車検・点検
皆さんこんにちは!
あっという間に8月が終わろうとしていますが、皆さん海にプールにBBQに夏を満喫しましたかー!
あまりの忙しさに旅行すら行けていない担当です。
さてさて、今回はアウディA8でブレーキの違和感があるお客様からの依頼になります。
お客様はブレーキ時に車体がブルブル振動するということだったので、実走チェックをしてみると60km付近のブレーキで、ペダルからの振動がとくに強くなりました。
パッドが少し押し戻されているような感覚でしたので、ローターの歪み(ひずみ)が怪しそうです。
そこで登場するのが、このダイヤルゲージ。
0.01mm単位で測定できる優れものです。このゲージを当ててローター1周分の歪み幅を測定します。
メーカーでも規定のローター歪み数値幅が決められており、その範囲内に入っているか確認してみます。
ダイヤルゲージをしっかり固定してローターに付け、測定開始場所をペンでマーキング。ここからローターを1周させて数値を測定します。
今回は左側の0.2mmに比べ、右側の歪み幅が0.45mmと大きく歪んでいることが分かりました。
リアの左右ローターも測定してみましたが、こちらは0.05~0.15mmの範囲で全く問題なしです。
これでフロントローターに原因があることが特定できましたので、左右フロント2枚をローター研磨に出すことにしました。
研磨が終了したローターです。キレーーーイに接地面が慣らされ、ほぼ新品状態になりました!
ダイヤルゲージ上では誤差は0.01mm以内です。
ブレーキローターはメーカーで車種ごとに決められている厚みの限度があり、それを超えない範囲ならローター研磨が可能です。
今回はその幅の範囲内に収まるということで、コスト的にも新品ローターを購入するより安価にできました。
ブレーキパッド側もヤスリで軽く表面を慣らして組み付けます。
交換前のローターがそこまで激しく波打っているわけではなかったので、パッド自体は片減りもなくキレイな状態でした。
最後は実走チェックです。ブレーキの踏み始めから振動が消えて、本来のスムーズな高級車らしい味付けに戻りました(笑)。
あとはブレーキパッドとローターの当たりを均一に密着させるために、ゆっくりジワーッと踏んで慣らしていきます。ギュッ!ではなく、あくまでもジワーッですよ。
ある程度ブレーキの当たりが付いたところで、最後は緊急時の制動力チェックでガツッと効くのを確認して作業終了。少しでもブレーキの振動等が気になるかたはご相談ください!
担当:服部
【今日のどうでもいい豆知識】
・毛が伸びる早さ 髪の毛は1日に0.3~0.5mm伸びると言われている。もし全身の毛が1日に伸びる量をつなぎ合わせると、なんと1分間に3cm伸びる計算となる。 |
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