タイヤ交換の目安は何を基準に考えればいい?摩耗だけじゃないタイヤの交換時期

クルマのタイヤは消耗品の1つであり、定期的に交換が必要です。しかし、いつ交換をすればよいのか、どのくらい使ったらタイヤ交換すればよいのか、その目安が分からないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、タイヤ交換の目安となる時期や見方を解説します。

目次

タイヤ交換が必要になるときはいつ?

タイヤを交換する時期や目安はいつ頃なのかという質問に対する答えとして多いのが、“摩耗したとき”です。もちろん、この答えも正解の1つではありますが、その他にもタイヤ交換の時期の目安となる指標がいくつかあります。

それが、タイヤが製造されてから時間が経過してゴムが硬化してきたときやひび割れが発生したときです。

タイヤはゴムで作られているため、時間が経過すると硬化します。クルマの保管場所や環境などによってゴムの劣化速度が異なるため、一概に何年経過したらタイヤを交換した方がいいと断言することはできませんが、製造から10年以上経過したら残り溝が十分に残っていてもタイヤ交換をした方がよいでしょう。

タイヤが作られてから時間が経過すると、ゴムが硬化するだけでなく、タイヤ側面や接地面にひび割れが発生することがあります。このゴムのひび割れもタイヤ交換の目安の1つです。そのため、ひび割れが目立つようになってきたら、タイヤ交換を検討するとよいでしょう。

ここからは、より具体的にタイヤ交換の目安となるサインを解説します。もし、以下のような症状が現れていたら、タイヤ交換を検討し、必要に応じてタイヤの交換をしましょう。

【タイヤ交換の目安】摩耗の場合

タイヤは使用にともなって接地面(トレッド面)のゴムが摩耗していきます。一般的なタイヤでは、溝の中にあるスリップサインが露出した時点で、タイヤ自体の使用限界に達したことを示します。また、スタッドレスタイヤにはスリップサインとは別に“プラットフォーム”が設けられており、これが見え始めた場合は冬用タイヤとしての性能が十分に発揮できない状態にあるため、早めの交換が必要です。

一般的に新品タイヤ(ノーマル/サマータイヤ/夏用タイヤ)の溝の深さは約8mmです。このタイヤの残り溝は、5,000km走行すると約1mm摩耗すると言われています。そのため、約32,000km走行すると、スリップサインが露出する計算になります。

つまり、1年間の走行距離が10,000km程度の場合は約3年、年間走行距離が5,000km程度の場合は約6年でタイヤ交換の時期となります。

スタッドレスタイヤの場合は、残り溝の深さが50%になるとプラットフォームが露出します。溝の深さが50%になったときのサインが現れたら、早急にタイヤ交換をしましょう。

【タイヤ交換の目安】製造年やひび割れの状態

ゴム製品であるタイヤは、時間が経過すると硬化したりひび割れたりします。もし、ゴムが硬化したり、ひび割れがひどい場合は、早めにタイヤを交換しましょう。現在装着されているタイヤが、いつ製造されたのか知りたいときは、タイヤ側面にある表示で確認できます。

タイヤ側面(サイドウォール)には、タイヤの銘柄やサイズなどのほかに、「3525」といった4桁の数字が刻印されており、この数字が製造された週と年を表しています。例えば、「3525」の場合は、「35週目2025年」という意味です。つまり、2025年の35週目=2025年8月最終週となります。

週を表す最初の2ケタがいつなのかわからなくても、下2ケタの製造年がわかれば、製造から何年経過したのか把握することが可能です。もし、製造から10年以上経過したタイヤを装着している場合は、ゴムが硬化している可能性が高いため、早めにタイヤ交換した方がよいでしょう。

また、タイヤの側面(サイドウォール)は、日光や雨風などの影響を受けやすい部分です。この外的要因を受けやすいサイドウォールがひび割れてきたときもタイヤ交換の目安となります。サイドウォールのほかに、タイヤ接地面にひび割れが見られたときもタイヤを交換する時期の目安となるため、タイヤをチェックするときは、空気圧や残り溝の深さだけでなく、製造年やひび割れの有無も確認しておきましょう。

タイヤのチェックは月に1回は行っておくと安心

タイヤの点検は、クルマを運転する人の義務(日常点検項目)です。もし、タイヤの点検を怠ってしまうと、空気圧不足や摩耗、ひび割れなどに気づかず、バーストをはじめとするタイヤのトラブルに発展する可能性が高くなります。

そのため、タイヤの点検は最低でも月に1回は行っておくことをおすすめします。タイヤを点検するときは、タイヤの空気圧、摩耗(偏摩耗を含む)具合、ひび割れの有無、残り溝の深さをチェックしましょう。

これらのチェックを定期的にしていれば、タイヤの異常や摩耗・ひび割れなどにいち早く気づくことができ、トラブルを未然に防ぐことができます。また、タイヤの交換時期や、いつ頃タイヤを交換した方がいいのかなどの目安を把握しやすくなるというメリットもあります。

タイヤ交換の目安がわからないときはトップランクへ

ここまで、タイヤ交換の目安やタイヤの点検方法について解説してきましたが、具体的にいつタイヤを交換すればよいのかわからないというユーザーもいるでしょう。

そのようなときは、輸入車やプレミアムカー、スポーツモデルの取り扱いに強いトップランクにご相談ください。トップランクでは、定期点検・車検をはじめ、タイヤ交換やオイル交換など幅広いメンテナンスに対応しています。

また、専用テスターを使った点検、専門機器を使用した調整などを実施することも可能です。輸入車の点検・整備・メンテナンスをはじめ、購入や売却など、クルマに関することをまとめて依頼したいときは、トップランクにお問い合わせください。

トップランクには、豊富な実績を持つ整備士が常駐しており、専門的な環境が整っています。大切なクルマを安心して預けたい方にとって、有力な選択肢となるかと思います。

 

お車に関するご相談や、気になる車種の故障リスクなど、どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせください。

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