BMWのクーペスタイルSUVとしてラインナップされているX2。しかし、BMW X2は不人気と言われることがあります。この記事では、BMW X2が不人気な理由を解説するとともに、X2がおすすめな人を紹介します。
BMW X2が気になっている方、購入を検討している方、本当に人気がないのか気になる方は参考にしてみてください。
BMW X2とは?

BMW X2は、2018年から販売されているプレミアムコンパクトセグメントのクーペスタイルSUVです。
2018年に初登場となった初代X2は、全長4,375mm×全幅1,825mm×全高1,535mmと一般的な立体駐車場に入庫できるサイズのコンパクトSUVであることが特徴となっています。
X1とX3の中間に位置するX2は、駐車場問題をクリアする魅力的なモデルであったものの、BMWの各モデルに見られる個性やSUVの偶数モデルに共通するクーペライクなデザインが希薄という厳しい評価を受け、不人気なモデルとなりました。
2023年、X2はフルモデルチェンジして2代目となります。2代目X2では、BMWのSUVシリーズ「X」の偶数モデルと共通のクーペ調のスタイリングとスポーティでシャープなデザインなどにより、個性的で魅力的なスタイリングのモデルとなりました。
2代目X2のボディサイズは、全長4,555mm×全幅1,845mm×全高1,575mmと、初代モデルよりひと回り大きくなっています。一般的な立体駐車場に入庫できないサイズになったものの、BMWの偶数SUVシリーズらしいデザインとなったことで、初代モデルより人気が高まり、BMWのクーペスタイルSUV「X2」としてリスタートを切りました。

BMW X2が不人気な理由

BMW X2が不人気と言われる理由は何でしょうか。ここからは、BMW X2が不人気な理由を「デザイン」「ブランド内における立ち位置」「価格」の3つに絞って紹介します。
さまざまな意見があるデザイン
まず、X2が不人気と言われる理由は、賛否両論があるデザインです。特に、初代モデルはイマイチぱっとしない中途半端なデザインと言われることもあります。
初代X2のデザインは、全体的に上から押さえられたようなデザインとなっており、BMWらしいスポーティさやシャープさが欠けているように見える人もいるようです。
また、BMWのSUVモデル「X」シリーズでは、「X」に続く数字が偶数のモデルがクーペスタイル、奇数がSUVスタイルという共通点があります。
初代X2が発売される以前から販売されていたBMWの偶数SUV「X4」や「X6」は、緩やかに傾斜するルーフラインやリアガラスをはじめとするクーペスタイルがデザイン面での大きな特徴です。しかし、初代X2は、これまでのBMWの偶数SUVとは異なるスタイリングでした。このことからも、中途半端なクルマとして見られるようになったといえるでしょう。
2023年に登場した2代目X2では、デザインを大幅に変更し、BMWの偶数SUVと共通のクーペスタイルSUVに生まれ変わりました。この大きな変化により、BMWの偶数SUVと共通化され、X2はスポーティで都会派のクーペスタイルコンパクトSUVという立ち位置になりました。
よって、現行モデルとして販売されている2代目X2は、デザイン面でのネガティブな部分を払拭できたといえます。今後、BMWのコンパクトなクーペスタイルSUV=X2という認識が広まれば、不人気モデルとして名前が挙がることはなくなるでしょう。
ブランド内における立ち位置
次に、ブランド内での立ち位置が明確になっていなかったという点もX2が不人気の理由として挙げられます。
BMW X2をはじめとするプレミアムコンパクトSUVの購入を検討しているユーザーは、運転のしやすさ・使い勝手の良さ・室内空間や荷室空間の利便性・スポーティなスタイリングなどを高い次元で両立したモデルを求めている傾向が見られます。
BMWのコンパクトSUV「X1」とミドルクラスSUV「X3」の中間に位置するクーペスタイルSUV「X2」は、扱いやすくスポーティなクーペスタイルSUVであるものの、SUVとしての利便性や居住性はX1やX3の方に軍配が挙がります。
そのため、プレミアムコンパクトSUVの購入を検討するユーザーからは、室内が狭いと感じたり、ファミリーカーとして使いにくいと思われることがあるようです。
このようなことから、プレミアムコンパクトSUVを検討するユーザーがX1またはX3に流れてしまい、X2が結果的に不人気になったと考えられます。
しかし、2代目X2からは、運転しやすくスポーティでカッコいいデザインのコンパクトSUVを欲しいと考えるユーザーに刺さるスタイリングとなりました。そのため、今後X2はX1と同程度の扱いやすさとデザインの良さを両立させたモデルを探しているユーザーにマッチするモデルとして人気が高くなるといえるでしょう。
価格
続いて、BMW X2の価格設定が他ブランドの同価格帯モデルと同じであることが挙げられます。
BMW X2の新車販売価格は、初代が436万円〜(2018年発売時の価格)、2代目が628万円〜です。この価格帯のモデルであれば、ひとクラス上の国産SUVや他ブランドのコンパクトSUVを購入可能です。
また、デザイン面やユーティリティなど、さまざまな面からBMW X2より他ブランドのSUVの方が良いと考えるユーザーが多かったため、BMW X2の人気が下火になったといえるでしょう。
X2に乗るなら中古車の方が良い?X2の中古車相場を解説

BMW X2は、さまざまな困難を乗り越え、生まれ変わったクーペスタイルのコンパクトSUVです。しかし、X2が不人気というネガティブな意見を完全に払拭しきれていないのが実情となっています。
そのため、初代または2代目BMW X2に乗るのであれば、新車より中古車の方が良いかもしれません。その理由は、新車より中古車の方が安く手に入れられる可能性が高いためです。
ここで、BMW X2の新車販売価格と中古車相場を確認してみましょう。
- 初代X2:436万円〜
- 2代目X2:628万円〜
- 中古車相場(全世代):164万円〜755万円
- 中古車平均価格(全世代):279万円
BMW X2は、新車で購入すると高くなりがちですが、中古車で購入すると新車より安く購入できるモデルです。
価格だけを単純に比較すると、中古車の755万円が高く見えるかもしれませんが、中古車の755万円となっているモデルはX2 M35i(新車販売価格:810万円)です。このことから、新車より中古車の方がお得に買えるといえるでしょう。
BMWのコンパクトSUVに乗りたい、クーペスタイルのスポーティでシャープなデザインのX2が欲しいと考え始めた時は、新車購入だけでなく、中古車購入も検討してみることをおすすめします。
また、状態が良い中古のX2を探すのであれば、BMWをはじめとするプレミアムブランドの中古車を扱う販売店で購入すると良いでしょう。プレミアムブランドの中古車を扱う販売店であれば、状態が良い希望モデルを探し出してくれます。
BMW X2を中古で購入しようと考え始めた時は、プレミアムブランドの中古車を扱うトップランクにお問い合わせください。
BMW X2はどんな人におすすめ?

クーペスタイルのプレミアムコンパクトSUVであるBMW X2は、どのような人におすすめのモデルなのでしょうか。ここでは、BMW X2が合う人を紹介します。
- スタイリングを重視する方
- 都市部における扱いやすさを重視する方
- 機械式立体駐車場に入れられるSUVを探している方(初代X2のみ)
- 1〜2名乗車が多い方
- スポーティな走りのコンパクトSUVを探している方
など
上記のような条件に当てはまる方はBMW X2を検討してみるとよいでしょう。
BMW X2の不人気はクルマが原因ではない

BMW X2が不人気なのは、デザイン、ブランド内での立ち位置(他モデルとの共通点も含む)、使い勝手、価格設定などが主な理由です。ただし、これらはライバル車と比較した場合の見解であり、クルマそのものの出来が悪いわけではありません。実際にX2(初代)を見たり乗ったりすると、扱いやすく、街乗りにも適した運転がしやすいと感じます。
また、2代目にフルモデルチェンジしたタイミングで、初代X2にあったネガティブな部分の多くは払拭されました。そのため、現在(2025年初旬)販売されているX2は、X2としてのポジションを確立したモデルといえるでしょう。
モデルチェンジのたびに大型化していくクルマが多い中で、希少なコンパクトサイズのX2は、日本の道路事情に合う適度な大きさのスポーティなクーペスタイルSUVです。
X2は、運転のしやすさ、取り回しのよさ、スポーティなスタイリング、BMWらしい気持ちいい走りを体感できる魅力的なモデルです。
外車のカッコいいクーペスタイルSUVに乗りたい、都市部に似合うモデルが欲しいという方は、この機会にBMW X2を検討してみてはいかがでしょうか。
BMW X2の購入を検討されている方は、ぜひトップランクまでお問い合わせください。クーペスタイルSUVの魅力や個性的なデザインを存分に楽しめるX2の選び方を、経験豊富なスタッフが丁寧にサポートいたします。
また、オンライン商談も可能ですので、遠方からでも安心してご相談いただけます。理想の一台を見つけるお手伝いをさせていただきますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
