車検・点検
皆さんこんにちは!
トップランクには毎日様々な国の車両が入庫してきます。
今回はフランスを代表する使い勝手の良いハイルーフ乗用車、ルノー・カングーのブレーキ周りをメンテナンスしていきます。
日本で販売しているルノー車の半数を占めているカングー。その限定バージョンのクルールが入庫してきました。
鮮やかなソリッドカラーにフレンチテイストあふれるブラックバンパーやミラーが魅力の1台です。
日本ではスポーツモデルに設定されるイメージのマニュアルミッションですが、ヨーロッパではSUVやミニバンにもマニュアル設定があるのが基本です。
このカングーもマニュアルで、軽快に走らせる楽しみにあふれていますね!
両開き式のラゲッジドアは、ヨーロッパではパレットごと荷物を運ぶ理由から。
使い勝手の良さがあらわれています。全高の高さと相まって、後部座席を倒せばハイエースにも負けない収納力もGoodです。
カングーは商用車と見られがちですが、そこはフランス車。随所にオシャレな箇所が見受けられます。
ボディ色と統一したフロアマットの縁や、リアシートだけ色違いのホワイト配色など、日本人とは明らかに違う感覚に魅了されてしまうフランス車ファンは多いそう。
さて本題です。
ブレーキローターの走行距離&経年劣化により、ローター自体の消耗とリアハブベアリングからのガタが見つかりましたので、その交換を案内していきます。
一見なんの不具合もなさそうにみえるブレーキも、前オーナーの使い方や走行距離により見た目以上に消耗していることがあります。
ブレーキローターは厚みの限界値が設定されていて、ローター自体に刻印がされていますので、その厚さ以上に減ってしまった場合は交換時期です。
タイヤを装着した状態で、タイヤを前後にゆすってみてガタがある場合はハブベアリングの交換です。
走行時にもブレーキ周辺からゴーッという異音があった場合には、ハブベアリングが原因の場合があります。
ルノーカングーのリアまわりは、ローター内にハブベアリングが圧入されているという特殊な構造です(フロントは別)。
この前後の違いは何故なんでしょうね (^^;)
ということでブレーキローターの交換です。フロント、リア共に限界値に近い厚みでしたので、4輪すべてのブレーキローター交換となりました。
ちなみにフロントローターはハブベアリングとは別体なので、フロントのハブベアリングを用意しましたが、結論的には交換は必要ありませんでした。
ハブベアリング自体の打ち変えも必要なく、前後ローターのみの交換で時間も大幅短縮できました。
ブレーキパッドは充分に残りがありましたので交換なしですが、パッドとローターの当たりを出すために試走して慣らします。
自動車の三大要素「走る」「曲がる」「止まる」で、一番大事なことは「止まる」です。
ブレーキは消耗パーツですので定期的なメンテナンスを心掛け、事故を未然に防ぎましょう。
トップランクでは12ヵ月点検も承っておりますのでご相談ください!
担当:アウン
【今日のどうでもいい豆知識】
・ バナナは「野菜」である農林水産省いわく1年間で枯れてしまうものから採れた作物を「野菜」、何年も生きるものから採れた作物を「果物」と定めている。 バナナは基本的に一度収穫したものは切り倒してしまうので、野菜に分類されることになる。 |
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