AMGが誇るスーパースポーツとなるAMG GTクーペのスペシャルなモデルとは!?

メルセデス・ベンツブランドにおいて「究極のハイパフォーマンス」を追求することを使命とした「メルセデスAMG」。「究極」を追い求め完全自社開発スポーツモデルの第二弾として具現化させ世に送り出したのが「メルセデスAMG GT」です。

メルセデス・ベンツがスーパースポーツに位置付けられているモデルであり、そのパフォーマンスについては妥協なく最高のスペックを与えられています。今回はその凄さとよりスペシャルなモデルについて紹介します。

目次

AMG GTとは?

スーパースポーツとして誕生した「AMG GT」は、スポーツモデルのシンボルとして進化を続けています。その誕生や進化の遍歴について振り返ります。

誕生の背景

AMGは1967年に誕生しました。メルセデス・ベンツの市販車両をベースに独自の改良を施したレーシングマシンを製造し、数々のレースにおいて輝かしい成績を収めていました。

1988年からはメルセデス・ベンツと本格的なパートナーシップを組み、中核となるモータースポーツ活動を通して培ったレーシングカーテクノロジーとメルセデス・ベンツの最先端技術を結集し、メルセデスのハイパフォーマンスモデルの開発とエンジンの生産を行ってきました。

AMG GTはSLS AMGに続くAMGによる完全自社開発スポーツカーの第2弾であり、「メルセデスAMG」としては初のモデルです。多くのユーザーがAMGの提案する「究極のハイパフォーマンス」を体感するために「AMG GT」は誕生したといえます。

モデル遍歴

AMG GTは現在2代目へと進化しています。初代モデル(C190/R190)は2014年から2023年まで、2代目モデル(C192)は2023年から現在まで生産されています。

初代モデルは、V型8気筒にツインターボチャージャーを搭載した4リッターモデルであり、デビュー当初のベースグレードで最高出力は462馬力でした。それだけの出力を誇っていたにもかかわらず、駆動方式は後輪駆動であるFRが採用されていました。グレードはデビュー当初「GT」、「GT S」でしたが、途中よりスポーツ走行を念頭に置いた「GT R」が追加されました。

2代目モデルは「GT43」、「GT55」、「GT63」の3モデル展開です。「GT43」は初代同様駆動方式はFRでエンジンは2リッター4気筒ハイブリッドターボが採用されました。「GT55」、「GT63」は4リッターV型8気筒エンジンを継承しつつ、駆動方式は4WDへと変化しました。

今回は初代モデルをメインに紹介していきます。

AMG GTのパフォーマンス

AMG GTは専用のパワートレインとそのパワーに応えることを可能とする性能が与えられているだけではなく、ドライバーに高揚感を与えるインテリアデザインにも注目です。

強靭なパワーユニットはグレードに合わせたセッティング

AMG GTには大きく分けて「GT」「GT S」「GT R」の3グレードが用意されています。AMGがAMG GT専用に新開発したM178型4.0リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンです。このエンジンもAMGの哲学である「One man-one engine」に則り、一人のマイスターが最初から最後まで一基のエンジンを手作業で責任をもって組み立てています。

このエンジンは、クランクケースにクローズドデッキと呼ばれる形状が採用されています。このクローズドデッキは、冷却水の通路であるウォータージャケットがブロック上面まで達しておらず、シリンダーブロックとクランクケースが一体化した構造のため高い剛性を得ることができます。

重量がかさんでしまうクランクケースの素材にアルミニウムを採用しているだけでなく、アルミニウムを鍛造したピストンも組み合わせられています。エンジンの軽量化技術はシリンダーウォールにも及びます。スチールカーボン材を溶射コーティングする技術を用いて、エンジンの更なる軽量化を行うと共にフリクションロスも低減させています。

これらの軽量化技術を盛り込むことで乾燥重量209kgと軽量でありながら、高出力に耐えられる高い強度を実現しています。

ターボチャージャーの配置も高効率と高出力化を狙い、従来と異なるレイアウトが採用されています。V型エンジンの場合、従来はV型のシリンダーバンクの外側にターボチャージャーを配置していました。ツインターボチャージャーだと、片側ずつの配置が一般的です。

しかし、AMG GTでは、V型シリンダーバンクの内側に配置する「ホットサイドV」レイアウトとしています。このことで、エンジンサイズを可能な限りコンパクトにすることを可能としつつ、ターボチャージャーへの吸気経路を最適化させ優れたレスポンスも得ました。

このエンジンは全グレードに採用されており、セッティング差によって各々の最高出力が異なる設定です。GTは462馬力、GT Sは510馬力、GT Rでは585馬力といずれにしても圧倒的な性能を与えられています。

鍛え抜かれた走行性能

実際にこれだけのパワーを発揮するエンジンが搭載されていても、そのパワーを受け止め、路面へ伝えることができなくては宝の持ち腐れです。AMG GTは、それだけのパワーに対応できるシャシー性能を有しているだけでなく、エンジンのパワーを路面に余すことなく伝えつつ、車内の快適性と運動性能の両立が可能になっています。

エンジンやトランスミッションのマウントは、シャシーにエンジンやミッションを搭載する際、振動吸収することを目的としてゴム製のブッシュを介することが標準的です。しかし、AMG GTでは磁性体入りの液体可変マウントの「ダイナミックエンジントランスミッションマウント」を設定しています。

このマウントは、各種センサー情報とドライビング状況を検知し、マウントの硬さを自動調整します。通常走行時はマウントを柔らかくして、ドライブトレインからのノイズや振動を効果的に遮断し快適性を高めます。スポーツ走行時は、マウントを硬くすることでドライブトレインのロールモーションを減少させてクイックなコーナリングを実現させます。

トランスミッションは、デュアルクラッチ式トランスミッションの「AMGスピードシフトDCT」でエンジンパワーを途切れなく路面へ伝えます。素早いシフトチェンジにより、ドライバーのアクセルワークに瞬時に反応します。シフトモードはGTでコンフォート、スポーツ、スポーツプラスの3種類と様々なパラメータを個別設定できるインディビデュアムモードを搭載しています。GT SとGT Rにはサーキット走行向けのレースモードも用意されています。

モードセレクト機能を搭載しているのはトランスミッションだけではなく、電子制御ダンピングシステムの「AMGライドコントロールスポーツサスペンション」と、AMG GTをドライバーの望むキャラクターへセッティングが行える「AMGダイナミックセレクト」にも設定されています。

AMGライドコントロールスポーツサスペンションは、コンフォート、スポーツ、スポーツプラスの3モードが設定され、走行状況に応じた減衰特性の調整が行えます。AMGダイナミックセレクトは、トランスミッションモードと同様にコンフォート、スポーツ、スポーツプラス、インディビデュアムの基本4モードに加えGT SとGT Rにはレースモードが用意されています。センターコンソールのコントローラーを操作することで各種設定の統合制御が行えます。

これらの他にも走ることへの情熱を注いだ装備が多く設定されています。

気持ちを高めるインテリア

インテリアデザインは、航空機をモチーフとした幅が広いダッシュボードが目を惹きます。ダッシュボード中央と左右には、スポットライトを模したエアアウトレットを配置することでダッシュボードデザインをより強調しています。V型8気筒エンジンをモチーフとしたセンターコンソール、高いベルトライン、凹形状のドアパネル、低いシートポジションはドライバーにより「コックピット」との一体感を与えます。

高いホールド性を備えた「AMGパフォーマンスシート」はオプションでフルナッパーレザー仕様も用意されており、ブラックピアノラッカーインテリアトリムと組み合わされることでスポーティと上質が同居する贅沢な空間を体感できます。

オーダーメイドAMG GT

AMG GTには豊富なオプションが用意されています。カタログ上のアイテムを組み合わせることで、さながらオーダーメイドのような1台を作り出すことも可能です。ただ、カタログに載っていないオーダーを行い、本当のオーダーメイド仕様が可能なことはあまり知られていません。その秘密について触れていきます。

理想に応えてくれる豊富なオプション

AMG GTは、標準状態でも必要十分の性能を備えています。しかし、オプションでその性能をさらに高みへアップデートすることが可能です。サーキット走行を行うことも「日常」の使用想定の範囲に含まれているため、より走行性能を強化するオプションが目立ちます。

その一つが「AMGカーボンセラミックブレーキ」です。サーキット走行時により強力な制動性能を得つつも、ブレーキング時のコントロール性能を確保し、周回数を重ねるごとにブレーキが熱を持ち制動能力が低下することを防ぐための耐フェード性能までも備えています。

インテリアとエクステリア各々にカーボンやクロームアイテムをオプションで追加することも可能です。またシートベルトの色についてもオプションで変更できるため、スポーティにもエレガントにも好みに合わせて魅せることができます。

唯一無二の世田谷エディション

カタログに記載されているボディカラーやオプションは、全国のディーラーで新車をオーダーする際に組み合わせることが可能です。しかし、日本で唯一カタログにない組み合わせでオーダーが可能なディーラーが存在します。それはAMG東京世田谷です。この店舗は世界初のAMG専売拠点としてオープンしました。ここでは「AMG特別オーダープログラム」が用意されています。

その特別オーダープログラムの内容としては、ボディカラー、インテリアトリム、ステアリングのステッチに至るまでカタログに記載された内容以外の仕様を選択することが可能となっています。特別オーダープログラムによって生まれた車両はいわゆる「世田谷エディション」と呼ばれており、中古車マーケットで出会うのは非常に希少な機会だといえます。

購入する際のポイントは?

AMG GTのC190/R190モデルは中古車としてでしか購入することが叶いません。実際に購入するにあたって注目しておきたいポイントを紹介します。

履歴の確認

AMG GTはスポーツ走行だけでなく、サーキット走行までも視野に入れたモデルです。多くはありませんが、過去のオーナーがサーキット走行を楽しんでいたケースも考えられます。サーキット走行後にキチンとメンテナンスを行っていれば大きな問題はないと考えて良いでしょう。

それには、メンテナンス状況の履歴が分かる車両を選ぶことが重要です。それらの履歴を確認するには、車両に搭載されているメンテナンスノートを見ることをおすすめします。定期点検時の交換部品やブレーキ残量などが記載されています。また、定期点検以外にもメンテナンスを行っている場合、内容が記載されていることもあり、購入後のメンテナンスについてもプランを練ることができます。

ショップ選び

購入するにあたっては、欲しいグレードやボディカラー、装備など多くの希望があると思います。AMG GTの場合、取り扱えるショップ自体もそんなに多くはありませんが、その中でも取り扱い実績や車両の仕様などに詳しいことが望ましいです。

また、販売するだけのショップではなく、メンテナンスについても相談できるショップだと、なお理想的です。メンテナンスを行えるショップでは、納車前整備だけでなく購入後のメンテナンスについても新たに依頼先を探す心配や苦労から解放されます。

もしAMG GTを安心して購入したい場合は、ぜひトップランクへご相談ください。世田谷エディションを含む、数多くのAMG GT取り扱い実績もあり、自社工場を完備しているためメンテナンスについてもお任せください。

メンテナンスはもちろん、プロテクションフィルムやコーディング施工の取り扱いもあるため、購入時にご希望に合わせたカスタマイズも可能です。一度、ホームページをご覧いただき、ご連絡いただければと思います。

 

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