車検・点検
皆さんこんにちは。
8月に入り、夏真っ盛り! 皆さん海や山、BBQ等で盛り上がっていますでしょうか。
今回はイギリスの高級車代表、ベントレーコンチネンタルGTが入庫してきました。
自動車の高級ブランドとして、ロールスロイスと人気を二分するベントレー社のスポーツモデル「コンチネンタルGT」。
お値段は2800万OVER也!! 普通に駐車しているだけで、只者ではない雰囲気を醸し出しています(*´з`)
内装の豪華さもさることながら、ウィンドウは防音と遮熱を兼ねての2重構造!
決して防〇のための2重というワケではないでしょう…(^▽^;)
そしてこのウィンドウ関係の修理が、今回の内容になります。
症状としては、助手席側のパワーウィンドウスイッチを入れた時に、下へは下がるものの上がってこない状況になってしまっています。
このような場合モーターは動いているので、大抵は内部にあるレギュレーターの問題であることが多いです。
ということで、まずはレギュレーターを取り出す為に内張り(ドアトリム)を剥がしていきます。
見えづらい場所やドア下部にもネジが隠れているので慎重に外します。
ドアトリムを外せば、スピーカーを含めた内部パーツがこんにちは。
この奥にレギュレーターが潜んでいるので、スピーカーとインナープレートも取ってしまいます。
やっとパワーウィンドウレギュレーターが顔を出しました。
ウィンドウはスイッチの指令でモーターが動き、ワイヤーで上下をコントロールしています。
その上昇の際にワイヤーが巻取り出来ずに絡まり、レギュレーターの交換となりました。この構造は高級車も変わらないですね(^^;)
パワーウィンドウレギュレーターはこのような形になっています。
モーターは正常に動いていたので交換せずに、外したレギュレーターをそのまま新品に付け替え、作動チェックが出来たところで交換作業は終了。
しかし、2重ガラスは重くて作業が大変です…(*_*)
レギュレーターを組み込んだところで、最後にウィンドウの位置調整をおこないます。
ベントレーはドアのウィンドウは上側に、クォーターのウィンドウは一旦上方に上がったあと横に移動する特殊なパワーウィンドウなので、適正な位置に調整して完了!
ベントレーの純正品はひとつひとつが非常に高価なので、トラブルの早期発見で大きな出費が抑えられます。
高性能なお車をストレスなく長く乗り続けていただきたいですね!
担当:松下
【今日のどうでもいい豆知識】
・昭和26,27年製10円玉のナゾ 10円玉の裏に描かれている平等院鳳凰堂の屋根の鳥は、通常は尻尾が下を向いているのだが、 昭和26年の鳥の尻尾は全て上向きになっていて、昭和27年製では上向きと下向きの2種類のバージョンが存在している。 |