BMW 6シリーズグランツーリスモ(G32)を徹底解説!

BMW 6シリーズグランツーリスモ(G32)は、流麗なフォルムとクーペのような伸びやかなシルエットを持ちながら、機能性に優れるモデルです。

この記事では、BMW 6シリーズグランツーリスモ(G32)の特徴や魅力を解説するとともに、ライバル車との比較や新車価格、現在の中古車相場などを紹介します。スタイリッシュかつ使い勝手に優れるBMW 6シリーズグランツーリスモをより詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

BMW 6シリーズ グランツーリスモ(G32)はどんなクルマ?その魅力とは

BMW 6シリーズグランツーリスモ(G32)は、2017年に販売を開始したラグジュアリー4ドアクーペです。6シリーズグランツーリスモ(G32)以前に販売されていた6シリーズグランクーペよりも実用性を重視している点が特徴となっています。

なお、これまで販売されていた6シリーズ各モデル(6シリーズグランクーペ、6シリーズクーペ、6シリーズカブリオレ)は、8シリーズへグレードアップしました。そのため、6シリーズグランツーリスモ(G32)は、5シリーズグランツーリスモの後継モデルという位置づけとなっています。

BMW 6シリーズグランツーリスモの魅力は「スタイリングと実用性」

6シリーズグランツーリスモ(G32)の魅力は、スタイリングと実用性を高い次元で両立している点です。

一般的に、クーペのような流麗でスタイリッシュなスタイリングを追い求めると、ルーフが低くなったり、ガラスエリアや荷室が狭くなったりします。

しかし、6シリーズグランツーリスモ(G32)は、クーペのようなルーフラインを持ちつつ、車両後端に向けてベルトラインを上げ、リアにボリュームをもたせる造形で、スタイリングと居住空間や荷室容量の効率を両立しています。

BMW 6シリーズのBMW内の位置付け

BMW 6シリーズは、BMWの中でスポーティでスタイリッシュなミドルサイズのモデルという位置付けです。

BMWでは、奇数がスタンダードなボディスタイル(セダンやステーションワゴン)のモデル、偶数がスタイリングやスポーティさを強調したスタイリングのモデル(クーペ・グランクーペやカブリオレ)です。また、数字が大きくなるほどボディサイズや質感も高くなっていくこともBMWモデル分けの特徴です。

そのため、6シリーズはミドルサイズに位置しているモデルで、クーペのような伸びやかなスタイリングと実用性を高い次元で両立しているスポーティなモデルになっています。

なぜ生産終了したのか?

ミドルクラスのスポーティモデルとして長年にわたりBMWのクーペ・カブリオレ(2ドアクーペ/4ドアクーペ/2ドアカブリオレ)モデルをけん引してきた6シリーズは、2017年に登場した6シリーズグランツーリスモ(G32)を最後に生産が終了しました。

生産が終了した背景には、6シリーズより上位に位置するフラッグシップモデル「8シリーズ」の登場が大きく影響しています。

6シリーズグランツーリスモ(G32)の前に販売されていた6シリーズ(2ドア・4ドアクーペ/カブリオレ)は、BMWのクーペ・カブリオレの最上位モデルとしての役割を担っていました。しかし、8シリーズがクーペ・カブリオレの最上位モデルとなったため、6シリーズの「クーペ・カブリオレの最上位モデル」としての役割も終えることになりました。

このようなモデル展開の変化により6シリーズとしての立ち位置や役割などが変わったため、生産が終了したと考えられます。

BMW 6シリーズ グランツーリスモの競合車種比較

BMW 6シリーズグランツーリスモ(G32)の競合車種は、ミドルクラスからラージクラスのクーペモデル(2ドア・4ドア)やステーションワゴンとなるでしょう。

6シリーズグランツーリスモ(G32)は、流麗でスポーティなスタイリングに、セダンと同等の室内空間、ステーションワゴン並みの荷室容量を確保していることが特徴です。

そのため、メルセデス・ベンツ Sクラスクーペ、アウディ A7スポーツバック、メルセデス・ベンツ CLSシューティングブレーク、メルセデスAMG GT 4ドアクーペといったモデルが競合車種となるでしょう。

スペック比較

まず、6シリーズグランツーリスモ(G32)と競合車種のスペックを比較してみましょう。

BMW 6シリーズグランツーリスモ

BMW 6シリーズグランツーリスモのスペック
  • サイズ:全長5,105mm×全幅1,900mm×全高1,540mm
  • ホイールベース:3,070mm
  • エンジン:3.0L直列6気筒ガソリンターボ/2.0L直列4気筒ガソリンターボ/2.0L直列4気筒ディーゼルターボ
  • ボディタイプ:4ドアクーペ
  • 乗車定員:5名
  • 荷室容量(定員乗車時):610L
  • 新車販売価格(2020年4月時点の価格):847万円〜
  • 中古車相場(2024月8月時点の相場):260万円〜400万円

6シリーズグランツーリスモは、スポーティかつクーペのように伸びやかなプロポーションと十分な荷室容量を備える4ドアクーペです。また、BMWらしいスポーティな走りも魅力となっています。

メルセデス・ベンツ Sクラスクーペ

メルセデス・ベンツ Sクラスクーペのスペック
  • サイズ:全長5,030-5,035mm×全幅1,900-1,910mm×全高1,420mm
  • ホイールベース:2,945mm
  • エンジン:4.0L V8ガソリンツインターボ/3.0L V6ガソリンツインターボ
  • ボディタイプ:2ドアクーペ
  • 乗車定員:4名
  • 荷室容量(定員乗車時):400L
  • 新車販売価格(2019年10月時点の価格):1,566万円〜
  • 中古車相場(2024月8月時点の相場):500万円〜900万円

メルセデス・ベンツ Sクラスクーペは、2ドア4人乗りの贅沢なクーペです。上質な室内空間の中で優雅なドライビングを楽しむことができるモデルとなっています。

アウディ A7スポーツバック

アウディ A7スポーツバックのスペック
  • サイズ:全長4,970mm×全幅1,910mm×全高1,415mm
  • ホイールベース:2,925mm
  • エンジン:3.0L V6ガソリンターボ/2.0L直列4気筒ガソリンターボ/2.0L直列4気筒ディーゼルターボ
  • ボディタイプ:4ドアクーペ
  • 乗車定員:5名
  • 荷室容量(定員乗車時):535L
  • 新車販売価格(2023年12月時点の価格):880万円〜
  • 中古車相場(2024月8月時点の相場):380万円〜900万円

アウディ A7スポーツバックは、伸びやかでスマートなスタイリングの4ドアクーペです。バックドアを備えているため荷物の出し入れがしやすいエレガントな4ドアクーペとなっています。

メルセデス・ベンツ CLSシューティングブレーク

メルセデス・ベンツ CLSシューティングブレークのスペック
  • サイズ:全長4,955-4,960mm×全幅1,880mm×全高1,420mm
  • ホイールベース:2,875mm
  • エンジン:4.6L V8ガソリンツインターボ/3.5L V6ガソリンツインターボ/2.2L直列4気筒ディーゼルターボ
  • ボディタイプ:ステーションワゴン
  • 乗車定員:5名
  • 荷室容量(定員乗車時):590L
  • 新車販売価格(2016年6月時点の価格):807万円〜
  • 中古車相場(2024月8月時点の相場):100万円〜350万円

メルセデス・ベンツ CLSシューティングブレークは、バックドア傾斜がついているステーションワゴンです。荷物と人を乗せてロングドライブをしても疲れにくい走行性能と十分な室内空間を備えています。

メルセデスAMG GT 4ドアクーペ

メルセデスAMG GT 4ドアクーペのスペック
  • サイズ:全長5,050mm×全幅1,955mm×全高1,440mm
  • ホイールベース:2,950mm
  • エンジン:3.0L直列6気筒ガソリンターボ
  • ボディタイプ:4ドアクーペ
  • 乗車定員:5名
  • 荷室容量(定員乗車時):461L
  • 新車販売価格(2024年7月時点の価格):1,550万円〜
  • 中古車相場(2024月8月時点の相場):700万円〜2,800万円

メルセデスAMG GT 4ドアクーペは、スポーティな走りが特徴の4ドアクーペです。他の競合車種が実用性や十分な走りを軸としている一方、AMG GT 4ドアクーペは優れたパフォーマンスを主軸としている点が特徴です。

クーペ、グランクーペ、カブリオレとの違いとは?

BMW 6シリーズには、2ドアのクーペ、4ドアのグランクーペ、2ドアオープンモデルのカブリオレがラインナップされています。ここで、これまでの6シリーズにラインナップされていたボディタイプの違いを簡単に解説します。

クーペ・グランクーペ・カブリオレの主な違いやおすすめな人

6シリーズにラインナップされていた3つのボディタイプは、いずれも伸びやかで流麗なスタイリングが特徴です。ただし、ボディタイプごとにドア枚数やルーフ開閉の有無などが異なります。

クーペ

2ドアクーペは、典型的なクーペスタイルにより、エレガントでスポーティな印象のボディタイプです。乗車定員は4名となっていますが、2ドアというボディ構造により、後席への乗降にひと手間かかります。主に運転席・助手席を使う場合は、2ドアクーペがおすすめです。

カブリオレ

2ドアカブリオレは、ルーフが開閉するオープンモデルとなっている点が大きな特徴です。ルーフを開けてオープンエアを楽しみながらドライブを満喫したい方はカブリオレを選択するとより楽しく充実したカーライフとなるでしょう。

グランクーペ

4ドアクーペのグランクーペは、クーペのようなスタイルに実用性をプラスしたモデルです。後席へのアクセスがしやすいため、後席に荷物を載せたり人を乗せたりすることが多い場合は、グランクーペを選んでおくと良いでしょう。

グレードの選び方は?

グレードは、よりスポーティな走りや余裕のある動力を内に秘めているという満足感を得たいのであれば、エンジン排気量が大きく出力が高い「650」を選ぶとよいでしょう。6シリーズならではのスポーティでエレガントなスタイリングや軽やかな走りを楽しみたいのであれば「640」がおすすめです。

BMW 6シリーズグランツーリスモ(G32)の新車・中古車価格は?

6シリーズグランツーリスモ(G23)の新車価格は847万円〜(2020年4月時点の価格)となっています。一方、中古車価格は260万円〜400万円(2024年8月時点の相場)です。このことからも、状態が良い6シリーズグランツーリスモを手に入れたいのであれば、年式が新しい中古車が狙い目といえます。

6シリーズの購入に悩まれている方は、ぜひトップランクまでお気軽にご相談ください。

オンライン商談を通じてプロのスタッフがご相談を承り、最適な一台をご提案いたします。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

 

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