車検・点検
皆さんこんにちは!
運転席に乗り込んで「さて発進するか」と思った瞬間、ATのシフトゲートが動かなかったらビックリですよね!
今回は、そんなドッキリ症状が出てしまったお車の修理になります。
E51型のエルグランドは販売台数も多く内装も豪華ですので、モデルチェンジした後も乗り続けられるかたが多い人気車両です。
通常はブレーキを踏んで、シフトレバーをP(パーキング)からR(リバース)やD(ドライブ)に移動させることでクルマを動かすのですが、
このレバーが動かないということで早速原因を探っていきます。
まずはシフトゲート周辺のパネル類を全部外していきます。
ブレーキを踏むとセンサーが反応して赤丸内にあるレバーが動き、シフトゲートのロックを解除する仕組みなのですが、ココがロックされたままなので当然レバーはP位置から動きません。
緊急のために手動でロック解除のスイッチが付いており、強制的にシフトゲート内を動かすことは可能ですが、
リバースに入らなかったり誤作動を起こすこともあるようなので、このままでの運転は非常に危険です。
見たところロック解除のレバーやスプリングは破損していません。
ということで、ハーネス系の断線チェックをおこないましたが問題なく、ブレーキセンサー信号の有無を確認してみると…
コントロールユニットから解除の信号が来ていないことが分かりました!
エルグランドのシフトゲート故障での原因は、このシフトロックコントロールユニットの不良が多く見受けられます。
ダッシュボードを開くと白い箱に覆われたコントロールユニットが現われます。
外観は少々改良されているようですが、新旧ともに基本は同じコントロールユニットです。
これを交換して作動確認をおこない、バラした部分を元に戻していきます。
無事にブレーキを踏んでシフトゲートロックが解除され、R以下のレンジに移動することができ作業終了!
大事に乗られている愛車を少しでも長く乗り続けるためには、定期的なメンテナンスと違和感があればすぐにお店へ持ち込むのがベストです。
お車の不具合を感じたらご相談ください!
担当:服部
【今日のどうでもいい豆知識】
・ドラえもんの青い部分は脱げる ドラえもんの青い部分はカラダの一部分が青くなっていると思われがちだが、じつは脱ぐことができるボディスーツである。 実際にマンガの連載で青い部分を脱いだことがある。(1976年『小学五年生』11月号に掲載) |