メルセデス・ベンツの新たなラインナップとして展開中の「メルセデス・ベンツEQシリーズ」。2019年にEQCがデビューしたことを皮切りに、現在はコンパクトSUVからマイバッハ、メルセデスAMG、そして日本でも高い人気を誇るGクラスにもEQモデルが存在します。
今回は「メルセデス・ベンツ EQS45」を中心にEQSモデルの魅力やライバル車、おすすめしたいユーザー像を考察していきます。
メルセデス・ベンツEQシリーズとは?

メルセデス・ベンツEQシリーズは、同社が展開する電気自動車(EV:Electric Vehicle)および電動化モデルの専用ブランドです。ブランド名の「EQ」は、メルセデス・ベンツが電動モビリティ戦略の中心に据えるコンセプト“Electric Intelligence(電気的知性)”を表すものとして用いられています。
EQシリーズの基本理念は、「ラグジュアリーとサステナビリティ(持続可能性)の両立」です。メルセデス・ベンツが培ってきた快適性・安全性・デザイン性を維持しながら、ゼロエミッション化と知能的なエネルギーマネジメントを追求することを目的としています。
さらにEQは、「電動パワートレインの最適化」「AIを活用したエネルギー効率の向上」「家庭・都市とのエネルギー連携」など、新しいモビリティ体験とライフスタイルの創出も視野に入れたブランドとして位置づけられています。
- EQA:コンパクトSUV(GLAクラス相当)……都市型電動SUV。取り回しの良さと静粛性を両立。
- EQB:ミドルサイズSUV(GLBクラス相当)……3列シートを設定し、家族向けEVとして人気。
- EQE SUV:SUV派生モデル……高級感と広い室内空間を兼ね備える電動ラグジュアリーSUV。
- EQS:Sクラス相当のフラッグシップEV。「MBUXハイパースクリーン」採用。航続距離700kmオーバー。
- EQS SUV:メルセデス初となる、EVのラグジュアリーSUVモデル。
- Mercedes-Maybach EQS SUV:メルセデス・マイバッハ初のEVであり、SUVモデル。
- G 580 with EQ Technology:Gクラスとして史上初のEV。
*そのほか、メルセデスAMGモデルとして「メルセデスAMG EQE53 4マチック+」「メルセデスAMG EQE53 AUV 4マチック+」「メルセデスAMG EQS53 4マチック+」も販売されています。
メルセデス・ベンツEQSのモデル概要

主なスペック
- 全長×全幅×全高:5225×1925×1520mm
- ホイールベース:3210mm
- 車両重量:2500kg
- 駆動方式:RR
- トランスミッション:7速AT
- パワートレイン:永久磁石同期モーター
- 最高出力/最大トルク:333ps/568N・m
- ステアリング:左/右
2022年9月にデビューしたメルセデス・ベンツEQSは、メルセデス・ベンツが長年培ってきたラグジュアリーと快適性の理想を実現したEVです。専用のプラットフォームを新たに設計・開発するだけでなく、EVならではのパッケージの有用性を活かしたエクステリアデザインでは、空力という機能性を備えた美しさを実現しています。
インテリアにおいては、機能性と美しさの両面に優れたタッチ式のMBUXハイパースクリーンを採用。NVH対策(「Noise(騒音)」「Vibration(振動)」「Harshness(ハーシュネス)」の各対策)を徹底的に行うことで、静粛性はこれまでにないレベルとなっています。
さらに、HEPAフィルター(高性能な微粒子エアフィルター)を採用した空気清浄システムにより、室内の空気をクリーンに保ちます。
走行性能
EQS450+は、リアアクスルに電動パワートレイン(eATS)を搭載し、最高出力は333psを発生します。航続可能距離は日本で販売されているEVのなかではトップクラスとなる700kmです。電気モーターには永久磁石同期モーター(PSM)が採用されています。
このPSMでは、ACモーターのローター(回転子)に永久磁石が取り付けられているため、ローターには通電の必要がありません。また、搭載されている電気モーターは三相の巻線を2つ備える六相式を採用しているため、きわめて強力です。
回生ブレーキによる運動エネルギーの回収は、さまざまな方法で行うことが可能です。アクセルペダルを戻した際やブレーキペダルを踏んだ際に、高電圧バッテリーの充電を行います。
加えて、ドライバーはステアリングに装備されているシフトパドルを使い、回生ブレーキによる減速度を3段階(D+、D、D-)で設定が可能です。このほか「D Autoモード」では、最大5m/s2の減速度が得られます。このうち回生ブレーキによるものが最大で3m/s2となっています(残りの2m/s2は摩擦ブレーキによるものです)。
また、ECOアシストでは、状況に応じて回生ブレーキの最適化を行います。もっとも効率的な運転スタイルとなるように減速の強弱を自動調整し、例えば先行車を検知すると、先行車との車間距離を調整しつつ、(先行車が)停車するまで可能な限り追従していきます。
4MATIC+では、トルクシフト機能によってフロントとリアの電気モーター間で駆動トルクの連続可変配分が行われます。前後のeATSは相互かつ独立して調整が可能であり、前後輪に必要な駆動トルクを毎分1万回の頻度でチェックし、必要に応じて前後の駆動力配分を最適化します。さらに電気信号による制御のため、機械式四輪駆動システムに比べてはるかに速い反応が可能となります。
EQS450+のリチウムイオンバッテリーのエネルギー容量は107.8kWhであり、これにより航続距離700kmを達成したといえます。メルセデス・ベンツはバッテリー本体だけでなく、バッテリーを管理するソフトウェアも自社開発している点も注目すべき点といえます。なお、EQSは、6.0kWまでの交流普通充電と、150kWまでの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応しています。
EQSのサスペンションはフロントに4リンク式、リアにマルチリンク式を採用しています。連続可変ダンピングシステムADS+と、エアサスペンションを組み合わせた「AIR MATIC」を標準装備しています。
このAIR MATICによるセルフレベリング機構は、乗員や荷物の重さに関係なく地上高を一定に保つものであり、必要に応じて変更も可能です。例えば、コンフォートモードでは120km/h以上の高速走行時には10mm、また、参考値として160km/hを超えるとさらに10mm車高を下げることで空気抵抗を低減し、操縦安定性を高めます。
車速が落ちて80km/hを下回ると、もとの車高に戻ります。なお、40km/h以下では、ボタン操作により車高を25mm上げることができます。ただし、50km/h以上になると、自動で下がり通常の車高に戻る設定となっています。
内外装のデザイン
EQSのデザインは、メルセデスEQシリーズにおいて初となる、EVのプレミアムモデルとして新しいプラットフォームがベースとなっています。EV特有の、内燃(ガソリン)エンジン搭載車とは大きく異なるスタイリングであることが一目で分かるはずです。
機能性やエアロダイナミクスに対する厳しい要求を満たす「目的に沿ったデザイン」には、ゆったりとした面の構成、そしてパネルの継ぎ目の少なさ、さらにはシームレスデザインといった「Sensual Purity(官能的純粋)」の思想が反映されています。
EQSのスポーティで低く構えたフロントは、グリーンハウスを跨いで続く「ワン・ボウ」(弓)のラインとサッシュレスドアにより、クーペのようなシルエットを実現しています。フロントにエンジンやトランスミッションを縦置きする必要がないことで、メルセデス・ベンツの典型的なシルエットとは異なる「キャブフォワードデザイン」を採用しています。
通常よりも前方に位置するAピラーと、前後のショートオーバーハングにより、ゆったりとしたキャビンスペースを確保しています。まさにEQSは、機能性からデザインを形作る、メルセデス・ベンツの基本的な考え方によってデザインされているといっていいでしょう。
フロントフェイスは「ブラックパネル」ユニットに統合されています。この部分には、超音波センサーやカメラ、レーダーセンサーなど、運転支援システムのさまざまなデバイスが組み込まれています。
また、ボンネットは左右フェンダーまで回り込んでおり、シームレスなデザインとしているだけでなく、高速巡航時にボンネットが浮く現象を抑え、空力的にも有効な機能性も備えています。
左フロントフェンダー側面のサービスフラップはウォッシャー液補充のためのもので、ボンネットは、室内用エアフィルター交換などのメンテナンス目的の場合にサービス工場でのみ開閉可能となっています。ベルトラインに配置されたドアミラーは、空力と低騒音が最適化されたデザインを採用しています。そのほか、格納式のシームレスドアハンドルは全車に標準装備です。
ルーフからリアエンドに掛けてのシルエットは、まるでクーペのような官能的なデザインを採用する一方で、テールゲートにスポイラーを設けることでよりスポーティな印象も持ち合わせ、コントラストをつけています。
またテールゲートは、隙間を精密にデザインすることでボディとの段差を最小としています。さらにリアカメラはスリーポインテッドスター裏側の汚れが付きにくい位置に格納されています。そのほかLEDリアコンビネーションランプの内部は、螺旋構造となっており、立体的に映るような工夫が施されています。
EQSは、メルセデスEQとして初めてEV専用プラットフォームを採用したモデルであり、室内のデザインにはさまざまなデジタルの要素を取り入れています。
なかでも「MBUXハイパースクリーン」は、EQSの象徴的な装備のひとつであり、3枚の高精細パネル(コクピットディスプレイ・有機ELメディアディスプレイ・有機ELフロントディスプレイ[助手席])とダッシュボード全体を1枚のガラスで覆うワイドスクリーンで構成されています。そのまわりを、細いシルバーのフレーム、エアアウトレットを組み込んだルーバー状のトリムなどが囲んでいます。
左右のエアアウトレットはジェットエンジンのタービンを模したデザインを採用し、MBUXハイパースクリーンとのコントラストを通じて、アナログとデジタルの共存という、遊び心あふれる演出を採用している点にも注目です。
この複雑な形状を持つタービンブレードは、エアコンの空気を効率よく配分する機能も備えています。さらにセンターコンソールの前部はダッシュボードにつながり、下側は宙に浮いたような構造となっています。これは、EV専用プラットフォームの採用により、従来のようなセンタートンネルが必要なくなったことを視覚的に示したものです。
ドアパネルに取り付けたモジュール本体は宙に浮く格好で、アームレスト・ドアグリップ・ドアポケットなど、必要なものをすべて備えており、機能的にも優れています。また、周囲が暗くなると自動的に点灯するアンビエントライトが、この宙に浮くような前衛的なデザインをさらに美しく演出します。
EQS450+のシートには、シンプルながら造形美にこだわったデザインが採用されています。サイドサポートのラップアラウンド形状は、乗員の身体を支えるだけでなく、シートの中央部とのコントラストによる立体感を生み出しています。
オプションのAMGラインパッケージではスポーツシートが標準となります。スリムな一体型の形状が特長で、シート表面は本革のカバーを上から掛けたように見えるデザインが施されています。シートは輪郭に沿って照明付きパイピングが施されており、夜間走行の際には雰囲気のある室内空間を演出します。
安全装備
車両接近通報装置
EVならではの技術として、低速走行するEQSに歩行者が気づきやすくなるための「車両接近通報装置」も標準装備されています。
音の発生装置は右側のフロントとリアのアンダーボディにそれぞれ設けられており、車速約30km/h以下で、EQモデル専用の音を発する仕組みです。音は車速が上がるにつれて音量が大きく、さらに周波数が高く変化することから、歩行者はクルマの走行状態(減速/加速)を判断することができます。
パッシブセーフティ
他のメルセデス・ベンツと同様に、EQSにも高剛性キャビンと専用クラッシャブルゾーン、最新のレストレイントシステムが採用されています。また、予防的乗員保護システム「PRE-SAFE」が標準装備されています。
さらにEQSでは、EV専用プラットフォームの採用により、安全性の観点においてもデザインの自由度が広がったのです。その結果、バッテリーの搭載場所はアンダーボディの衝突から守られる最適な場所が選ばれています。
また、大きなエンジンがフロント部に搭載されないことにより、前面衝突時の各部の働きについてもより正確に把握することが可能になりました。そのため、標準のクラッシュテストに加え、他のさまざまな荷重条件におけるクルマの動きについての検証と広範なコンポーネントテストが車両安全技術センター(TFS)で実施されました。
エアバッグ
エアバッグはSRSエアバッグ(運転席、助手席)に加え、SRSニーバッグ(運転席)も標準装備となっています。SRSニーバッグは、激しい前面衝突の際、脚がステアリングコラムやダッシュボードにはさまらないよう保護することにより、負傷を防止あるいは軽減するものです。
標準装備のSRSウインドウバッグは、激しい側面衝突の際に、衝突を受けた側のAピラーからCピラーまでの範囲にカーテンのように広がって前後のサイドウインドウを覆います。ちなみに、横転が検知された場合は両側ともエアバッグが展開します。メモリー付きパワーシート(後席)にも、SRSサイドバッグ(後席)が搭載されます。
これは、激しい側面衝突の際に左右リアシートの乗員の胸部を保護するとともに、標準装備のSRSウインドウバッグの保護効果を補うものです。そのほか、リアベルトバックは、激しい前面衝突の際に後席左右の乗員のシートベルトのストラップが膨らんで胸部や肩部との接触面積を3倍近く広げることで、胸郭にかかる負担を軽減します。
さらに左右のリアシートには、i-Sizeチャイルドセーフティシート固定装置が標準装備となっています。シートバックとシートクッションの間にアンカーを2個ずつ備えることで、i-Sizeチャイルドセーフティシートを速やかかつ確実に取り付けることができます。
PRE-SAFE:予防的保護機能を標準装備
EQSには予防的乗員保護システム「PRE-SAFE」が標準装備されています。また、PRE-SAFEインパルスサイドは、前面衝突や後面衝突の危険に対して作動するPRE-SAFEの機能と組み合わせることにより、見えないクラッシャブルゾーンをクルマの全周囲にめぐらせる装備といえるのです。
側面衝突の場合、クラッシャブルゾーンの確保は限られてしまいます。そこでPRE-SAFEインパルスサイドは、側面衝突が差し迫っていると検知すると、衝突が発生する前に衝撃を受ける側の前席乗員を危険から遠ざける機能を有しています。
具体的には、フロントシートバックレストのサイドサポートに内蔵されたエアチャンバーを瞬時に膨張させることで、ドアからの距離を広げる機能です。
メルセデス・ベンツEQSの新車価格および中古車相場

※この価格は2025年10月時点のものです。
- EQS450+(CVT/右・左):15,500,000円
- EQS450+エディション1:(2023年10月/日本限定30台):21,570,000円
※この価格は2025年10月時点のものです(Webカーセンサー調べ)。
EQS450+
- 平均価格:698.1万円
- 価格帯:578万円~1359万円
ライバル車とは?

- BMW i7:伝統の7シリーズを電動化したフラッグシップEV。直列6気筒並みの滑らかさと高級内装が特徴。
- アウディ e-tron GT:ポルシェ・タイカンと同一プラットフォームを共有。スポーティで精緻な走行フィール。
- ポルシェ タイカン:スポーツ志向の高級EV。加速性能はEQSを凌ぐが、航続距離はやや短め。
- テスラ Model S:EV市場の先駆者。加速性能とソフトウェア更新の先進性が魅力。
- レクサス RZ:トヨタグループの次世代電動ラグジュアリーを担うモデル。
- ジャガー I-PACE:デザイン性と乗り味の良さで知られるが、登場から年月が経過。次期モデルのうわさも。
EQSのライバル車は、BMW i7、ポルシェ タイカン、テスラ Model Sなど、いずれも“ラグジュアリーなEVセダン”という共通事項を持ちながらも、少しずつアプローチが異なります。
そのなかでメルセデス・ベンツEQSの優位点は「ラグジュアリーの伝統×電動化」というブランドストーリーと総合力にありますが、ライバルはいずれも「技術・走り・効率」という切り口です。その結果、メルセデス・ベンツEQSを検討する際には、「何をもっとも重視するか(快適性・走行性能・ブランド・技術革新・ステータス性)」を明確にしたうえで、ライバル車と比較・検討することが賢明です。
ラグジュアリー性において、EQSは「ハイパースクリーン(MBUX Hyper screen)」に象徴されるデジタル・ラグジュアリー路線を採用しています。そして最大のライバルであるBMW i7は「手仕事の質感」を重視し、伝統的な高級感をEVにおいても感じさせてくれます。つまり、メルセデス・ベンツEQSは「未来志向の上質さ」で差別化を図っているのです。
気になる航続距離(いずれも参考値)は、EQS450+が約780km、BMW i7が約625km、アウディ e-tron GTが約650km、ポルシェ タイカンが約500km、テスラ Model Sが約650km、レクサス RZが約500km(RZ450e/AWDモデル)、ジャガー I-PACEが約440kmとなっています。
メルセデス・ベンツEQSならではの魅力とは?

メルセデス・ベンツEQSならではの魅力は、単なる電動化に留まらず、伝統的なラグジュアリーと革新的なテクノロジーを融合させた、未来の高級車のあり方を体現している点に集約されるでしょう。それは、五感を刺激する乗り心地と、モビリティの概念を再定義する先進性によって具現化されています。
そしてメルセデス・ベンツEQSの最大の特長は、メルセデス初のEV専用プラットフォーム「EVA2」にあります。内燃機関の制約から解放されたこのプラットフォームが、これまでの自動車とは一線を画す革新的なパッケージングを可能にしたのです。
さらに、エンジンルームのスペースを確保する必要がなくなったことにより、キャビンを前方に拡大することが可能となりました。その結果、ゆとりある室内空間と、弓の弦のように滑らかな「ワン・ボウ・デザイン」が実現したのです。また、極めて低い空気抵抗係数(Cd値)を達成し、圧倒的な静粛性と航続距離に貢献しています。
EQSは、単に静かで速いだけでなく、ドライバーと車が一体となるような知能化されたドライビング体験を提供します。
- MBUXハイパースクリーン:3枚の大型ディスプレイを一体化したコックピットは、AIによる学習機能で、ドライバーの好みや行動を先読みして適切な情報を提示します。
- 会話型AIの採用:セレンスの会話型AIが搭載され、より自然な音声対話での操作が可能になりました。
- 高度な自動運転:レベル3の条件付き自動運転システム「DRIVEPILOT」は、高速道路の渋滞時などに作動し、ドライバーの負担を軽減します。
メルセデス・ベンツEQSはどのような方におすすめか?

メルセデス・ベンツEQSは、革新性、快適性、環境性能を重視する方に特におすすめしたいモデルです。
- 愛車に先進技術を求める方:MBUXハイパースクリーンなどの最新テクノロジーを体験したい方。
- 高い快適性を重視:静粛性に優れ、スムーズな乗り心地と上質な室内空間を求める方。
- 環境への配慮:EVによる排出ガスゼロの走行と持続可能な生産背景を評価する方。
- デザイン性を重視:流麗な「ワン・ボウ・デザイン」に魅力を感じる方。
メルセデス・ベンツEQSは、単なる移動手段としてのクルマの枠を超え、未来のラグジュアリー体験を求める方に特におすすめしたいモデルです。既存のSクラスのオーナーや他メーカーの高級車オーナーだけでなく、これまでにない価値観を持つ層にも響く魅力を持っているといえるでしょう。
究極の快適性を追求するユーザー
メルセデス・ベンツEQSは、内燃機関を持つSクラスで培われた最高レベルの乗り心地を、EVならではの静粛性と滑らかさでさらに昇華させたモデルです。EVであるがゆえに、エンジンノイズや振動がないため、極めて静かな移動空間を体験できます。
また、上質な素材と心地よいシートが、長距離移動でも疲労を感じさせません。広々とした後部座席で、快適な移動時間を過ごしたい方にも最適です。
環境意識の高い先進的なユーザー
単に燃費が良いだけでなく、社会や環境への影響を考慮する先進的な価値観を持つ方にもおすすめしたいモデルです。EVを選択することで、CO2排出量ゼロの走行に貢献したいと考える方や、経済的な豊かさだけでなく、環境負荷の低減や社会貢献を重視する方。
さらに最新のEV技術や自動運転技術に強い関心を持ち、それをいち早く体験したい方にもおすすめです。
テクノロジーを使いこなしたいユーザー
車載テクノロジーを最大限に活用し、移動をより快適でスマートにしたいと考える方におすすめです。MBUXハイパースクリーンを筆頭とする高度なデジタルコックピットを直感的に操作したい方や、AIが学習し、ドライバーの好みに合わせて設定を調整してくれる機能を活用したい方。
さらに、車内外のデジタルサービスをシームレスに連携させたい方にもおすすめです。
独特のデザインを好むユーザー
メルセデス・ベンツEQSの「ワン・ボウ・デザイン」は、既存のメルセデスとは一線を画す先進的なデザインです。他のクルマとは違う、個性的なエクステリアデザインを好み、機能美を追求したデザインに魅力を感じる方。
さらには新しいものが好きで、常に時代の最先端を走っていたい方にもおすすめです。
メルセデス・ベンツSクラスオーナーからの乗り換え
メルセデス・ベンツSクラスからの乗り換えを検討している方や、Sクラスの快適性やブランド力に魅力を感じていた方にもEQSは最適な選択肢といえます。メルセデス・ベンツEQSは、Sクラスの伝統的なラグジュアリーを継承しつつ、EVならではの革新性をプラスしています。
そしてより静かで滑らかな走りは、Sクラスとはまったく異なる、近未来の自動車像を実体験できるモデルなのです。



