では、実際にボディコーティングを施工した方がいいユーザーとはどのような人なのでしょうか。7つにまとめてみました。
新車を購入した人
新車を購入したばかりで「このツヤと輝きを長く保ちたい」と感じている方には、ボディコーティングの施工がおすすめです。塗装が新しいほどコーティングの定着が良く、効果も長持ちするため、新車時に施工するのが最も効果的です。
タイミングとしては、ディーラーや専門店での新車納車時の施工がベストといえます。
屋外(青空)駐車が多い人
屋外(青空)駐車が多い人は、直射日光や雨、鳥のフン、花粉、黄砂などの影響を日常的に受けやすいため、ボディコーティングの施工が特に効果的です。コーティングによって塗装表面を物理的に保護することができ、紫外線や酸性雨からボディを守る役割も果たします。
洗車が苦手・時間がない人
ボディコーティングを施工することで、汚れが付きにくく落としやすくなるため、水洗いだけでボディがピカピカになります。これにより洗車の手間が大幅に軽減され、時短・省力化が可能になります。洗車が苦手な方や忙しい方、子育て中のご家庭にも特におすすめです。
雨の日の水アカやウォータースポットに悩んでいる人
雨の日の水アカやウォータースポットに悩んでいる人には、ボディコーティングの施工がおすすめです。特に濃色車(黒・紺など)は雨ジミが目立ちやすいため、撥水タイプや親水タイプのコーティングで水の流れ方をコントロールすることで、汚れの付着を軽減できます。さらに、洗車後の拭き上げもスムーズになり、お手入れの手間が減ります。
レジャー・アウトドア・長距離ドライブが多い人
レジャーやアウトドア、長距離ドライブが多い人は、山道や海沿い、高速道路の走行によって虫・泥・融雪剤・塩分などがボディに付着しやすくなります。ボディコーティングを施すことで、こうした汚れが付きにくく、落としやすくなるため、車をきれいに保ちやすくなります。
ゆくゆくはクルマの下取りや売却を見据えている人
将来的にクルマの下取りや売却を考えている人にとって、ボディコーティングの施工は大きなメリットになります。外観がきれいなクルマは査定額が上がりやすく、コーティング施工歴があることで「丁寧に扱われた車」という良い印象を与えることができます。
特に証明書付きの高品質なコーティングを施している場合は、さらに評価が高まる可能性があります。
洗車やワックスに時間や体力を使いたくない人(特に高齢者)
洗車やワックスがけに時間や体力を使いたくない人にとって、ボディコーティングは大きな助けになります。コーティングを施しておけばワックスがけが不要になり、シャンプー洗車だけで十分な美しさを保てるため、体への負担を大幅に減らせます。特に洗車の頻度が少ない方ほど、その効果とメリットを実感しやすいでしょう。
ボディコーティングを施工したことによるメリットとは?

次に、ボディコーティングを施工したことによるメリットについてまとめてみました。
塗装面の「保護力」が格段に上がる
ボディコーティングを施工することで、紫外線や酸性雨、鳥のフン、虫の死骸、黄砂、花粉、融雪剤といった外的要因からボディをしっかりと保護できます。その結果、塗装表面のクリア層が劣化しにくくなり、新車のような美しさを長期間にわたってキープできるのが大きなメリットです。
艶・光沢がアップし、見た目がきれいになる
高品質なボディコーティングを施工すると、新車以上とも言える深みのある艶が生まれ、クルマ全体に高級感や清潔感が演出されます。特に濃色車ではツヤの違いがはっきりと現れ、見た目の美しさが格段にアップします。
汚れが付きにくく、落としやすい(防汚性)
ボディコーティングの被膜には、汚れを弾いたり滑らせたりする効果があり、鳥のフンや虫汚れ、泥なども簡単に落としやすくなります。そのため、洗車の回数や手間が減り、結果的に時短と節約の両方につながるのが大きなメリットです。
水はけが良くなる(撥水 or 親水効果)
ボディコーティングを施すことで水はけが良くなり、雨ジミやウォータースポットの発生を防ぐ効果が期待できます。特に親水タイプは水が広がって流れるため、シミになりにくく、洗車後の拭き上げもスムーズになって手間を軽減できます。
売却時にプラス評価されやすい
ボディコーティングを施工しておくと、外装の状態が良好に保たれやすくなり、査定時にプラス評価を受けやすくなります。施工証明書があれば、丁寧に扱われてきた車としてアピール材料にもなり、長期間乗っていてもキズやシミが少なければ「程度良好なクルマ」として高く評価される可能性が高まります。
ワックスがけ不要になる
ボディコーティングを施工することで、定期的なワックスがけが不要になり、特に高耐久タイプのガラスコーティングであれば数年間その効果が持続します。日々のお手入れは水洗い中心で済むようになり、メンテナンスがとにかく楽になるのが大きなメリットです。
輸入車にボディコーティングを施工するメリットとは?

では、ボディコーティングを施工するメリットを輸入車にフォーカスしてまとめてみました。海外よりも酸性が強いとされる日本の雨をはじめ、輸入車にはなかなか厳しい使用環境にあるのです。
塗装の劣化を防げる(輸入車の塗装はデリケートなことも)
欧州車やアメリカ車などの輸入車は、日本の気候に塗装が完全に適応していないケースがあり、紫外線や酸性雨に弱い塗料を使用していたり、クリア層が薄く傷つきやすい車種も存在します。
特に屋外駐車ではこうしたダメージを受けやすいため、ボディコーティングを施工することで、紫外線・酸性雨・黄砂・PM2.5などの外的要因から塗装面をしっかり保護でき、劣化を防ぐ効果が期待できます。
再塗装や補修費用が高額になるため、未然に守る意味が大きい
輸入車は、再塗装や補修の際にパーツの取り寄せや塗料の調合が必要になることが多く、国産車と比べて修理費用が高額になりがちです。こうしたコストを未然に防ぐためにも、ボディコーティングによる塗装面の予防保護は非常に効果的で、余計な出費を抑える手段として大きな意味があります。
雨ジミ・ウォータースポット対策に有効(特に濃色車)
輸入車の中でも、メルセデス・ベンツやBMW、アウディといった黒系の濃色車は、特に雨ジミやウォータースポットが目立ちやすい傾向があります。ボディコーティングを施工することでこれらのシミを最小限に抑えることができ、撥水タイプや親水タイプなど仕上がりに応じて選ぶことで対策が可能です。
特に親水タイプは水がべたっと広がって流れるため、ウォータースポットの発生を防ぎやすくなります。
ボディコーティングを施工しなかったことによるデメリット

ここではボディコーティングを施工しなかったことによるデメリットについて考えてみました。長い目で見れば、施工しなかったことによるデメリットが少なからずありそうです。
紫外線や酸性雨で塗装が劣化しやすい
ボディコーティングを施工しないままでいると、紫外線や酸性雨の影響により徐々に塗装が色あせたりくすんだりし、最終的にはクリア層が劣化して粉をふくような「チョーキング現象」が起きることもあります。特に青空駐車や濃色車はこうしたダメージが目立ちやすく、見た目の劣化が早く進行してしまいます。
雨ジミ・水アカ・鳥のフンが落ちにくくなる
ボディコーティングを施工していないと、塗装面に汚れが直接浸透しやすくなり、雨ジミや水アカ、鳥のフンなどがこびり付きやすくなります。これらを放置するとシミや変色の原因となり、通常の洗車では落ちず、磨き作業が必要になることもあります。
洗車してもキレイに見えにくい
ボディコーティングをしていないと、洗車をしてもツヤが出にくく、汚れもこびりつきやすくなります。たとえワックスを使用しても、数日で効果が切れてしまい、すぐにくすんだ印象に戻ってしまうため、きれいな状態を長く保つのが難しくなります。
洗車の回数や手間が増える
ボディコーティングをしていない車は汚れやすく、さらにその汚れが落ちにくいため、きれいな状態を保つには頻繁な洗車やワックスがけが必要になります。その結果、時間や労力がかかるだけでなく、洗車用品やメンテナンス費用などのコストもかさみやすくなります。
売却時に外観の劣化でマイナス査定に
ボディコーティングをしていないと、塗装面にシミや色あせ、細かなキズが蓄積されやすくなり、見た目の劣化が進んだ印象を与えてしまいます。その結果、同じ年式・走行距離の車であっても、外観の状態によって査定額に数万円から数十万円の差が出ることもあります。
ボディコーティングとプロテクションフィルムの違いや、気になる費用面は?

ボディコーティングとプロテクションフィルム(PPF)はどちらもクルマのボディを守るための施工ですが、目的・素材・効果・価格などが大きく異なります。ボディコーティングの主な目的は「ツヤ出し+汚れ・紫外線対策」であるのに対して、プロテクションフィルム(PPF)は「飛び石・傷・塗装剥がれの防止」です。
ボディコーティングは液体(ガラス質や樹脂など)であるのに対して、プロテクションフィルム(PPF)は固形、具体的はフィルム(ポリウレタンなど)です。そのため、被膜の厚さにも違いがあります。
ボディコーティングが数ミクロン(0.002〜0.01mm)であるのに対して、プロテクションフィルム(PPF)は約150〜200ミクロン(0.15〜0.2mm)であり、後者の方が厚みがあります。この被膜の厚みは耐久性にも関係してきます。ボディコーティングが数ヶ月〜5年程度であるのに対して、プロテクションフィルム(PPF)は約5〜10年といわれています。
こうなるとプロテクションフィルム(PPF)が良いことづくめのように思われがちですが、多くのユーザーにとって避けてとおれない費用面があります。ボディコーティングは数千円〜10万円台で収まることが多い反面、プロテクションフィルム(PPF)をボディ全体に施工するとなると優に100万円を超えることになります。
ボディコーティングとは?
特徴
ボディコーティングとは、塗装面を薄い透明の膜で覆う施工のことで、汚れの付着防止やツヤ出し、紫外線・酸性雨からの保護を目的としています。また、撥水性で水をはじいたり、親水性で水ジミを防いだりする効果もあり、車の美しさと塗装の耐久性を高める役割を果たします。
メリット
ツヤと光沢が増して見た目が美しくなることに加え、汚れが付きにくく落としやすくなるため洗車が楽になる点です。また、比較的安価に施工できるうえ、市販のコーティング剤を使ってDIYでも手軽に取り入れられるのも魅力です。
デメリット
ボディコーティングには、塗装の保護や美観維持といったメリットがありますが、傷や飛び石などから塗装を物理的に守る力はそれほど強くありません。また、経年劣化は避けられず、数年ごとに再施工が必要になる点もデメリットとして挙げられます。
プロテクションフィルム(PPF)とは?
特徴
プロテクションフィルム(PPF)とは、弾力性のある透明な特殊フィルムをボディに貼り付けて塗装面を物理的に保護する施工です。飛び石や擦り傷などの衝撃を吸収することが主な目的で、一部のメーカーでは軽い擦り傷が自然に消える「自己修復性能」を備えた製品もあります。
メリット
飛び石や擦り傷、虫の死骸、洗車キズなどから塗装面を強力に保護できる点です。また、経年劣化にも強く、5〜10年にわたって効果が持続します。フィルムは剥がすことができるため、元の塗装をきれいな状態で残せることから、再販時にもプラス評価につながりやすいのが特長です。
デメリット
フル施工で100万円以上かかることもある高額な費用が挙げられます。また、施工には高い技術が求められるため、対応できるのは専門の施工店に限られます。さらに、一般的にはフロントバンパーやボンネット、ドアミラーなどパーツごとの部分施工となることが多い点にも注意が必要です。
ボディコーティングはどこに依頼すればいいのか?

ボディコーティングは施工者の腕と環境によって仕上がり・耐久性が大きく左右されるため、依頼先選びは非常に重要です。もっとも一般的なのはコーティング専門店に依頼するケースでしょう。技術力・設備・仕上がりはトップクラスであり、満足度も高いです。ただし、玉石混交の世界でもあるため、いい加減な業者が紛れている可能性もあります。
そこで、コーティングに対する知識やこだわりを持つ友人知人の紹介だと安心です。またディーラーでは新車購入時のオプションとして提案されることが多く、費用や施工の中身、環境などを確認してから依頼するようにしてください。なかには外部に丸投げするだけというケースもあるので注意が必要です。
その他、ガソリンスタンド(整備併設型)やカー用品店などが展開しているボディコーティングという選択肢もあります。短時間ならびに安価&簡易的な施工が中心です。安く仕上げたい場合は、このゾーンを狙うのもひとつの方法です。
さらに、自分(DIY)で行う方法もあります。ただ、これはボディコーティングを施工するというより、クルマ磨きを楽しみとして捉える方が良いでしょう。
まとめ:腕の良いコーティングショップを見極めるには?

最後に、多くの人が気になるであろう、腕の良いコーティングショップを見極めるポイントをまとめてみました。
下地処理(磨き・脱脂・鉄粉除去)をきちんと行うか
腕の良いコーティングショップを見極めるポイントのひとつは、施工前の「下地処理」にどれだけ丁寧に取り組んでいるかです。優れた施工店ほど、洗車・鉄粉除去・コンパウンドによる研磨・脱脂といった工程にしっかり時間をかけて行い、その内容をわかりやすく説明してくれる傾向があります。
コーティングの効果や持続性を左右する重要な工程であるため、事前に下地処理の対応内容を確認することが大切です。
「施工実績」や「作業写真・動画」が豊富か
腕の良いコーティングショップを見極めるには、ホームページやSNSに施工実績やビフォーアフターの写真・動画が豊富に掲載されているかをチェックすることが大切です。実際の作業内容や仕上がりのクオリティ、そして顧客の満足度を確認できるため、信頼できる店舗かどうかを判断する材料になります。
使用しているコーティング剤の詳細を説明してくれるか
信頼できるコーティングショップかどうかを見極めるには、「ガラスコーティング」「セラミック」「親水タイプ・撥水タイプ」などのコーティングの種類や特性を、分かりやすく丁寧に説明してくれるかが重要です。さらに、使用しているメーカー名や製品名、保証内容まできちんと明示できる店舗であれば、品質や対応への信頼度も高いといえます。
施工環境が整っているか(屋内・密閉型ブース)
コーティングの仕上がりや耐久性を高めるためには、埃や風を遮断できる屋内の密閉型ブースなど、施工環境が整っていることが理想です。オープンスペースでの施工では、空気中のゴミや天候の影響で品質にムラが出やすくなるため、信頼できるショップかどうかを判断する際は、施工環境にも注目することが大切です。
施工証明書やアフター保証があるか
優れたコーティングショップを見極めるポイントのひとつは、「○年耐久保証」「再施工割引」「定期メンテナンス制度」などのアフターサポートが整っているかどうかです。こうした保証や制度は品質への自信の証であり、施工証明書が発行されることで、将来クルマを売却する際のアピール材料にもなります。
ユーザーレビューやクチコミ評価が高いか
腕の良いコーティングショップを選ぶ際は、GoogleマップやSNS、みんカラなどで店舗名を検索し、実際のユーザーによるレビューやクチコミ評価を確認するのが効果的です。特に「丁寧」「親切」「仕上がりに満足」といった具体的な声が多いショップは、信頼性や技術力の高さが期待できます。
相談時の対応が丁寧で明確か
信頼できるコーティングショップかどうかを見極めるには、相談時の対応が丁寧で、希望・予算・駐車環境などに応じた最適な提案をしてくれるかが重要です。質問に対して曖昧な返答しかなく、強引な営業をするような店舗は避けた方が無難です。対応の良いショップに出会えれば、仕上がりは想像以上に美しく、効果も長期間持続し、洗車も楽になります。さらに、メンテナンスや再施工も安心して任せられるでしょう。
