車検・点検
皆さんこんにちは。
足まわりパーツの劣化したゴムブッシュは、新品に交換するだけでクルマの動きは見違えるほど良くなります。
見た目には変化のない部分だけに後まわしにされがちな整備ですが、劣化が酷いと車検に通らない可能性もあるので、定期的に確認しておきたいパーツですね。
オートテクニカルベース社員のパンダ4×4(5速マニュアル)です。
毎日の通勤に使いつつ、来年の継続車検に向けての修理をコツコツおこなっています。
最近ブレーキング時にハンドルが取られぎみで、フロントがフニャフニャする感じなので、これはブッシュが怪しいのではと思っていました。
早速フロントのロアアームを外してブッシュを確認してみると、全体に亀裂が入って劣化しておりブッシュ自体もやせ細ってしまっていました。
このブッシュ単品は純正では取り寄せることができず、ロアアームごとの注文になってしまいますので、
コストを抑える為に社外の新品ブッシュ(1個約2,000円)を用意しました。
ちなみにフィアット500も同様にロアアームの純正ブッシュが出ませんが、パンダと同形状なので流用可能です。
ということで、圧入機を使用してブッシュを打ち換えます。
ロアアームを固定したら同サイズのリングカラーを間に挟み、ジワーっとブッシュを抜いていきます。
左右で4つのブッシュ打ち換えが完了しました!
この社外ブッシュは純正よりも若干ゴムの密度が高いようで、よりスキマが埋まっている感じですね。
あとはロアアームを元に戻します。車体を着地させ、ブッシュ自体がねじれて固定されないよう1G状態でボルトを締めていきます。
こういった注意がクルマの動きをシャッキリさせ、ブッシュの早期劣化も抑えることができますヨ(*´ω`*)
最後は4輪アライメントを取り直して作業は終了です。
ブッシュ打ち換え工賃を入れても、ロアアームごと交換するより安く上がりました。
加速時やブレーキ時にハンドリングがふらついたら、ブッシュの劣化も疑うようにしてみてください。
担当:松下
【今日のどうでもいい豆知識】
・迷路攻略法 この方法は中世のヨーロッパで、迷路がブームになったときに確立された「左手法」と言い、最も基本な迷路攻略法である。 |