BMWの中古車は本当に安いのか?実はメリットも多い選択肢

BMWについて調べていると「BMWの中古は安い」と見かけることもあると思います。「安い」と聞くと性能が低いように思われますが、決してそういうわけではありません。

今回の記事では、BMW中古車がリーズナブルである理由やその魅力、購入時の注意点を詳しく解説します。

目次

BMWの中古車がリーズナブルである3つの理由

以下ではBMWの中古車がリーズナブルな理由について解説します。

中古車の買い手が少なくなる

一般的に、中古車の価格は市場のニーズに比例します。もともと販売台数が限られているモデルで、さらに限定車となれば「需要 > 供給」のバランスとなります。

分かりやすい例として、フェラーリの限定モデルが挙げられます。日本市場における年間の販売台数が決められている中で、正規輸入されたフェラーリの限定モデルを手にすることができるのはほんの一握りです。モデルにもよりますが、数人〜数十人といったところです。

自分が欲しいと思っても、正規ディーラーからオファーがなければ手にすることができません。ここ数年で急に大金持ちになった一見さんではまず相手にされないのです。

そうした限定モデルがさまざまな理由で中古車市場に流れてきます。もともと希少価値が高いので、新車時+一千万円単位のプレミア価格で店頭に並びます。一般庶民からすれば目もくらむような価格でも、潤沢に資金がある人にとっては関係ありません。

新車価格の1.5倍の売り値だと分かっていても何の躊躇もなく購入します。次にいつ手に入るか分からないからです。BMWの中古車がリーズナブルである理由には、需要がそれほど多くないことが挙げられます。つまり「需要 < 供給」の関係です。考え方を変えれば、良質な中古車をリーズナブルな価格で手に入れやすいことを意味します。

高い生産台数と中古車市場への流入量

2023年、BMWブランドとして全世界のユーザーに2,253,835台のBMWをデリバリーしています。これは前年比7.3%増となり、史上最高の台数を記録しています。

また、BMW M GmbHも、前年比14.3%の202,530台のBMW Mモデルを販売。50年を超える歴史のなかでもっとも多くの台数を記録しています。なお、BMWの電気自動車は、2023年に前年比92.2%増の合計330,596台をデリバリーしています。

では、日本市場はというと、JAIA(日本自動車輸入組合)の統計によると、2023年に日本市場で登録されたBMWの台数は34,501台。2022年は30,887台、2021年は35,805台と、年間3万台以上をキープしています(ちなみに、2010年代は4万〜5万台をキープしていました)。数あるBMWのなかでもっとも売れているのが3シリーズです。

2023年は6,046台と、JAIAが公表している外国メーカー車モデル別新車登録台数順位でも6位につけています。こちらも、2022年は5,117台(9位)、2021年は8,663台と、常にトップ10の常連であることが分かります。

ちなみに、2024年7月末現在、カーセンサーに登録されているBMWの中古車は9,484台。このうち3,642台がディーラー系の認定中古車です。日々、新陳代謝があるにせよ、単一ブランドでこれだけの台数が流通していることが分かります。

メンテナンス費用への不安

中古車である以上、新車以上のコンディションということは現実的にほぼありえません。その理由として、確実に経年劣化が進行しているからです。つまり、故障やトラブルのリスクが新車の状態より確実に高まっていることを意味します。

昔から「外車(輸入車)は壊れる」といわれる所以です。ただ、これはあくまでも日本車と比較した場合の確率論であり、必ず壊れるというわけではありません。

事実、エンジンオイル交換など、定期的なメンテナンスを欠かさなければメンテナンスフリーで乗れているという事例も少なくありません。機械として、工業製品として日本車があまりにも優秀であり、タフであるがゆえに不安に感じることも仕方がないといえます。

もし、購入後のメンテナンス費用が不安で購入をためらっているとしたら…。BMWの世界を味わうまたとないチャンスを逃しているかもしれません。

BMW中古車購入のメリット

BMWの中古車を購入するメリットについて解説します。

高級車を手の届く価格で入手可能

2019年3月に販売が開始された現行モデルにあたるBMW 3シリーズ(G20型)の新車の車両本体価格は、600万円〜800万円がボリュームゾーンといったところです。この価格帯のクルマを迷わず買える人は限られてくるでしょう。

しかし、これが中古車となるとぐっと現実味を帯びてきます。安いものでは200万円台から、認定中古車でも200万円台半ばから選べます。しかも、もっとも低年式であっても2019年モデル。2回目の車検を迎える前後といった状況です。また走行距離も5万キロ以下のクルマが多く、高年式かつ低走行のBMWが比較的リーズナブルな価格で手に入れることができます。

新車では選べない年式やモデルの入手

中古車の魅力のひとつに「現在販売されているモデルでは入手不可能なクルマが手に入る」ことが挙げられます。いくつか例を挙げると、かつては六本木のカローラなどと揶揄されたものの、その端正な美しさが再評価されているE30型の3シリーズのように、クラシック&ネオクラシックモデルがこれにあたります。

また、現行モデルのなかでも、過去に販売された限定車も同様です。2021年6月に販売されたBMW3シリーズ(G20型)の限定モデル「BMW 318i 40th Anniversary Edition」を例に挙げると、内外装の組み合わせで販売台数が異なります。メルボルンレッド/キャンベラベージュ(20台)、グレーシャーシルバー/ブラック(80台)、アルピンホワイト/コニャック(100台)といった具合に、新車時はもちろんのこと、中古車でも入手困難なモデルがあります。ひたすら「待ち」の時間となるので根気強さが求められますが、手に入れたときの喜びは何物にも代えがたいでしょう。

納車が早い

新車を購入する場合、国内に在庫があれば遅くとも1ヶ月以内には納車できるでしょう。しかし、本国発注を掛ける必要がある場合、早くて数ヶ月、モデルや仕様によっては1年近く待たされることもあります。

しかし中古車の場合、すでに「現物」があります。契約後、早ければ10日〜半月ほどで納車してくれる可能性もあります。メーカーやモデルによっては納車まで年単位で待つことも増えつつある昨今、「即納可能」という点において、中古車は大きなアドバンテージとなります。

BMW中古車購入時の注意点

BMWの中古車を購入する際に注意すべきポイントについて解説します。

修理費用と部品調達の難易度の確認

BMWのクルマは修理費用や部品代など、一般的に日本車と比較して高額になりがちです。

ただ、純正部品に関しては世界中に流通しているため、日本国内専用モデルの国産旧車よりも比較的入手はしやすいといえます。

しかし、ネックとなるのが「納期と、輸送費を含めたコスト」です。BMWに限った話ではありませんが、輸入車は日本車よりランニングコストが高くなりがちなことを念頭に置いておくべきです。

保証範囲の確認

高年式のクルマでは、新車保証が継承できるかどうかの確認が必須です。また、年式やモデル、ディーラー系認定中古車か、一般的な中古車販売店によって保証内容が変わってきます。

特に保証内容については(面倒ではありますが)一字一句確認することを強く推奨します。もし、読み込んでも内容がよく分からないとしたら、クルマ、特に輸入車に精通している身内や友人・知人などに内容をチェックしてもらいましょう。

車両履歴と整備記録の詳細を確認

いわゆる「素性がしっかりしている」は、歴代のオーナーが所有したクルマに対してどれほど愛情を注いできたかを証明できるかどうかで判断します。

整備記録簿にしっかりと履歴が残っているか、あるいは整備工場に入庫した際の明細をオーナーが残しているか…など、判断材料はさまざまです。高年式のクルマであればディーラーメンテナンスが理想的ですが、BMWや輸入車に精通した専門店に入庫していたことが判別できることも重要な判断材料となりそうです。

失敗しないBMW中古車選びのポイント

では、BMWの中古車を選ぶ際にどのようなポイントを意識すればよいのかについて解説します。

走行距離と年式のバランスを重視

日本自動車検査協会によると、過走行の基準は一般的な普通車の走行距離で1年・1万キロ(軽自動車の場合は8千キロ)といわれています。ただ、ディーラーによっては1年・1万キロでも過走行とみなされる場合もあり、年間8千キロ以内がひとつのボーダーラインと考えておくのが妥当です。

そうなると、新車から初回車検を迎える3年目で2.4万キロあたりを目安にしてみてください。通勤の足として使用した場合、年間8千キロ以内に抑えるのは難しい場合が多く、過走行のクルマはそれだけ日常生活を送るうえで乗る機会が多かったことを意味します。

信頼できるディーラーや専門店の選定

年式や走行距離にとらわれて中古車選びをするのは実はかなりハイリスクだといえます。低走行・高年式の割に販売価格が安い…良心的な中古車とは限らないのです。

条件の良い中古車は比較的強気な価格設定をしたとしても売れていきます。新車のときは均一の品質を保っていても、ファーストオーナーのところに納車したその日からコンディションに違いが出てきます。

一例を挙げると、屋根付きのガレージに保管されるか、青空駐車場かだけで、コンディションの差はみるみる広がっていきます。良質な個体を適正な価格で、保証内容も明確で、スタッフの信頼性も高いといった、ごくあたりまえの条件を満たしている中古車販売店は思いのほか限られてきます。

迷った場合、ディーラーや専門店を選ぶのがもっとも堅実な選択肢といえそうです。

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