車検・点検
皆さんこんにちは!
10月に入り、各地では綺麗な紅葉も見られるようになってきました。休日はドライブを満喫したいですよね~。
今回はスピードメーターが奇妙な動きをしている車両が入庫してきました。
初期型はすでに26年以上が経過しているFD3Sですが、いまだ一線級の戦闘力を誇るマツダのロータリースポーツカーです。
ボディラインも全く古臭さを感じさせないですよね(^^♪
症状をチェックしてみると、時速40~50km付近での走行で突然スピードメーターだけがストンと0kmに落ちたり、復活したりを繰り返しています。
メーターの接触不良等では針がブルブル震えたり、他のメーターも異常をきたすので、スピードメーターセンサー側に問題がありそうです。
ということで、スピードメーターセンサーをチェックです。
センサーはミッション上部のマフラー触媒手前に付いています。基本的には周辺パーツを取り外すことなく、センサー単体を外すことができます。
センサーを外すときにはミッションオイルも同時に垂れてきてしまうので、受け皿を用意します。
スピードメーターセンサーは、先端のドリブンギヤを介してマグネットコイルを回し、その回転数値をスピードメーターに送ることで速度表示をしています。
外したセンサーが熱で溶けてしまっているのが分かります。
マグネットコイルの不良によりメーターが動いたり動かなかったりということが発生していたんですね。
このセンサーは問題なかったのですが、ドリブンギヤ側の破損で速度検知が出来ないトラブルもあります。
新品のセンサーに交換後は、実走でスピードメーターチェックです。
どの速度域でもメーターが落ちることがなくなるのを確認したら作業は終了!
年式を重ねている車両は、メンテナンスをまめにしていても経年劣化で壊れてしまう部品は出てきます。
いつもと違う症状が現れたと思ったらすぐにご相談ください。
担当:服部
【今日のどうでもいい豆知識】
・ふぐの「てっさ」「てっちり」の語源 |