物価や燃料価格の高騰など、クルマを所有する人にとって大変なことが続く2020年代において、家計に影響する燃費性能が一層重視されています。
この記事では、実燃費が良い外車トップ3を紹介するとともに、燃費が良い外車の特徴、燃費をよくする走り方、燃費が良い外車を選ぶときのポイントを解説します。
実燃費が良い外車ランキングトップ3

早速、実燃費が良い外車トップ3を紹介します。それぞれのクルマの概要やカタログ燃費、中古車相場も併せて紹介しますので、クルマ選びの参考にしてみてください。
なお、ここで紹介している実燃費ランキングは、e燃費にて公表されている燃費ランキング(2025年1月中旬時点)を参考としています。
【1位】ルノー ルーテシア(実燃費:21.03km/L)
ルノー ルーテシアは、フランスの自動車メーカー・ルノーが販売しているCセグメントの5ドアハッチバックです。
実燃費ランキング第1位となったルーテシアは、ルノーが独自開発したE-TECH フルハイブリッドモデルで、メインモーター(駆動用)とHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)の2つのモーターに、1.6L自然吸気エンジンを組み合わせ、電子制御ドッグクラッチマルチモードATで繋いだハイブリッドシステム搭載モデルを搭載しています。
- サイズ:全長4,075mm×全幅1,725mm×全高1,470mm
- エンジン:1.6L直列4気筒自然吸気エンジン+モーター
- カタログ燃費(WLTCモード):25.0km/L
- 実燃費:21.03km/L
- 中古車相場:43万円〜349万円
- 中古車平均価格:100万円
【2位】フォルクスワーゲン ゴルフ(実燃費:20.9km/L)
フォルクスワーゲン ゴルフは、ドイツの自動車メーカー・フォルクスワーゲンが販売しているCセグメントのハッチバックです。
実燃費ランキング第2位となったゴルフは、ディーゼルエンジンを搭載するTDIとなっています。
Cセグメントのベンチマークとして知られるゴルフのディーゼルエンジン搭載モデル「TDI」は、2.0L直列4気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載したモデルです。
ディーゼルエンジン搭載のゴルフは、実燃費が良いだけでなく、燃料代も抑えられるモデルでもあります。
- サイズ:全長4,295mm×全幅1,790mm×全高1,475mm
- エンジン:2.0L直列4気筒クリーンディーゼル
- カタログ燃費(WLTCモード):20.8km/L
- 実燃費:20.9km/L
- 中古車相場:22万円〜845万円
- 中古車平均価格:227万円
【3位】ルノー アルカナ(実燃費:19.3km/L)
ルノー アルカナは、フランスの自動車メーカー・ルノーが販売しているクーペスタイルSUVです。
SUVの機能美とクーペのエレガントさを融合させたアルカナは、ルノーがF1で培ったノウハウを取り入れて独自開発した、軽量でコンパクトなドライブフィールに優れたハイブリッドシステム「E-TECH HYBRID」を搭載しています。
- サイズ:全長4,570mm×全幅1,820mm×全高1,580mm
- エンジン:1.6L直列4気筒自然吸気エンジン+モーター
- カタログ燃費(WLTCモード):22.8km/L
- 実燃費:19.3km/L
- 中古車相場:280万円〜441万円
- 中古車平均価格:339万円
燃費が良い外車の特徴とは?

燃費が良い外車ランキングトップ3からも分かるように、燃費が良い外車は、ハイブリッドシステムやディーゼルエンジンなど、燃費性能に優れたパワートレインを搭載しています。ここからは、燃費が良い外車に共通する特徴を詳しく解説します。
【燃費が良い外車の特徴】パワートレイン
燃費が良い外車の特徴の一つは、進化したパワートレインです。
燃費が良い外車は、ダウンサイジングエンジンやエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載しているといった共通点が見られます。
ダウンサイジングエンジンとは、エンジン排気量を小さくし、ターボやスーパーチャージャーといった過給器を利用してパワーを引き出すエンジンのことです。このダウンサイジングエンジンは、燃料の消費を抑えながらパワーを出せるといった特性があるため、燃費性能向上に寄与します。
また、ダウンサイジングした自然吸気エンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムや、ダウンサイジングエンジン(ターボやスーパーチャージャー)をサポートするモーターを搭載したマイルドハイブリッドシステムを採用したモデルもあります。
このようなパワートレインの進化によって、外車の燃費は従来より良くなりました。燃費が良い外車を選ぶときは、パワートレインに注目し、どのようなユニットが搭載されているか注目するとよいでしょう。
【燃費が良い外車の特徴】定速走行時に真価を発揮
燃費が良い外車は、定速走行時に真価を発揮するようになっている場合が多いです。
そのため、日本の道路事情であるストップ&ゴーが多い場面では、外車の優れた燃費性能の恩恵を十分に受けられない場合があります。
よって、カタログ数値では燃費が良い外車でも、日本国内で街乗りすると期待通りにはならないことがあります。そのため、燃費ランキングやカタログ燃費は参考程度に考えておくと良いでしょう。
外車の燃費を良くする走り方

燃費が良い外車を購入したら、少しでも燃費を向上させる走り方を心掛けたいと考える方も多いでしょう。ここで、燃費が良い外車の燃費をさらに良くする走り方を紹介します。実際の走行で役立つ内容となっているため、燃費を改善したい方はぜひ参考にしてください。
【1】ストップ&ゴーをなるべく少なくする
まず、ストップ&ゴーをなるべく少なくする走りをしましょう。しかし、日本国内ではストップ&ゴーを避けるのが難しいシーンが多々あるのが実情です。
このようなときは、発進時に注意を払うことが重要です。燃費を少しでも改善するための発進方法は、アクセルを急に踏み込むのではなく、徐々に踏み込むことがポイントです。
具体的には、足の重さを少しずつアクセルペダルにかけていくイメージです。このようなアクセル操作をすると、発進時の燃料消費を抑えることができ、燃費が良くなります。
【2】早めにアクセルオフしてエンジンブレーキを有効活用する
速度を落としたり、停止したりするときは、早めにアクセルオフすることがポイントです。
早めにアクセルオフするためには、先の交通状況を早めに認知しておくことが重要となります。そのため、先の交通状況をいち早く把握し、減速または停止する可能性が高いと判断したときは、アクセルを早めにオフにして、足をブレーキペダルに移しておきましょう。
このような先読み運転を習慣化することで、無駄にアクセルペダルを踏む時間を減らし、燃費向上に繋げることができます。
燃費が良い外車を選ぶときのポイント

燃費が良い外車を検討しているときは、カタログ燃費や実燃費だけでなく、エンジンの排気量や使用燃料にも注目しましょう。
燃費が良い外車には、先述したとおり、エンジンの排気量が小さい(おおむね2.0L以下)という傾向があります。そのため、燃費が良い外車を探しているときは、カタログ燃費や実燃費だけでなく、エンジン排気量の大きさを確認し、小さい排気量のエンジンを選びましょう。
また、使用燃料に注目することもポイントです。
一般的に燃料の単価が高くなるほど維持費も高くなるイメージがありますが、使用燃料によってエンジンの特性が異なるため、クルマをどのような場面で使用するかを考慮して燃料を選ぶことで、さらに維持費を抑えることができます。
街乗り走行が多い場合には、エンジン排気量が小さく、ハイオクガソリンを使用するハイブリッドモデルがおすすめです。エンジン排気量が小さく、ハイオクガソリンを使用するハイブリッドモデルは、ストップ&ゴーの場面でモーターによるアシストを受けられるため、燃料消費を抑えやすい特徴があります。
一方、高速道路を使用して長距離走行が多い方や、1回の給油で長距離を走りたい場合には、ディーゼルエンジン搭載車がおすすめです。
ディーゼルエンジンは、一定速度で走行しているときのエンジン回転数を低くできるといった特性があります。そのため、長距離走行が多い場合には、ディーゼルエンジンがハイオクガソリン使用車より燃費が良いケースが多いです。
また、アクセルペダルの踏み込み量を最小限に抑えられるため、長時間走行時の疲労も抑えることができます。
燃費が良い外車は維持費も抑えられる

ここまで、燃費が良い外車のランキングや燃費を良くする走り方、燃費が良い外車を選ぶときのポイントについて解説してきました。
この記事を参考にすれば、よりクルマの維持費を抑えられるようになるため、さらに経済的なカーライフを送ることができるでしょう。
燃費が良い外車を選び、維持費を抑えて経済的なカーライフを送るためには、購入時の店舗選びも重要です。
中古で燃費が良い外車を購入したい場合には、厳選された中古車を取り扱い、アフターサービスが充実している「トップランク」にご相談ください。
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