BMWにおいて王道のチョイスといえる4ドアセダン。クルマに詳しくない人でも「BMWといえば4ドアセダン」を挙げる人が多いのではないでしょうか。
長年にわたって人々に愛されてきたBMWの4ドアセダンの代表的なモデルラインナップとして、3シリーズ/5シリーズ/7シリーズが挙げられます。もし、愛車として迎える場合、果たしてどのモデルがふさわしいのでしょうか。
BMWのセダンの魅力についての解説、そして新車および中古車の価格帯、それぞれのモデルにふさわしい、理想的なオーナー像やライフスタイルについてまとめてみました。
この記事を読むことで、ご自身にとって理想のBMWが導きだせるはずです。
BMWのセダンの魅力とは?
「駆け抜ける歓び」を実現したクルマBMWのスローガンである「Sheer Driving Pleasure(駆けぬける歓び)」は、ドイツ語のさまざまなフレーズに端を発し、長年をかけて変化してきました。
まず1930年代に「pleasure(歓び)」という言葉が初めてBMWの宣伝広告に登場し、それがのちに「Sheer Driving Pleasure(駆けぬける歓び)」へと進化していきます。
ちなみに、3つの単語からなるこのスローガンが正式に採用されたのは1972年のことです。このときの「Freude am Fahren」が、BMWの公式スローガンとなったのです。
まさに「駆けぬける歓び」は、すべてのBMWに込められたメッセージであり、このメーカーの特徴をもっとも端的に表現したキーワードだといえます。
洗練されたデザイン
BMWというクルマを連想するときに「洗練」というキーワードを外すことができないほど、都会的で若々しく、お洒落なイメージがあります。
その洗練されたデザインは、決してクルマ好きなどのコアな層に限らず、老若男女を問わない幅広いユーザーにも広く受け入れられ、なおかつ支持されているものです。
最新モデルから、四半世紀を過ぎたクラシックなモデルまで…。時代を経てもデザインに古さを感じさせず、時代を超越した美しさと洗練さが感じられることも大きな魅力といえます。
豊富なラインナップで幅広い層に支持される
2024年7月現在、新車で販売されているBMWのモデルラインナップは全部で95車種。
コンパクトモデルから最高級セダン、レーシングカーの血統を受け継ぐMシリーズ、電気自動車のiシリーズ、SUVのXシリーズ、1/2/3/4/5/6/7/8の各シリーズ、Z4など…。
まさに全方位をカバーする鉄壁のモデルラインナップといえます。予算やライフスタイル、デザインの好みなどで絞り込んでいけば、好みの1台が見つけられるでしょう。
そこからさらにボディカラーやオプション装備など、まさにパーソナルチョイスが楽しめるほど豊富なラインナップが揃っているのです。
BMWセダンのシリーズの違い
3シリーズ(G20)
3シリーズ(G20)の新車、中古車の価格帯
- 新車の価格帯:452万円〜1,086万円
※2019年3月~生産中
- 中古車の価格帯:190.9万円~818万円
※2024年7月19日現在
どんな人におすすめか
4ドアセダンでありながらスポーティさと軽快さ、取り回しのしやすさ、運転の楽しさ、そして大人4人が乗っても快適に移動できるほぼギリギリのサイズ。
都市部に住んでいて駐車場が限られている、狭い道を走る機会が多い、夫維持費を抑えたいなどなど。これらの条件を加味した最大公約数がBMW 3シリーズであり、非常にバランスの取れた1台です。
「クルマはこれで充分!」と思わず納得させられてしまうほど、BMW 3シリーズはこれらを高次元でまとめられたモデルであり、自他ともに認めるクルマ好きから脱ペーパードライバーの初心者まで。多くのユーザーにすすめられる1台だといえます。
5シリーズ(G30)
5シリーズ(G30)の新車、中古車の価格帯
- 新車の価格帯:599~1,410万円
※2017年2月~2023年11月生産モデル
- 中古車の価格帯:169万円~892万円
※2024年7月19日現在
どんな人におすすめか
BMW 3シリーズの魅力は理解しつつ、快適性や高級感を味わいたい方におすすめです。
国産車を例に挙げるなら、かつて絶大な人気を誇ったトヨタ マークII(後のマークX)を思い出してみてください。カローラより上級であり、クラウンよりはワンランク下で、必要十分な装備や高級感を持つクルマです。
ミドルレンジのクルマとして絶妙なバランスのうえに成り立っているモデルであることが想像できるのではないでしょうか。メインは街乗りで、ときにはゴルフや旅行など、遠出するときにもクルマを使うという方にもおすすめしたいモデルです。
7シリーズ(G70)
7シリーズ(G70)の新車、中古車の価格帯
- 新車の価格帯:1,460万円〜1,720万円
※2022年7月~生産中
- 中古車の価格帯:999,9万円~1,458万円
※2024年7月19日現在
どんな人におすすめか
長きにわたってBMWセダンの最高級モデルとして君臨してきた7シリーズを一度は所有してみたい、BMWが提唱する高級感や高級車とは何かを体験したいなら、BMW 7シリーズが最適です。
3シリーズや5シリーズでは味わえない装備、内装の質感、広い車内など、最高級セダンならではの満足感が得られます。
スポーティでありながら上質で洗練された乗り心地、ハンドリング、肌触りの良いレザーシート。一度この世界を知ってしまうと、3シリーズや5シリーズには戻れないかもしれません。それほど上質で甘美な世界が広がっています。
中古車のBMWセダンで悩んだ際、どのような基準で選ぶべきか?
最後に「中古車のBMWセダンで悩んだ際、どのような基準で選ぶべきか?」というテーマで考察してみましょう。
今回「予算」「維持費」「普段使い」「好みで決める」といった、4つの観点から考察してみました。せっかくBMWを手に入れようとしているのですから、安易に妥協せず、ご自身が納得できる、理想の1台を見つけ出してみてください。
予算
中古車を選ぶ際、まず予算ありきで考えるのは至極真っ当な選択肢だといえます。ただ、3シリーズだから安価、7シリーズだから高価というわけではなく、それが中古車選びの難しさであり、楽しさでもあります。
まず、全額キャッシュなのか、頭金を用意するのか、全額ローンで購入するのかで予算の意味が変わります。
中古車のBMW(=中古の輸入車)を検討する場合、購入する店舗の保証内容や、故障時のメンテナンス費用の予算なども考慮しておくと安心です。
維持費
一般的に、上級モデルであるほど装備が豪華になり、現代のクルマであれば電子制御の部位が増え、車両重量も増していきます。
これにより、燃費が悪化し、整備の基本料金だけでなく、装備の複雑さから故障要因が増え、重量税も高額になります。先にマイナス面を挙げてしまいましたが、プラスの要因もたくさんあります。
上級モデルほど、快適な移動空間が得られます。具体的には、内装の質感(革や装飾品の豪華さやフィニッシュワークなど)や装備(シートヒーターやベンチレーターなど)をはじめ、上質な乗り心地、静かなエンジン音など。ベーシックなモデルとはまったく違う、高級車ならではの素晴らしい世界が存分に味わえます。
普段使い
自宅や月極、あるいは職場の駐車スペース、主に走る道の幅や買いものなど、よく利用する目的地の駐車環境など。
特に都市部であればあるほど、一般的にコンパクトなクルマである方が取り回しも楽であり、狭い道や駐車場でも困る確率が低くなります。
その一方で、ハイクラスのホテルや旅館、ゴルフ場など、見栄えが求められるシーンでは、多少取り回しを犠牲にしても、上級モデルを選んだ方が良い場合も考えられます。
好みや予算だけでなく、主に使用する場面や目的など「普段使い」も充分に考慮してベストな1台を導き出してみてください。その結果、当初は想定していなかった意外なモデルが理想的なクルマだと気づく可能性も十分にあります。
好みで決める
「予算ありき」ですが、使い勝手や維持費を考慮せず、好みを優先する選び方も大いにありだと考えます。
その理由として、理詰めではなく、直感や本能といった感覚で本当に欲しいクルマを選ぶからです。つまり「好きになる(惚れる)のに理由はいらない」という選び方です。
デザインやボディカラー、内外装の組み合わせ、たたずまい、何となく直感で。選び方は何でもいいのです。理屈抜きで選んだ、文字通りの「理想的な愛車」です。
個人的にはこの方法がもっとも満足できるのではないかという気がしています。もしかしたら、多少なりとも手が掛かるクルマを選んでしまうかもしれませんが、そこはまさに「惚れた弱み」で、徹底的に愛情を込めて所有してみてください。
トップランクでは遠方の方、あるいはご多忙な方に向けた「オンライン商談」もご用意しております。テレビ電話方式でリアルタイムでセールススタッフと商談ができるほか、気になるクルマの状態をその場でご確認いただくことも可能です(カメラをオフにした状態での商談も可能です)。また、オンライン商談後に実車を確認することも可能です。
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