車検・点検
皆さんこんにちは。
長い間自分のクルマを運転していると、今まではしていなかった異音が発生したときに「不具合があるのでは?」と急にアタフタしちゃいますよね。
今回はフロントからの異音が聞こえるということで入庫となりました。
お車はイギリスの高級サルーン、ジャガーXJになります。
代表的ボディカラー「ブリティッシュレーシンググリーン」は、英国の気品あふれた非常に深みのあるメタリックグリーンですね。
走行チェックではエンジンルームからの異音は出ていませんでしたが、明らかにフロントタイヤの回りが良くありません。
走行時のゴーッという音はどうやらハブベアリングの劣化が原因でした。
ということで、ハブベアリングを外す作業に入ります。
ココを外すにはブレーキキャリパー&ローター、サスペンションアームを順番に外していき、ナックルアームにボルト留めされているハブベアリングを外します。
新品のハブベアリングASSYです。削り出しで非常に頑丈に作られていることが分かります。
このASSYの中のベアリングが劣化して、音が出てしまっていたワケですね。
あとは外した順番と逆に新品のハブベアリングを取り付けます。
古くなったハブベアリングは、手で回すのすら厳しいほど中が固着していました…((+_+))
ブレーキキャリパー&ローターを取り付け、最後にベアリングの回りを確認して作業は終了です。
左右どちらかのみ異音が出ていても、経年劣化を考えると左右両方の交換がオススメですね。
生産から10年を超えるクルマは、ゴム類の劣化だけでなく金属摩耗による劣化や破損のトラブルも増えてきます。
とくに駆動系のトラブルは大きな事故につながる可能性も高いので、早めのチェック&修理を心掛けてくださいね。
担当:松下
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