車検・点検
皆さんこんにちは。
サービス部のナリンです!
私の故郷はスリランカで、11年前に日本に来て以来ずっと自動車整備の勉強を続け、
トップランクでも整備士として働いています。
トップランクには色んな車種のクルマが毎日入庫し、一般的な大衆車からスポーツカーはもちろん、
トラックやバスも車検や修理で入庫してきます。
そのなかでも今回はフォードのクラシックカーが入庫したということで、
エンジンがかからずに不動車になっているこのクルマを、普通にエンジンがかかり不具合がない状態まで再生させたいと思います。
ただ、年式的に80年以上も前の車両ということで、不具合箇所を見つけるのと同時に、
破損部分があったときの補修部品が手に入るか調べての修理で、
場合によっては中身を分解・清掃しての作業となりました。
なんとこのクルマ、昭和6年の1931年に製造されたフォードのA型というモデルで、
9年前まではナンバー登録して走っていたという記録が残っていました。
原因をガッチリ突き止めて、このクラシックカーの命を吹き返しましょうか!
ちなみにフォードはアメリカ三大メーカーのひとつですが、今の自動車生産では当たり前となっている、
ベルトコンベアによる大量生産方式の製造ラインを作ったメーカーなんですよ。
後ろからの眺めもやっぱりオシャレ♪
オープンカーとしての開閉もできるし、まず現存・保管されていることもスゴイです。
このクルマを動くように修理するのはワクワクしますね!
運転席からの見た目も素晴らしい!
ミッションは3速フロアで、ステアリングまわりの補器類は問題なさそうです。
なんとルームミラーの中に機械式時計が組み込まれています!
ゼンマイを巻き取るだけで、まだ可動するという素晴らしさ!
エンジンはL型の4気筒ですが、排気量は3300ccもあります!
ブロックからヘッドカバー、パイピングに至るまで鉄ということで、重量感がありますね~
まずはバッテリーが死んでいるのと、プラグも外し焼け方をチェック。
バッテリーは12Vではなく6Vを使用しているので、すぐに購入することができずに取り寄せになりました。
ほかにも疑わしきところを見て回ります。
プラグも特殊な形状をしているので、新品に交換というわけにはいかないのですが、充分に分解・清掃をして元に戻します。
この時代のプラグは分割式なんですね。
セルモーターも固着していたので取り外し、分解し中身を磨きます。
接点の当たりも良くして電気の流れをスムーズにしました。
次はデスビのチェックです。これも接点が白く粉っぽくなって電気が通りにくくなっていたので、磨き直してしっかり火が飛ぶように対策しました。
奥に見えるのが燃料フィルターとラインなのですが、中身が錆びていたので、そこも全部抜き取って洗浄しました。
キャブレターの洗浄も含め、電気・燃料・吸排気をすべて見直したところでエンジン始動。
力強いセルモーターのまわりと共に、エンジンがかかりました!
無事にエンジンは始動したのですが、ウォーターポンプのOリングからの水漏れがあり、
部品の入手先を調べたところアメリカで購入できるということで、取り寄せて交換後終了です。
こうやってひとつひとつを見直すと、基本構造は今も昔もほとんど変わっていないことがわかりますね。
ちょっとだけ場内を走行させたのですが、かなりトルクがあって、なにげに良く走ります。
排気量が大きいと、こういうクルマも運転がラクですね!
クラシックカーの整備・修理も請け負っていますので、お問い合わせください。
— — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — — —
【担当者のプライベートを紹介。知らない新たな一面が見える!?】
名前:ナリン
ニックネーム:ナリンさん、Dana
所有車:三菱EKワゴン
趣味:登山(槍ヶ岳や富士山)、紅葉観賞、ボランティア
家ではインコを7羽飼っています。
前々からインコが好きで欲しいなーって思っていたんですよ。
で、たまたまホームセンターの鳥コーナーで見つけて、ちょうど3羽しか残っていなかったので、全部買ってきてしまいました(*´з`)
そして気持ちの赴くままに、追加で4羽を購入。それぞれ色とりどりで本当キレイです!
いまは家のベランダ全体に網を張って、ベランダをインコの家にして動ける範囲を広げています。
これからもっとインコの数を増やしたいんだけど、部屋の大きさも限られているし、なかなか厳しいかなー。
昼間はインコが活発に動いているので、自分のところにあまり寄ってこないですが、
夜に仕事から帰ってきたときには何匹か肩に乗ってくることがあります。これがまたカワイくてたまんないんですよね~♪
【今日のどうでもいい豆知識】
・豆知識の語源小さな(ちょっとした)知識という意味で使われてはいるが、その語源は豆のうんちくを語り続けた人となっている |
トップランク・オートテクニカルベース
〒278-0005
千葉県野田市宮崎293-1
TEL:04-7128-7801 FAX:04-7128-7802
営業時間:AM10:00~PM7:00(月曜定休日)
店舗情報:アクセス