話題のプロテクションフィルムの魅力。いつまでも輝きを守り続けるためには

愛車の輝きを長期間保ち続けたいと願うのは、車好きなら誰もが思うはずです。ワックスからコーティングへと手間をかけずに輝きを維持する技術は進歩してきました。しかし、飛び石という予期せぬダメージからボディを守ることは残念ながらできません。

しかし、今話題のプロテクションフィルムを施工することで、ボディの輝きと飛び石によるダメージから守ることができる一石二鳥のアイテムです。今回はその魅力について紹介します。

目次

プロテクションフィルムとは?

正式名称は「ペイントプロテクションフィルム」と呼ばれるボディに貼る保護フィルムです。その仕組みと施工について紹介します。

ボディを直接保護する仕組み

ワックスは油とロウ、コーティングは溶剤をボディに塗布し、ボディ表面に保護皮膜を形成していました。しかし、その持続期間は短くワックスは1か月、コーティングは長くても1年程度です。ディーラーが新車時に推奨する「5年持続するコーティング」も、1年ごとに再施工メンテナンスを行わなければ効果が持続しません。また、施工方法によって皮膜の厚みにばらつきも発生します。

一方プロテクションフィルムは、直接ボディにフィルム膜を貼り付ける方式です。イメージとしては、新品のスマートフォンを購入した際に貼られている傷防止フィルムに近いものです。これらのフィルムと同様に、ボディに物理的なフィルムを貼り付けることで保護します。

保護皮膜の厚みは、コーティングが約0.3ミクロンに対し、プロテクションフィルムは約150〜200ミクロンと、その差は500倍以上です。しかし、自動車専用に開発されたフィルムは、施工後でも貼られていることが分からない程自然な仕上がりです。

このフィルムの厚みにより、走行時の飛び石や虫の付着によるダメージがボディに及ぶリスクを軽減します。また、ボディの塗装面はフィルムによって保護されるため、雨風に直接さらされることがなく、砂埃や花粉など洗車時に傷の原因となる要素からも守られます。

プロによる施工で高品質な仕上がり

プロテクションフィルムはその性質上、施工できる店舗が限られています。施工において重要なのは、環境です。わずかなチリやホコリでもフィルム内に混入させることはできません。そのため、施工店舗によっては専用のブースを設け、チリやホコリが舞わない環境を整えています。

また、施工対象がボディと広大なため、施工研修をクリアしたプロの職人でなくては満足のいく仕上がりにはなりません。施工範囲に応じたフィルムのカット、施工面の清掃や貼り付けには特別なノウハウが求められます。

施工可能範囲は?

プロテクションフィルムは希望に合わせて保護範囲を選べます。代表的な施工箇所について紹介します。

フロントガラス

飛び石によるダメージを受けやすい箇所はフロントガラスです。飛び石によるフロントガラスのヒビは、大きさによっては車検に通らない可能性があります。

また、近年はフロントガラスに先進運転支援システムのカメラを搭載しているモデルが増えています。その場合、フロントガラスが割れた際の交換は、システムの正常な機能を保証するため、純正の専用品が推奨されます。

外車の場合、ガラスなどの大型部品は国内在庫が常にあるとは限らず、すぐに入手できない可能性があります。そのリスクを考えた場合、フロントガラスへプロテクションフィルムの施工メリットが十分にあると考えられます。

ドアノブ~ボディ全体

ボディでは、細かいポイントとしてドアノブの範囲から施工が可能です。ドアを開ける際、ドアノブ奥のカップ部分は爪でひっかきやすく、純正オプションやアフターパーツでも傷防止のフィルムが存在しています。

しかし、それらは目立つデザインや後付け感が強いものが多数です。透明のカバーもありますが、耐候性が弱く経年劣化による黄ばみが早い段階で発生するケースも多いです。プロテクションフィルムは、ドアノブ周辺の部分施工でも違和感なく溶け込み、フィルム自体の耐候性も高いため、長期間にわたり劣化を気にする必要がほとんどありません。

その他に傷を気にする部分としては、ドアを開け乗り込む際にうっかり蹴ってしまうサイドシルやラゲッジへの積み込み時に荷物が当たってしまうリアバンパーになります。サイドシルは、ヒールを履いたまま蹴ってしまうと深い傷が入る可能性があるため施工を推奨します。

部分施工だけではなく、ボディ全体のフルセット施工を行うことも可能です。フルセット施工を行うことで、ボディ全体を保護でき汚れの付着や洗車時の細かな傷を気にする必要がなくなります。

プロテクションフィルムのメリット

プロテクションフィルムを施工するメリットを長期的な視点で考えます。

新車時の輝きを保存

新車から間もないタイミングで施工することで、新車時の輝きをそのままフィルムでカバーすることが可能です。プロテクションフィルムのメリットとして「ボディカラーの鮮やかな発色、輝き、艶の維持」が謳われています。ボディの塗装は、カラーの上にクリア塗装が施されています。しかし、このクリア塗装も鳥の糞や樹液などに侵食されることで劣化してしまいます。

コーティングの下地処理でボディ研磨を行うのは、この劣化部分を削り取る作業ですが、劣化や浸食が進んでいる場合研磨しても完全に除去できないことが多くあります。また、研磨して薄くなったクリア層は再塗装する以外では復活することはありません。

研磨を繰り返すことでクリア層の塗膜厚は薄くなり、コーティング店によっては残りの塗膜厚を測定し、研磨不可と判断する場合もあります。

プロテクションフィルムはクリア層を保持し、さらに保護膜を追加できます。保護膜厚が増すことで、ボディカラーの劣化スピードを下げることに繋がり、プロテクションフィルムを施工していない状態と比較して長期的に「鮮やかな発色、輝き、艶」を維持することができます。

また、自己修復機能付きのフィルムもあり、クリアコート層までの浅い傷であれば、フィルム自体が自己修復します。洗車傷や浅い飛び石傷は、自然に消える点も大きなメリットです。

売却時のプラス査定にもつながる

プロテクションフィルムを施工することでボディの艶はもちろん、飛び石や洗車傷からも保護され、同条件の未施工車と比較してボディコンディションを良好に維持できます。

中古車の購入を検討する際、同条件の車両であればボディコンディションが良い車両の方が魅力的と判断され、販売価格を高く設定できる可能性があります。

また中古車として販売準備をする際、ボディ研磨や飛び石傷によっては板金を行う必要があり、その手間が減ることは買取店側にとってもメリットになります。

これらの要素から、プラス査定に繋がるといえます。

近年は限定モデルも多く、後にプレミアム性が評価されることも珍しくありません。そのような状況になった際、オリジナル塗装の状態が良いことで更なる高付加価値が評価される可能性もあります。

施工前に知っておくべき注意点

魅力的なプロテクションフィルムですが、施工にあたって注意すべき点もあります。

新車時のオリジナル塗装にのみ施工可能

プロテクションフィルムが施工できるのは、新車時に工場のラインで塗装されたオリジナル塗装のみです。残念ながら、板金やオールペン、レストアによる再塗装を施した場合は施工できません。

その理由は、工場で塗装された塗料のボディとの接着力が非常に高く、プロテクションフィルムの接着力よりも90倍以上強いためです。プロテクションフィルムを剥がす際、ボディと塗装の接着力が弱い場合、フィルムとともに塗装が剝がれる恐れがあります。

施工前にボディを再塗装したいと考えるかもしれませんが、リスクを考えるとオリジナル塗装のまま施工するのが最適です。

施工後のメンテナンスが重要

プロテクションフィルム施工後のメンテナンスは、注意点を守れば特に難しいことはありません。通常の洗車同様、一般的なシャンプー洗車で汚れを落とすことが可能です。

施工後48時間を経過したら洗車機を使用しての洗車も行えます。しかし、ワックス洗車や高圧洗車は、フィルムの黄ばみや剥がれに繋がる恐れがあるため、使用を控えてください。

ワックスを使用することはできませんが、プロテクションフィルム専用のメンテナンスシーラントがメーカーから用意されています。フィルムの変色を防ぎながら、保護と光沢を維持できます。また、頑固な鳥の糞や虫の死骸が付着した場合は、従来からワックスの下地作りで使用されている鉄粉取りのトラップ粘土を使用して除去することが可能です。

ただし、フィルムの格子部分に黄砂や花粉が入り込むことで黄ばんで見えることがあります。その際には専用のクリーナーで落とすことが可能です。

プロテクションフィルムの魅力について理解いただけたかと思います。愛車への施工やこれから購入する車両への施工を考えた際、気になるのはその施工価格かと思います。

プロテクションフィルム施工店であるトップランクのホームページでは、施工箇所ごとの価格をミニとGクラスを例に紹介しています。また、施工を行うカーディテーリング専用ブースや取り扱っているXPEL社についても説明しています。

実際の施工事例をブログ形式で詳細に紹介しています。これは、施工技術に自信がなければできません。愛車の輝きを長く保ちたい方は、ぜひトップランクにご相談ください。プロテクションフィルムの施工に精通した専門スタッフが、最適なプランをご提案いたします。

 

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