飛び石や草木による擦りキズなど外的要因からクルマを守るプロテクションフィルムは、クルマにキズをつけたくない方におすすめのアイテムです。しかし、プロテクションフィルムには、メリットだけでなくデメリットも存在します。
今回は、プロテクションフィルムのメリット・デメリット、プロテクションフィルムの役割や特徴などを解説します。
プロテクションフィルムの役割や特徴

クルマに貼り付けるプロテクションフィルムは、飛び石、洗車キズ、草木の擦りキズなど外的要因からクルマを守るアイテムです。クルマのボディに厚みのあるフィルムを貼り付けることでクルマのボディおよび塗装面の保護性能を高めています。
プロテクションフィルムは、先述したとおり、フィルムを貼り付けているだけであるため、剥がせることが最大のメリットです。
例えば、クリア塗装のクルマを買って、マットフィルムを貼り付けて、唯一無二のクルマに仕上げたあと、クリア塗装のボディに戻したくなったらフィルムを剥がすだけで済みます。このようなことができるのはプロテクションフィルムならではのメリットです。言い換えると、手軽にクルマのイメージチェンジができるということです。
また、プロテクションフィルムは、ボディ全体だけでなく、ドアノブのくぼみやボンネットなど部分的な施工ができるのもポイントとなります。そのため、飛び石が心配なフロントまわりだけプロテクションフィルムを施工するという選択も可能です。
さまざまな特徴があるプロテクションフィルムですが、メリット・デメリットがあるため、それぞれをしっかり理解してから施工しないと後悔する可能性があります。
ここからは、プロテクションフィルムのメリットとデメリットを紹介します。
プロテクションフィルムのメリット

プロテクションフィルムのメリットは主に次のとおりです。
- クルマのキズ(洗車キズ・飛び石・擦りキズなど)を防止できる
- キズが付きやすい部分にのみ施工することが可能(ドアノブのくぼみやフェンダーまわりのみなど)
- フィルムを剥がすと元の状態に戻せる
- 数あるプロテクションフィルムの中から好みのタイプを選べる(クリア、マット、カーボン調など、さまざまな種類がある)
- 地のボディカラーをそのままに雰囲気を変えるフィルムを貼り付けたり色を変えることもできる
主に上記のようなメリットがあるため、プロテクションフィルムはキズからクルマを守りたい方におすすめです。
プロテクションフィルムのデメリット

一方、プロテクションフィルムには、デメリットもあります。主なデメリットは次のとおりです。
- 業者に依頼すると施工費用が高くなる場合がある(クルマ1台分の場合数十万円になることも珍しくない)
- DIYでもできるが失敗(気泡やホコリなどがボディとフィルムの間に入るなど)する可能性が高い
- ボディに糊の跡が残る可能性がある(場合によっては塗装が剥がれることもある)
- 経年劣化や紫外線などによって黄ばんだり剥がれたりすることがある(プロテクションフィルムの耐用年数はガラスコーティングより短い場合がある)
- 一般的な寿命は1〜3年(製品によっては5〜10年程度のものもある)
- 高圧洗車や洗車機にかけると剥がれる可能性がある(1点に高い圧力がかかると剥がれることがある)
- 部分的にプロテクションフィルムを貼ると未施工部分との差が生まれる場合がある(フィルムの有無の違いだけでなく、フィルムを剥がしたときに色の違いが発生することもある)
長く乗りたい、美しさをキープしたいオーナーに人気の施工ですが、上記のようなデメリットとメリットと比較して検討する必要があります。
プロテクションフィルムの特徴や特性を理解して施工するか決める

プロテクションフィルムは、クルマを保護する役割がありますが、経年劣化したり、紫外線や外的要因により剥がれたり、未施工部分との差が発生したりする可能性があります。
そのため、プロテクションフィルムのメリット・デメリットをしっかりと理解し、クルマの保管場所や洗車環境などを考慮して、フィルムを施工するかどうかを決める必要があります。
また、プロテクションフィルムを施工したいと考えているときは、DIYではなくプロに依頼するのがおすすめです。
プロテクションフィルムはフィルムを貼るだけと思うかもしれませんが、実はきれいにしっかり貼り付けるためには専用のツールや高い技術が必要です。
もし、DIYでプロテクションフィルムを貼ると失敗(気泡やホコリが入ったり、水分を抜けきれなかったり、シワができたりする)したり、ちょっとしたことで剥がれたりすることがあります。
そのため、プロテクションフィルムをきれいに貼り付け、しっかり密着させるためには、プロに任せたほうがいいといえるでしょう。
トップランクでは、クルマの販売やメンテナンスだけでなく、アフターサービスやカスタマイズ、プロテクションフィルムの施工も受け付けています。
プロテクションフィルムの施工を考え始めたら、ぜひトップランクにお問い合わせください。
