今回は、コンパクトSUVとして人気の高いアウディQ3のオーナーについて注目します。オーナーたちがなぜアウディQ3を選んだのか、その理由を調べました。そこからは意外なオーナー像とQ3を選んだ理由が見えてきました。
今まで気になっていた方にとっては、オーナーへの後押しとなる結果が得られるかもしれません。もちろんQ3オーナーたちが魅力を感じた点についても、さらに深堀りして紹介します。
アウディQ3オーナーの属性とは?
アウディQ3は、多くの30〜40代の方々に支持されています。特に、ファーストアウディとして選ばれることが多く、コンパクトな高級車を求める人々にとって理想的な選択肢となっています。
主に30〜40代に支持されている
今回調べたところQ3に乗られている世代の多くは30~40代ということが分かりました。Q3を愛車として選ぶに至るまで様々なパターンが見受けられました。
パターン1:ファーストアウディとして
20代では国産のコンパクトカーやコンパクトSUVを愛用されており、収入面の安定からステップアップとしてアウディQ3を選ばれたパターンになります。
大型SUVではサイズが大きすぎるため、慣れ親しんだサイズ感と高級感を求めるオーナーです。
パターン2:現アウディオーナーの乗り換え
すでにアウディのコンパクトモデルであるA1やA3といったモデルに乗っていた方の乗り換えパターンになります。結婚や出産といった家族構成の変化により、コンパクトながらも室内やラゲッジルームが大きいモデルを求められQ3に乗り換えられたオーナーになります。
パターン3:乗り慣れたブランドの指名買い
こちらのパターンはご実家やご家族がもともとアウディに乗られており、自身の車を購入する際に慣れ親しんだアウディを選択するパターンになります。乗せてもらった、借りて乗った経験などからアウディの使い勝手や走行性能、安全性を体験していることから同じようにアウディを指名買いされたオーナーになります。
その中でアウディQ3を選んでいるオーナーに共通しているのは、アウディが持つ世界観と高級感への期待と親しみやすいサイズ感ということが分かりました。
男性だけでなく、女性にも人気のQ3
車の話題となるとどうしても男性のイメージがついてしまうところではあります。しかしアウディは意外と思われるかもしれませんが、女性からの人気も高いブランドでもあります。流麗なデザインと、シックで品のある高級感が好まれているためです。
Q3が人気を得ている理由の1つは、そのエクステリアデザインです。2つのボディタイプが用意されており、SUVタイプかクーペタイプのスポーツバックが選べます。各ボディタイプにはグレードやオプションの組み合わせで多くの選択肢があります。
ボディ装着アイテムの仕様は、メッキやブラックアウト、ハイグロスから選べます。ボディカラーも同様に全9色から選択することができ、色にこだわりたい女性にも魅力的なポイントです。
女性ドライバーやファミリー層にも人気
アウディQ3は、スタイリッシュなデザインと広い室内空間から、女性ドライバーや子育て世代にも人気があります。ファミリー層にとっては安全性や快適な走行性能も魅力です。
子育て世代が重視する安全性と室内空間
30代から40代は子育て世代が多い年代になります。子育て世代が重視するのは、安全性と室内空間です。
まずは安全性についてです。お子様を乗せる際に使用するチャイルドシートの固定方法についてはISO-FIXが標準装備なのはもちろん、純正オプションでもベビーシートが用意されています。
このベビーシートはアウディQ3にぴったりフィットし、純正オプションとして用意されているバギーにそのまま装着が可能となっています。自宅からバギーに装着されたベビーシートにお子様を乗せ、駐車場でバギーからQ3へシートごと移動できます。
出かけた先でも同様に、そのままQ3からバギーに移動できるため、寝ているお子様を起こす心配もありません。新生児から約15ヶ月が対象年齢となりますが、子育て世代にとってはとても重宝するアイテムといえます。
室内空間については、2代目となって骨格となるシャシーのプラットフォームが新たに変更となりました。プラットフォームが新しくなったことによりホイールベースが約8cm延び、リアシートの足元スペースが広がっています。
チャイルドシートやジュニアシートに乗せたお子様の横に座る場面も多くあります。その際に足元が広がることで居住性が向上しています。またフロントシートとの距離が広がることでチャイルドシートに座ったお子様が足を大きく動かしてもフロントシートを蹴ってしまうことが軽減されるでしょう。ラゲッジルームのスペースも十分に確保されています。
お子様と出かける際、バギーや着替え、おもちゃなど荷物が多くなりがちですが、ラゲッジルームは奥行きがあり、かさばる荷物も余裕で収納できます。
キャンプやウィンタースポーツなど、アウトドアを楽しみたい方にはSUVタイプのQ3がおすすめです。ラゲッジルームの高さが、スポーツバックよりも余裕のあるボディ形状になっています。
もちろん、スポーツバックでもラゲッジルームの容量には十分な余裕があります。日常のショッピングやレジャーに必要なアイテムを問題なく積むことが可能です。
小回りの利く操作性と快適な乗り心地
アウディQ3は街中で取り扱いやすく小回りの利くコンパクトなボディサイズになります。小回りのしやすさを表す最小回転半径は5.4mになり、この数字が小さいほど取り回しはしやすくなります。
駆動方式は2WDモデルでも4WDモデルのquattroでも同様です。通常4WDは小回りが利きにくいですが、Q3はその差がなく、安心してアウディ伝統の4WDであるquattroを選ぶことができます。
新しいプラットフォームの採用により、走行性能も飛躍的に向上しました。Q3の上位モデルまでをカバーする共通プラットフォームを使用することでQ3にとっては性能の余裕が存分にある状況になります。その結果、車両性能に余裕が生まれ、走行安定性と乗り心地が向上しました。
アウディQ3の魅力とは?
アウディQ3は、洗練されたデザインと高級感に加え、都市部での使いやすさが特徴です。上位モデルの要素を取り入れたインテリアや装備も、魅力の一部となっています。
高級感があり、洗練されたデザイン
従来のコンパクトカーはどうしてもデザインや品質面、高級感といったポイントが蔑ろにされていました。しかし、アウディQ3は上位モデルである Q5、Q7、Q8 のデザインエッセンスがちりばめられており、コンパクト SUV とは思えないデザインと装備を備えています。
インテリアはシンプルでありながら高品位を感じさせるインストアパネルのデザインを採用しています。また、オプションで上位モデルと同じ液晶画面のメーターパネル、マルチカラーで彩るアンビエントライティングシステム、SONOS サウンドシステムを選択ができ、クラスレスな装備を選択できます。
安全装備には、センサーとカメラを用いた追突リスクを軽減する「アウディプレセンス」や、万が一に備えた「サイドエアバッグ」などが標準装着されています。
都市部での使いやすさと日常利用の適性
小回りが利くコンパクトボディは、都市部での使いやすさに適しています。住宅街の路地やショッピングモール、デパートの駐車場でも運転のしやすさを実感できるでしょう。
特に駅前の商業施設など、長年使用されている立体駐車場では駐車スペースや通路が狭いことが多いため、小回りが利き、運転しやすいことは重要な走行性能の1つといえるでしょう。
アウディQ3の新車価格と中古車価格
以下ではアウディQ3の新車価格と中古車価格についてみていきましょう。
新車と中古車の価格について
Q3全体の新車価格帯としては470万円~581万円になります。Q3のSUVタイプは5グレード構成で価格帯は470万円~561万円。スポーツバックは3グレード構成で価格帯は485万円~581万円になります。この価格はオプションを装着していない車両本体価格になります。
中古車の価格帯についてカーセンサーで調べたところ、現在Q3は84台、スポーツバックは122台の中古車が流通しています。Q3の流通価格帯は315万円~560万円、平均価格は386万円になります。
もっともお手頃な価格の車両は2021年式のディーラー認定中古車で走行距離1.7万キロ、車検がほぼ二年残っている状態の35 TFSI アドバンストです。最も高価な車両もディーラーの認定中古車となり、展示試乗車に使用されていた2024年式走行距離2000キロのTDI Sラインになります。展示車だったこともあり、オプションが豊富に装着されているため、オプション装着を考えている方にはお手頃な車両と言えます。
スポーツバックの流通価格帯は341万円~578万円、平均価格は438万円になります。もっともお手頃な価格の車両は2021年式で走行距離1.7万キロの35 TFSIになります。最も高価な車両はディーラー認定中古車の2024年式、走行距離1000キロのTDI Sラインになります。
両モデルとも、初回車検のタイミングとなる3年落ちの2021年モデルが多く流通しています。走行距離も1万キロから3万キロ未満のゾーンが主流となっています。中古車としては年式、走行距離の条件としては多くの選択肢がある状況になります。
ご家族で使用する際に欲しい装備や、気兼ねなく使用できる車をお得に購入できるタイミングといえます。
ライバル車(BMW X1、メルセデス・ベンツGLA)との比較
Q3の競合車種としては、BMW X1やメルセデス・ベンツ GLAが挙げられます。この3モデルは同カテゴリーとなり、お互いを研究して開発をしていることが垣間見えます。
その中で、2つのボディタイプを持つのはアウディQ3のみです。ボディサイズについては3モデルともほぼ同等で、Q3スポーツバックのみ全長がわずかに長い差があります。
エンジン出力についても各社ライバルと比較して、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンともに横並びの性能です。BMW X1のガソリンエンジンは、ライバルが4気筒の中で唯一3気筒となっています。
各モデルには4WDの設定があり、ディーゼルエンジンとの組み合わせになります。4WDを考えているなら、アウディ伝統のquattroを是非選択していただきたいです。
またグレード展開においては、アウディQ3にアドバンテージがあります。スポーツバックと合わせて8グレードから選択することが可能ですが、スペシャルモデルを除いてはBMW X1は3グレード、メルセデス・ベンツ GLAは2グレードのみの設定となります。
アウディQ3は新車はもちろん、中古車でも多くのグレードが流通しており、選ぶ楽しさを味わえます。
ここまで読んでいただき、アウディQ3に興味を持っていただけたかと思います。ご自身やご家族の希望する条件を、まずはボディカラーだけでも良いので是非調べてみて、どのような車両が流通しているかご確認ください。
そこから、好みのグレードや装備を探してみるのも楽しいでしょう。探す際に、疑問や不安点があれば是非トップランクにお問い合わせください。