アウディのSUV「Q」シリーズの中でも上位モデルに位置するQ7は、上級モデルらしい大きいボディや7名乗車ができる3列シートを備えていることなどが特徴です。また、アウディらしいスマートなスタイリングも一定の支持を集めています。
しかし、インターネットや口コミで「アウディ Q7を購入して後悔した」という評判を見かけることがあります。では、本当にアウディ Q7は後悔するのでしょうか。
今回は、アウディ Q7の概要や特徴、本当に後悔するのか、購入する際のクルマの買い方や選び方などを解説します。Q7を検討している方は参考にしてみてください。
アウディ Q7とは?

アウディ Q7は、ラグジュアリーセダンに匹敵する快適性、エレガントでスポーティなデザイン、最大7人乗車が可能な広いキャビン、先進の安全性を兼ね備えた高性能なプレミアムSUVです。
2006年にデビューした初代Q7は、スポーティでスタイリッシュなエクステリアデザインと7人乗り3列シートを擁する時代を先取りしたSUVとして世界各国で人気を博しました。
2016年、アウディ Q7は2代目へフルモデルチェンジしました。2代目Q7は、初代と比較すると車両重量が最大300kg削減され、同時にCd値も最高0.31(アダプティブエアサスペンション装着車で高速走行中車高が下がった状態)を達成するなど、走行抵抗を大幅に減らし、運動性能や燃費効率を改善しています。
また、プレミアムSUVらしい堂々とした佇まい、ボディ外寸を若干縮小しながらもより広く快適になった室内空間、安全面でのサポートを提供する各種アシスタンスシステム、およびフルデジタルメーターのAudiバーチャルコクピット、大型タッチパッドを備えた最新世代のアウディMMI、各種スマートフォンとの接続を可能にしたAudi connectといった先進装備やテクノロジーなど、当時の最先端技術を多数取り入れた最上級SUV(後にQ8が登場するまではQシリーズのトップエンドモデル)という点もポイントです。
2代目 Q7は、2020年と2024年にアップデート(いわゆるマイナーチェンジ)を行い、エクステリアデザインやインテリア、パワートレイン、インフォテインメントシステムなどを進化させ、2025年現在も販売を継続しています。
2025年6月時点で販売されているQ7の主要スペックは次のとおりです。
アウディ Q7主要スペック(2025年6月時点) | |
全長 | 5,070mm |
全幅 | 1,970mm |
全高 | 1,705-1,735mm |
ホイールベース | 2,995mm |
車両重量 | 2,220-2,240kg |
シートレイアウト | 前席:2座、2列目:3座、3列目:2座 |
乗車定員 | 7名 |
エンジン | 3.0L V6ディーゼル、3.0L V6ガソリンターボ |
トランスミッション | 8速ティプトロニック |
WLTCモード燃費 | ディーゼル:11.7km/L、ガソリン:9.6km/L |
新車販売価格 | 1,059万円〜1,135万円(税込) |
中古車相場 | 初代:95万円〜119万円、2代目:210万円〜1,116万円 |
※2025年6月時点で販売されている2代目(2回目のアップデート以降)のスペックおよび相場です
アウディ Q7は後悔するのか?

インターネットのレビューや口コミなどを見ると、アウディ Q7は後悔するという書き込みを見かけることがあります。一方、Q7に大変満足しているという方がいるのも事実です。
つまり、Q7を買って後悔するかどうかは、購入した人のライフスタイルやクルマの使い方など、環境や状況によって異なるということです。
アウディ Q7の後悔するポイント
アウディ Q7を買って後悔した方のレビューによくある内容をまとめると、主に次のポイントで後悔しているようです。
- ボディサイズが大きい(運転しづらいと感じる場所がある)
- 燃費が悪い(ガソリン車を購入した方の声に多い)
- 加速の鈍さ(軽量なクルマから乗り換えると加速が鈍く感じることがある)
特に、ボディサイズの大きさは、実際に乗り始めて(納車されて)から実感することが多いようです。そのため、Q7を購入する際は、車庫証明の取得ができるかという点だけでなく、よく使う道や店舗の駐車場に入れられるかどうかということも確かめておくとよいでしょう。
アウディ Q7の満足ポイント
アウディ Q7を購入して満足しているという方のレビューによくある内容をまとめると、主に次のポイントで満足しているようです。
- 軽快感を感じられる(ボディサイズや車両重量の割に軽快なドライビングができる)
- 室内空間や荷室が広い(5人乗りのミドルサイズのSUVからステップアップした方に多い意見)
Q7が後悔するかどうかは、Q7の前に所有していたクルマによって異なります。そのため、インターネットの口コミや評価・レビューはあくまでも参考程度にとどめておく方がよいといえるでしょう。
アウディ Q7を購入するなら新車と中古車のどちらがいい?

アウディ Q7は、上級クラスのSUVであるため、新車販売価格が1,000万円超となります。ここで改めて新車販売価格と中古車相場を見てみましょう。
- 新車販売価格:1,059万円〜1,135万円(税込)
- 中古車相場:初代=95万円〜119万円、2代目=210万円〜1,116万円
このように新車販売価格と中古車価格を並べて見てみると、新車よりも中古車の方が手に入れやすい価格になっている場合が多いことがわかります。
そのため、「せっかく輸入車のアウディに乗るのであれば新車で乗りたい」、「装備にこだわりたい」など、新車でなければならない理由があれは、新車の方が良いといえるでしょう。
一方、必要装備が装着されている中古車を探すことができ、セカンドオーナーでも問題がなく、少しでも安く手に入れたいのであれば中古車がおすすめです。
ただし、中古車を選ぶときは、納車前整備をしっかりと行ってくれたり、保証やアフターサービスなどが充実していたりする中古車販売店を選ぶようにしましょう。
購入後のアフターサービスが充実していると、故障したときや不具合が発生したときも安心です。不安なく中古のプレミアムSUVに乗りたい場合は、販売店選びも慎重に行いましょう。
アウディ Q7とライバル車の比較

アウディ Q7のようなラージサイズのプレミアムSUVには、メルセデス・ベンツ GLS、BMW X7、レクサス LXなどがあります。ここでは、同じプレミアムSUV同士でサイズの比較をしてみましょう。
アウディ Q7とライバル車(GLS/X7/LX)のサイズ比較 | ||||
Q7 | GLS | X7 | LX | |
全長 | 5,070mm | 5,210mm | 5,170mm | 5,100mm |
全幅 | 1,970mm | 1,955〜2,030mm | 2,000mm | 1990mm |
全高 | 1,705〜1735mm | 1,825〜1840mm | 1,835mm | 1,895mm |
最大乗車定員 | 7名 | 7名 | 7名 | 7名 |
新車価格(税込) | 1,059万円〜1,135万円 | 1,530万円〜2,030万円 | 1,438万円〜1,820万円 | 1,450万円〜2,100万円 |
中古相場(現行モデル) | 210万円〜1,116万円 | 681万円〜1,750〜万円 | 529万円〜1,425万円 | 1,208万円〜2,118万円 |
上記の一覧からも、プレミアムSUVのサイズは、全長5m超、全幅約2m、新車販売価格1,000万円超が一般的です。
これらラージサイズのプレミアムSUVの中で、どのモデルがいいのか悩んだときは、それぞれの実車を確認し、外装や内装、装備や走行性能などを実際にチェックすることをおすすめします。時間をかけてそれぞれのクルマを見て、自分が気に入ったクルマを選べば、後悔のないクルマ選びができるでしょう。

アウディ Q7を購入するならトップランクへ

ラージサイズのプレミアムSUVは、各メーカーの個性や特徴が現れるクラスです。そのため、それぞれのメーカーが考える「プレミアムSUVとは何なのか?」を知るのに最適なカテゴリーといえるでしょう。
さまざまなメーカーから販売されているプレミアムSUVの中で、アウディ Q7が気になっているものの、自分の要望にQ7が合致しているかどうか分からないときは、さまざまなプレミアムカーを取り扱っているトップランクにご相談ください。
トップランクでは、一人ひとりの要望に合う最適なプレミアムSUVを提案できるスタッフが在籍しています。また、購入時だけでなく、購入後のアフターサービスや手厚い保証なども用意しているため、安心してご購入いただけます。
アウディ Q7をはじめ、プレミアムSUVを購入する際に後悔したくないときは、ぜひトップランクにお問い合わせ・ご相談ください。
