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皆さんこんにちは。GT-R佐藤です。
クルマのトラブルは、症状がわかりにくいものから全く動かなくなってしまうものまで様々。
小さなトラブルが大きなダメージに発展する可能性もあります。
修理費用も大きく変わってきますので、日頃のメンテナンスで事前に対処しておきたいところです。
今回のリペアはオリジナルの状態をキレイに保っている32GT-Rです。
Vスペックではないのですが、純正ブレンボブレーキやBBSホイールへの変更が良い雰囲気を出していますね♪
このお車は定期メンテナンスで入庫した車両で、エンジンルームの点検中にインジェクターのガソリンによる変色を発見しました。
現時点で走行には支障はないのですが、これが進行していくとインマニのガスケットにダメージを与えてエア漏れが発生し、インマニガスケットの交換に繋がってしまうので対処が必要です。
変色が見つかったのは3番のインジェクターです。
手前(右側)の2番と比べてみると違いが分かると思いますが、通常は黄色のプラスチックコネクター部分がガソリンで湿り、さらに全体が汚れくすんでしまっています。
原因はインジェクターのコネクターからの燃料漏れでした。
まわりのゴム製リングが消耗してのガソリン漏れもありますが、ほぼコネクターの劣化による燃料漏れですね。
ということで、インジェクターを交換していきます。
まずはフューエルデリバリーパイプを外していくのですが、所々にあるカプラーも経年劣化しているので外す際は要注意。
プラスチックが硬くなっていてパキッと割れることも多いので慎重にですね。
デリバリーパイプ中のガソリンを抜く為に、燃料タンクのキャップ外し&ヒューズ抜き空クランキングをおこないますが、
それでも中にガソリンが残って垂れてしまうので、新品装着前にはこぼれたガソリンをしっかり拭き取っておくことが必要です。
これが交換する新品インジェクターとゴムのインシュレーター&Oリングです。
これで約18,000円ということで、本来は6本すべての交換をしておきたいところですが、予算の都合もあり1本のみの交換になりました。
取り外したインジェクターと新品を比べてみるとプラスチックの色が明らかに変わってしまっています。
ここでインシュレーターの向きも見て、組み付けが逆にならないように確認しておきます。
ちなみに当時のR32インジェクターは黒色ですが、いま新品を頼むとR34と同じ銀色になります。
元通りに組み直したところでエンジンルーム全体の洗浄もおこない、最後にエンジンをかけてガソリンの漏れがないか確認し作業終了!
元々インマニやヘッドカバーの塗装をしているお車でしたので、よりエンジンルームが鮮やかになりました(^^)/
エンジンルームをキレイにしておくことは、他の様々なトラブル症状が出た際にも原因を見つけやすくなります。
日頃エンジンルームを開けることは中々ないとは思いますが、とくに年式の古いクルマは一度エンジンルームの洗浄をしてみてはいかがでしょうか。
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【担当者のプライベートを紹介。知らない新たな一面が見える!?】
先日富士スピードウェイのレーシングコースを自分のクルマで走ってきました。
Bパドックのピットを使用することができたので記念に1枚パシャリ! ほかに置く物もほとんどないので見た目スッカスカです(笑)
天気も晴れてまさに走行会日和の気候の中、エンジン快調でアクセルを踏む足にもチカラが入ります。
が、13コーナーの上りであれあれ? なんだかクルマが前に進みません…(*_*)
後日LSDをバラシてみたところ、シム溝がほとんどなくなっていました。
純正のシム増しでイニシャルトルクを増やしていたのですが、逆バンクの路面で駆動がかからないなぁ~って思っていたのはこれが原因だったんですね。
他のギア類には損傷がなかったので、プレートのみの交換で済んだのはラッキーでした。
【今日のどうでもいい豆知識】
・ガガーリンの有名な言葉は日本とアメリカで違う |
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