最新か見た目優先か?BMW7シリーズ「740i M Sport/G70型」と「740i M Sport/G11型」を徹底的に比較してみた!

1977年にデビューして以来、まもなく50周年を迎える「BMW7シリーズ」。BMWが誇るフラッグシップモデルは、これまで6度のフルモデルチェンジを経て、現在は2022年にデビューした7代目(G70型)となっています。

今回は、BMW7シリーズの「740i M Sport/G70型」と「740i M Sport/G11型」に的を絞り、両車を徹底的に比較してみました。

目次

BMW7シリーズについて

BMW7シリーズの歴史について

1977年に世界初登場したBMW7シリーズは、その時代におけるラグジュアリーセダンとして、最高峰の品質と最新技術を取り入れながら進化を遂げ、現在に至ります。BMW7シリーズは、1976年に発売された6シリーズクーペのテクノロジーをベースに、1970年代初頭にBMWのデザイン部門を率いたポール・ブラック氏が初期のデザインコンセプトを手掛けています。

1986年に2代目(E32型)となり、1994年に3代目(E38型)、2001年に4代目(E65/E66/E67/E68型)となります。4代目7シリーズでは、世界初の量産型の水素自動車が市販され、話題となりました。

その後、2009年に5代目(F01/F02/F03/F04型)へとフルモデルチェンジ。5代目7シリーズでは、ハイブリッドモデルがデビューします。そして2015年にデビューした6代目(G11/G12型)を経て、現行モデルは2022年7月にデビューした第7世代となります。

BMWブランドにおけるポジションについて

BMW7シリーズは、1977年の登場以来、ダイナミズムとラグジュアリーを高次元で融合するとともに、モデルチェンジを繰り返すたびに数多くの革新的技術を取り入れてきた歴史があります。

その結果、約50年間に渡って常に革新的なラグジュアリーセダンとして君臨し続けてきたBMWが誇るフラッグシップモデルです。その後、1980年代初頭にドイツ航空宇宙研究所と共同で、液体水素またはガソリンのどちらの燃料でも走行が可能な改造が施されました。

いまから50年近くも前から、BMWでは環境保護の観点からの水素、そして代替エネルギー源としての水素が、長期的に有効であるという事実を認識していたことを意味します。その後、25年の開発期間を経て、2006年後半には量産車で世界初となる水素駆動車”BMW Hydrogen 7″を発表しています。

BMW7シリーズは、BMWブランドにおいてフラッグシップであると同時に、常に革新を遂げるBMWの代名詞ともいえるモデルなのです。

現在ラインナップされているモデル紹介

モデル概要

BMW7シリーズ(G70型)

7代目にあたる現行モデルのBMW7シリーズは、「駆けぬける歓び」「比類なき走行性能」「最高レベルのデジタル体験」を併せ持つラグジュアリーセダンです。今回、新たに定義された「ラグジュアリーさ」では、「人」を中心とした意識や欲求、感情を重視。

さらには存在感や優美さ、そして特別な上質さを示すプレミアムな品質だけでなく、イノベーション、コネクティビティ、サスティナビリティや先進性も追求しています。そして7代目では、歴代モデルで初となる、電気のみで走行する電気自動車「BMW i7(アイセブン)」をラインアップしています。

このBMW i7は、卓越したドライビングエクスペリエンスとインテリアの快適性を最大限に追求しつつ、サスティナビリティとの両立を実現したモデルです。と同時に、満充電にて約600kmの長距離走行を可能としたラグジュアリー・セダンの電気自動車でもあります。

BMW7シリーズ(G11型)

先代モデルにあたる6代目BMW7シリーズは、LEDヘッドライトに比べ2倍もの照射距離を実現した次世代のライト技術「BMWレーザーライト」や、ドライバーの手の動きを認識して車載コントロール・システムの操作が可能な「ジェスチャーコントロール」、リモコンの遠隔操作で車外からクルマの駐車を行うことが可能な「リモートコントロールパーキング」をはじめ、歴代モデルと同様に、量産車初の革新的機能を数多く採用しています。

また、カーボンファイバー強化樹脂(CFRP)を随所に採用した革新的なボディ構造「カーボンコア」により、ボディ剛性を向上。同時に先代モデルから最大130kgの軽量化を実現しています。「よりクリーンに、よりパワーを。BMW EfficientDynamics(エフィシェントダイナミクス)」の理念を追求した新たなテクノロジーを多数採用しており、まさしく「駆けぬける歓び」の新基準を確立したモデルといえます。

主なスペック

BMW7シリーズ(G70型)
740i M Sport
  • 全長×全幅×全高:5390×1950×1545mm
  • ホイールベース:3215mm
  • 車両重量:2120kg
  • 駆動方式:FR
  • トランスミッション:8速AT
  • エンジン:直列6気筒ターボ+モーター
  • 排気量:2997cc
  • エンジン最高出力/最大トルク:381ps/520N・m
  • ステアリング:右
BMW7シリーズ(G11型)
740i M Sport
  • 全長×全幅×全高:5125×1900×1480mm
  • ホイールベース:3070mm
  • 車両重量:1900kg
  • 駆動方式:FR
  • トランスミッション:8速AT
  • エンジン:直列6気筒DOHCターボ
  • 排気量:2997cc
  • エンジン最高出力/最大トルク:326ps/450N·m
  • ステアリング:右

パワートレイン:

BMW7シリーズ(G70型)

最高出力381ps(280kW)、最大トルク520Nmを発揮する3.0L 直列6気筒BMWターボエンジンに、ダイナミックな走りを実現する8速AT、さらに48Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わされ、システムトータル最大トルクは540Nmを発揮します。

BMW7シリーズ(G11型)

最高出力326ps(240kW)、最大トルク450N·mを発揮する3.0L 直列6気筒ターボエンジンに、8速ATを組み合わせています。搭載される直列6気筒ガソリンはアルミ製のクランクケース、シリンダーヘッド、オイルパンを採用し、クルマの軽量化にも貢献しています。また、水冷式インタークーラーがインテークマニホールドに統合され、高い効率を実現するとともに、より優れたアクセルレスポンスを実現します。

燃料消費率(JC08モード)12.2km/Lの低燃費を実現し、「平成27年度燃費基準+10%」および「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」を達成しています。

外装のデザイン

BMW7シリーズ(G70型)

フロントデザインは、圧倒的な存在感を放つBMW伝統の大型キドニーグリルを採用し、BMWデザインの意匠の1つである環状のシグネチャーを2回繰り返す「ツインサーキュラー」を進化させたスワロフスキー製のクリスタルヘッドライトが目を引きます。夜間にはキドニーグリルの縁が点灯することにより、BMWが誇るラグジュアリーセダンであることを主張しています。

サイドデザインは、ドアハンドルをドアパネルに内蔵することにより、空気抵抗を低減するだけでなく、すっきりとしたデザインとしています。リアデザインは、BMW伝統の水平基調とL字型コンビネーションライト、さらに、ガソリン&ディーゼルエンジン搭載モデルではテールパイプをリアバンパー内に収めることにより、すっきりかつ洗練された印象を与えます。

BMW7シリーズ(G11型)

フロントデザインは、上下がカットされた新世代の丸型4灯のヘッドライトデザインが精悍なフロントフェイスを採用。直立した大きなキドニー・グリルがBMWのフラッグシップ・モデルに相応しい存在感を主張します。

サイドデザインは、ゆるやかに傾斜したルーフライン、力強い曲面を描くサーフェス、フロントからリアのテールライトまで精密に描かれた2本のショルダーラインが、ダイナミックかつ、伸びやかなサイドビューを形成しています。

さらにリアデザインは、L字型テールライトがよりワイドな印象を与えるとともに、クルマの持つ圧倒的な存在感を主張します。また、M Sportでは、ダーククローム仕上げのエレメントが随所に施されたMエアロダイナミクスパッケージ、専用のダブルスポークMアロイホイールなどの専用装備が、よりダイナミックさを強調します。

内装のデザイン

BMW7シリーズ(G70型)

内装では、まず12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させ、ドライバーに向けて湾曲させることで視認性を高めたカーブドディスプレイが目を引きます。近年のトレンドとして、最低限のスイッチ類のみとし、さらにクリスタルを多用することですっきりとした高級感を印象付けています。

先代モデルに比べて約40%ものガラスの面積を増やしたパノラマガラスサンルーフを標準装備。太陽光を室内に多く取り込み、心地良い空間を演出します。さらに、リアシートまで届くスカイルーフをオプション装備することで、より多くの太陽光を取り込むことが可能です。

これに加えて、内蔵のLEDにより夜間には幻想的な車室内とすることが可能です。左右のリアドアには、それぞれスマートフォンを操作する感覚で、さまざまな設定が可能なタッチパネルを装備。

機能的かつ未来感溢れる演出がなされています。7代目BMW7シリーズでは、すべてのドアを自動で開閉することが可能です。車外からおよび車内からも、全自動での開閉が可能。さらにセンサー内蔵により、狭いスペースにおいては、適切なドア開度を保持することが可能です。

BMW7シリーズ(G11型)

内装においては、室内を取り囲むインテリアトリムと、その上下に鮮明に照らしだされるアンビエントライトが水平ラインを強調するとともに、インテリア全体の一体感を演出。標準装備の「レザーフィニッシュダッシュボード」が、室内にいっそうの高級感を与えるとともに、iDriveコントローラーの周辺や、センター・コンソールのコントロール・パネルにはアルミニウムを使用し、モダンでラグジュアリーなインテリア空間を生み出しています。

その結果、乗員はどのシートポジションからでも、高品質なインテリア空間を愉しむことができます。標準装備の上質な「エクスクルーシブナッパレザー」にはステッチ加工が施され、上質な印象をさらに高めています。また、アンスラサイトのBMW Individualルーフライニングが、洗練されたスポーティな室内空間を演出します。

安全装備

BMW7シリーズ(G70型)

高性能カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力により、精度と正確性が向上した最先端の運転支援システムを標準装備しています。アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)、レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)およびレーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーンコントロールアシスト、サイドコリジョンプロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付き)、クロストラフィックウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能を標準装備としています。

また、パーキングアシスタントには、35km/h以下で車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能なリバースアシスト機能を採用。日本の細い道での対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に、元のルートに復帰することが可能です。

さらに、駐車時にステアリング、アクセル、ブレーキの操作が一切不要な「パーキングサポートプロフェッショナル」を標準装備。自宅駐車場および勤務先駐車場を車両に登録しておくことで、駐車スペースが近づくと、車両が自動で検知し、検知後は、完全自動駐車が可能となります。

BMW7シリーズ(G11型)

ドライバー支援システム「ドライビングアシストプラス」は、フロントバンパーおよびボディサイドの前後左右に設置された合計5つのレーダーセンサーと、フロントウインドウに設置されたステレオカメラにより、車両周囲の交通状況を監視し、安全で快適なドライブをサポートします(全モデルに標準装備)。

また、フロントのキドニーグリル内のカメラ、リアビューカメラ、そして左右のドアミラー下部に装備されたカメラの計4つのカメラを用いて、車両の周囲360度の映像をコントロールディスプレイに表示する「トップビュー」を装備。これに加えて新たに3Dビューを追加しており、確認したいアングルからクルマ周辺の状況を3Dで表示することが可能となっています(全モデルに標準装備)。

そのほか、左右のフロントおよびリアのホイールアーチに装備された4つのセンサーが駐車可能なスペースを判定し、コントロールディスプレイに表示する「パーキングアシスト」を装備。駐車する際には、システムがギアの選択、ステアリング操作、速度調整、ブレーキ操作を自動で行うため、簡単に縦列駐車および並列駐車を行うことが可能です。

新車の価格帯:

BMW7シリーズ(G70型)
  • 740i Mスポーツ:16,660,000円

*価格は2025年11月現在

BMW7シリーズ(G11型)
  • 740i Mスポーツ:13,270,000円

*価格は2024年4月現在

中古車の価格帯:
BMW7シリーズ(G70型)
  • 平均価格:926.1万円
  • 価格帯:728万円~1450万円

※この価格は2026年4月時点のものです(Webカーセンサー調べ)

BMW7シリーズ(G11型)
  • 平均価格:309.2万円
  • 価格帯:153.9万円~1598万円

※この価格は2026年4月時点のものです(Webカーセンサー調べ)

主なライバル車

BMW7シリーズ(G70型)
メルセデス・ベンツSクラス(W223型)

BMWが「駆けぬける歓び」を標榜するのに対して、メルセデス・ベンツSクラス(W223型)

は「最善か無か」を具現化したセグメントの絶対的王者です。G70型7シリーズが斬新なデジタル体験(31.3インチのシアタースクリーン等)を強みとする一方で、W223型Sクラスは静粛性と乗り心地の上質さにおいて、別格の存在といえるでしょう。

アウディA8(D5型)

華美な装飾を排しつつ、質実剛健かつ知的なラグジュアリーを追求するユーザーから熱い支持を受けます。G70型7シリーズの大胆なキドニーグリルとは対照的に、A8は「アンダーステイトメント(控えめな表現)」の美学を貫いています。

また、全車に標準装備される4輪駆動システム「quattro」は、いかなる路面状況下においても絶対的な安定性を誇ります。

レクサスLS(XF50型)

欧州勢とは異なる独自の進化を遂げた、日本が世界に誇るフラッグシップセダンです。西欧のラグジュアリーとは一線を画す、日本の伝統工芸を彷彿とさせる内装意匠が特徴です。

特に「切子調カットガラス」や「手たぐり折り」のドアトリムなどは、工業製品の域を超えた芸術性を兼ね備えています。

BMW7シリーズ(G11型)
メルセデス・ベンツSクラス(W222型)

G11型7シリーズが「カーボンコア」技術による軽量化と運動性能の向上を標榜していたのに対して、W222型Sクラスは「知能を備えたラグジュアリーモデル」といえる存在です。

G11型7シリーズがドライバーズカーとして俊敏なハンドリングを追求しているのに対して、W222型Sクラスは「マジックボディコントロール」に代表される、路面の凹凸を忘れさせてくれるかのような極上の乗り心地を強みとしています。

アウディA8(D5型)

「技術による先進」を掲げるアウディのフラッグシップであるD5型A8は、G11型7シリーズのライバルとして無視することのできない存在といえます。BMWが伝統的なFR(後輪駆動)をベースに走りへのこだわりを追求しているのに対して、D5型A8は伝統の「quattro(4輪駆動)」を軸に、全天候型かつ盤石な安定性を手に入れています。

ポルシェパナメーラ(971型)

G11型7シリーズの「M Sport」が持つスポーティーな性格をさらに尖鋭化させた存在が、ポルシェ パナメーラです。740i M Sportが「フォーマルな場にも適したスポーツ性」を維持しているのに対し、パナメーラは「4ドアの皮を被ったスポーツカー」の性格が強く、その官能的な走りは、まさにポルシェらしい重厚かつスポーティな魅力に満ちています。

まとめ

おすすめしたい/避けた方がいいユーザー像とは?

BMW7シリーズ(G70型)

常識をアップデートし続ける「破壊的リーダー」

G70型7シリーズは、巨大なキドニーグリルや上下二段のライトなど、一見すると「これが高級セダン?」と驚くようなかなりアグレッシブなデザインです。これになぞらえると、過去の成功体験に縛られず、常に新しいルールを作ろうとするタイプだといえます。

デジタルを「感性」で使いこなすテクノロジー・エリート

室内には巨大なシアタースクリーンや、宝石のように光る操作パネル(インタラクションバー)が備わっています。単に高価なものが好きなのではなく、最新テクノロジーがもたらす「体験」に投資するタイプです。

「主役」であり続けることを選ぶアクティブな成功者

このクラスの車は通常、後ろの席に座る「ショーファードリブン」として使われますが、BMWはあえて「運転する楽しさ」も追求しています。成功して立場が上がっても、現場の感覚を忘れず、自ら指揮を執りたいというエネルギッシュなタイプです。

BMW7シリーズ(G11型)

「機能美と効率」を追求するスマートなユーザー

G11型7シリーズの最大の特徴は、目に見えない部分に「カーボン」素材を使って車体を軽くするカーボンコア技術です。見た目は巨大な高級車であるにも関わらず、実際には驚くほど軽快でスポーティーな走りを堪能できます。つまり「見た目だけの豪華さ」よりも、「中身の構造や効率性」に価値を感じるタイプといえるのです。

「品格と伝統」を重んじる、落ち着いた雰囲気を持つユーザー

最新のG70型7シリーズが派手な顔つきで周囲を圧倒するのに対して、G11型7シリーズはBMWらしい「シュッとした端正な顔立ち」です。流行を追いかけて目立つことよりも、「周囲に安心感を与える信頼性」や「伝統的なマナー」を大切にするタイプだといえます。

「自分で現場を動かす」ことを楽しむ現役派のユーザー

このクラスの高級車は「オーナーは後席に座るためのもの」が多いなか、G11型シリーズは「運転のしやすさ」において高い評価を得ています。誰かに任せっきりにするのではなく、「自分の手で状況をコントロールし、そのプロセスを楽しみたい」という能動的なタイプだといえます。

おすすめしたいユーザー像

BMW7シリーズ(G70型)

「常識」をアップデートし続ける、次世代のユーザー

G70型7シリーズの外観は、巨大なフロントグリルやクリスタルのように光るライトなどにより、「高級車=落ち着いている」というイメージを完全に払拭する強烈なインパクトを放っています。

おすすめしたいユーザー像としては「みんなと同じで安心する」のではなく「自分が新しい基準を作る」という攻めの姿勢を持つ方。このデザインを乗りこなすには、周囲の目を気にしない圧倒的な自信が必要です。その点において、IT企業の若手社長や、クリエイティブな仕事で成功した方のアイコンとしても有効でしょう。

「最新ガジェット」の先にある体験を求めるユーザー

G70型7シリーズの内装は、もはや「最新のゲーミングデバイス」や「プライベートシアター」ともいえる演出を随所に感じさせます。なかでも後部座席にある「31.3インチの巨大スクリーン」は圧巻です。

おすすめしたいユーザー像としては、最新のiPhoneやVR、AI技術などに目がなく、デジタルがもたらす感動を日常に取り入れたい方、移動中にNetflixやYouTubeを映画館並みの迫力で楽しみたい方です。これを「ただの贅沢」ではなく「効率的なリラックスタイム」と捉える合理的なプロフェッショナルに向いています。

「運転手」に任せず、自分でハンドルを握りたいユーザー

このクラスのセダンはショーファードリブンのためのクルマが多いですが、名前に「Mスポーツ」と付いていることからも、ドライバーズカーとしての性格が強いことが分かります。

おすすめしたいユーザー像としては、仕事をバリバリこなしつつ、趣味や遊びも全力で楽しむ人。サイズや車格を問わず、クルマを操る楽しさを重視する方。740iは全長5.4メートル近い巨体ですが、加速やカーブの曲がり方は驚くほどスポーティーです。BMWのモットーは「駆けぬける歓び」であり、「成功したけど、心はまだ現役のドライバー」というエネルギッシュな方におすすめです。

避けた方がいいユーザー像

「狭い道」を通りたくないユーザー

G70型7シリーズのボディサイズは先代(G11型)よりもさらに大型化しています。全長×全幅×全高:5390×1950×1545mm、最小回転半径も6.1mと大きく、住宅街のクランクやコンビニの入り口などで冷や汗をかくことになります。運転に自信がない方や、近所に狭い道が多い方には、毎日の運転が苦行になる可能性があります。

「スマホ操作」ですら面倒くさいと感じるユーザー

G70型7シリーズには「物理ボタン」がほとんどありません。エアコンの温度調節からシートのマッサージ機能まで、ほぼすべてをタッチパネルや液晶バーで操作します。「直感的に、カチッとダイヤルを回して操作したい」というアナログ派の方にとっては、ハイテクすぎて逆にイライラしてしまうかもしれません。

「目立ちたくない、静かに暮らしたい」ユーザー

G70型7シリーズのフロントマスク(顔つき)にはかなりの威圧感があります。さらに、グリルの縁が光る機能まで備わっています。学校の送迎や仕事の打ち合わせで、「あの人、BMWで来たぞ……」とヒソヒソされるのが嫌な人にとっては、少し「やりすぎ」なデザインかもしれません。

BMW7シリーズ(G11型)

おすすめしたいユーザー像

「実力はあるけど、周囲にはアピールしたくない」ユーザー

現行モデルにあたるG70型7シリーズはかなり目立つ顔立ちですが、先代のG11型7シリーズはシュッとした「正統派のイケメン」というデザインです。おすすめしたいユーザー像として「俺(私)、すごいでしょ!」とアピールするよりも、「中身で勝負したい」というクールな成功者向きです。

見た目が派手すぎないので、高級ホテルだけでなく近所のスーパーに行っても浮きません。しかし、見る人が見れば「良いクルマに乗ってるな」と一目置かれる、そんな絶妙なバランスを好む人に向いています。

「効率と最新素材」にこだわる、こだわり派のユーザー

G11型7シリーズには、当時の最新技術である「カーボンコア」が使われています。レーシングカーや高級なテニスラケット、ロードバイクに使われる軽くて強い素材である「カーボン」を、車体の骨組みに使っています。

おすすめしたいユーザー像として「無駄な重さは嫌いだ」という合理的な人や、最新の素材・スペック表を見るのが大好きな方が挙げられます。見た目は大きなセダンですが、中身が軽いので、コーナリングや加速するときの動きが驚くほど軽やかです。「大柄なのに速い」というギャップを楽しめる知的な大人におすすめです。

「自分でハンドルを握る時間」を大切にするユーザー

普通、このクラスの高級車(特にメルセデス・ベンツのSクラスなど)は「後ろの席でゆったり座る」ためのものが多いですが、BMWは違います。あくまでもドライバーズです。

おすすめしたいユーザー像として 仕事帰りの夜道や休日のドライブを、自分へのご褒美にしたい人が挙げられます。「直列6気筒エンジン」は、世界中のクルマ好きから「シルキー・シックス」と呼ばれ、絹のように滑らかに回ります。あらゆる場面で自分で運転して、その気持ちよさを味わいたいエネルギッシュな大人におすすめです。

避けた方がいいユーザー像
「ガソリン代や維持費」を気にしすぎるユーザー

G11型7シリーズはハイオクガソリンが指定であり、しかも街乗りでは7〜8km/Lくらいしか走りません。「1キロ進むごとに缶ジュース1本分のお金を路面にバラ撒きながら走っている」ような感覚です。さらに、タイヤ1本替えるだけで10万円近い出費が伴うこともあります。このように、お金の計算でハラハラしたくない方には向いていません。

「狭い道や古い駐車場」をよく使うユーザー

G11型7シリーズのボディサイズは、全長×全幅×全高:5125×1900×1480mmと大柄です。コンビニの駐車場では白線ギリギリ、古い立体駐車場だと「サイズオーバー」で断られることも珍しくありません。住宅街の細い道や、狭い車庫入れが苦手な方にとっては、毎日の運転がストレスになってしまいます。

「最新のスマホ機能やハイテク」が絶対に欲しいユーザー

G11型7シリーズは完成された良い車ですが、設計自体は少し前の世代(2015年〜)です。2026年現在の最新モデル(G70型)にあるような、巨大なシアタースクリーンや自動ドアなどは備わっていません。

「iPhone 16が出ているのに、あえてiPhone 12を最高級のケースに入れて使っている」ような状態です。「一番新しい機能が付いていないと満足できない!」という新しもの好きな人には、物足りなさを感じてしまうでしょう。

 

お車に関するご相談や、気になる車種の故障リスクなど、どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせください。

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