ディテーリング
皆さんこんにちは!
高級車に装着されているレザーシートは見た目も座り心地も最高ですが、汚れやシミなどが付いてしまうと全体に黒ずみも増してキレイに落とすことができません。
ということで、今回はレザーシートとフロアマットのクリーニングをご案内します。
施工車はワインレッドメタリックのボディが鮮やかなアウディA6アバントです。
内装色はベージュでコーディネートされており、ボディ色とのバランスも良い感じですね。
白やベージュ色などのレザーシートは内装の高級度を高めてくれるのですが、一度汚れてしまったものは、こまめなメンテナンスをしていないと中々落とすことが難しいんですね。
近づいて見てみると、使用頻度が高く年数が経つことにより、どうしてもこのような状態になるのは仕方ありません。
シミなどは完全に落ちない可能性もありますが、出来るだけ目立たなくしていきましょう。
まずはレザーシート専用の洗浄液を全体に吹き付けます。
とくに汚れのひどい箇所は多めに吹き付け、汚れを浮き立たせます。革に水分が染み込んでしまう前に、汚れを取って拭き取る必要があるので、レザーの洗浄はスピードが命です。
専用スポンジで革にキズを付けないよう、表面の汚れを優しく叩くように取っていきます。
ある程度汚れが落ちたあとは特殊クリームを塗り込み、革を保護します。
洗浄後は黒ずんでしまっていたレザーがすっかりキレイになりました!
施工前の側面と比べてみると汚れの違いは一目瞭然!! 同様に残りの座席も洗浄します。
完成!
洗浄後は黒ずみやシミがすっかり落とされ、まるで新車時のような明るさによみがえりました!
高級車の雰囲気をグッと取り戻しましたね(^^)/
レザーシート洗浄のあとは、フロアマットの洗浄です。
とくに汚れがひどいマット(画像右上)を見本に、洗浄テクニックをお見せします!
マットには「スチーム洗浄機」を使って汚れを浮き出させます。
高温の蒸気を洗浄箇所に吹き付け、油や染みの汚れを浮き立たせて落とすことが可能です(^^♪
しっかり砂やホコリをエアーで飛ばした後、特殊洗浄液である程度汚れを拭き取ります。
そのあとに必殺スチームを「シューッ!」と吹き付け、再びウエスで拭いていくと…
あら不思議!! すっかり汚れが消えてなくなってしまいました!
高圧スチームが、根こそぎ汚れを浮き上がらせて落としてしまうんですね~
同様にフロア部分もスチームでキレイに洗浄して、作業は終了です。
レザーシートの黒ずみや室内の汚れが気になる方は、お気軽にご相談ください!
担当:増渕
【今日のどうでもいい豆知識】
ナイフやカミソリの刃は使っていると切れ味がなくなってしまい、これをどうにか出来ないかとオルファの創業者「岡田良男」は悩んでいたが、 終戦後の進駐軍が食べていた板チョコがヒントになり、刃に折り筋を入れて切れなくなったら折って新しい刃が使用できることを思いついて製品化し、世界的なヒットになった。 |