「でかい外車がほしい!」ボディサイズが大きめの外車を紹介

多くの人がイメージする「でかい外車」といえば、映画で活躍するオールドアメ車の印象が強いでしょう。確かに「でかい」存在ではありますが、趣味性が高く扱いが難しいため簡単には手を出せない存在です。

現代における「でかい外車」の定義は、欧州メーカーのハイエンドモデルを指すことが一般的です。今回は、現代における「でかい外車」のラインナップや魅力、気になる点を紹介します。

目次

「でかい外車」に該当する車種は?

「でかい外車」に該当するモデルを具体的に紹介します。

そもそもでかい外車の定義は?

「でかい外車」と聞いて最初に思い浮かべるのは、映画に登場するアメ車のマッスルカーかもしれません。しかし、現代のアメ車では、あれほどまでに巨大なボディサイズを持つモデルは多くありません。

現在の「でかい外車」の定義としては、欧州メーカーで使用されるセグメントの中でも、大型に分類されるEセグメントやFセグメントのモデルが該当します。欧州メーカーでは、車のサイズをA~Fのセグメントに分けており、Aセグメントが最も小さく、Fセグメントが最も大きいクラスに分類されます。今回は、その中でも特に大型のEセグメントやFセグメントに属するモデルにスポットを当てて紹介していきます。

でかいセダン

まずは各ブランドが誇る”でかい”セダンを紹介していきます。メルセデスベンツ Sクラス、BMW 7シリーズ、アウディ A8がそれぞれのブランド内でのFカテゴリーに属するモデルになります。その多くはフラグシップモデルとなっています。その中でも、さらに全長を延ばしたロングボディが用意されているモデルもあります。セダンで一番大きいモデルが欲しい方にはおすすめのカテゴリーといえます。

続いては先ほどのセグメントからは一つ下のカテゴリーとなるEセグメントになります。必要十分なボディサイズを持ち、取り回しが良く使い勝手に優れたバランスの取れたカテゴリーです。

メルセデスベンツ Eクラス、BMW 5シリーズ、アウディ A6がこのカテゴリーになります。このカテゴリーはボディタイプの基本はセダンになりますが、ステーションワゴンやクーペといった派生モデルも多く用意されておりバラエティーに富んだラインナップから好みに合わせた選択が可能となっています。

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でかいSUV

次に、現在人気のSUVに注目しましょう。「でかい」SUVはキャデラック エスカレードやハマーといったアメ車が長年にわたって人気モデルとなっていました。欧州ブランドでは、メルセデスベンツ Gクラス、GLS、BMW X7、アウディQ8がSUVラインナップの中で最も大きなモデルであり、フラグシップです。

中でもGクラスは、ラグジュアリーSUVの中でも特別な存在です。長年にわたりデザインを大きく変えずにアップデートを続け、クラシカルなスタイルと最先端の技術を融合させた独自の魅力を持っています。そのため、SUVの中でも唯一無二のモデルとして高い人気を誇ります。

フルサイズSUVより一回り小さいラグジュアリーSUVとしては、メルセデス・ベンツ GLE、BMW X6、X5、アウディ Q7が挙げられます。このクラスでは、各メーカーがクーペスタイルのボディタイプもラインナップに加えている点が特徴的です。メルセデス・ベンツは、GLSと同様にSUVデザインのGLE SUVと、クーペスタイルのGLE クーペを展開しています。

BMWでは、X6とX5に分かれており、X6がクーペスタイル、X5がSUVモデルという構成になっています。これは、BMWがセダンを奇数、クーペを偶数のモデルナンバーで分類する方針をXシリーズにも適用しているためです。

一方、アウディではSUVスタイルのQ7のみがこのクラスに該当しますが、乗車人数は7名と設定されており、ファミリー層にも適したモデルとなっています。Q8は5名乗りの仕様のため、6名以上で乗車を考える場合、アウディのSUVラインナップではQ7が最大モデルとなります。

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「でかい外車」の購入時の注意点は?

でかい外車を購入にあたって改めて注意が必要な点をまとめてみました。

駐車場所を選ぶ

でかい車はその大きなボディサイズから日本の駐車場事情では困る場面も多々あります。長期にわたって営業を行っている駐車場などでは、車両サイズが二回りほど小さいボディサイズを想定して設計されています。そのため幅方向の余裕は大きくなく、ドアの開閉までを考えると困難になることもあります。

特に都市部の地下駐車場では、その傾向が顕著です。また機械式の立体駐車場では、サイズの制約が厳しいところも多くあります。築年数が浅いマンションの駐車場などでは、全長は問題なくても幅の制約が厳しい場面もあります。

また、寸法の制約はクリアできたとしても、車両重量がオーバーしてしまう恐れもある点に注意が必要です。

取り回しを気をつける

車両サイズが大きい場合、気をつけなくてはならないのは運転時の車両感覚や取り回しに注意する必要があります。日本の主要な国道や県道では大型トラックも走れるように作られています。そのため、でかいといえども乗用車レベルのでかい車が走行する上で問題になることはまずありません。

ただし、昔ながらの住宅街や郊外の山岳路などでは、急に狭い道になることもあります。そのような道路では右左折はもちろん、対向車とすれ違う際も、大きなボディサイズゆえに注意が必要です。

ボディサイズが大きめなクルマのトラブルを避けるためには?

注意点を考慮し、不要なトラブルを避けるための対策方法を紹介します。

駐車場などで困らないためにサイズを覚えておく

普段クルマを運転する際、車両のサイズを数値として意識している人は少ないでしょう。運転中は数値の寸法より、実際の感覚が優先されています。目に見える道路の幅感覚と車両のサイズ感覚で問題なく運転できているはずです。

駐車場について、自宅車庫では車両購入時に車庫証明を提出する必要があるため、ボディサイズに対して駐車可能かの心配はいらないと思います。盲点となるのは、通勤で使用する際に勤務先の駐車場が対応しているかどうかです。

平置きの駐車場でもサイズについて注意が必要ですが、それ以上に機械式の立体駐車場を利用する場合は事前にその駐車場が車両サイズと重量に対応可能かどうかを確認しておくことが重要です。

また、外出時に目的地が明確な場合は、事前に施設の駐車場情報や付近のコインパーキングのサイズを事前にチェックしておくことで、駐車場に対する不安を大幅に解消できます。インターネットで検索を行えば、コインパーキングでも対応可能サイズが明記されていることが多くあります。

普段利用するお店や道路事情が分かっている場合は、そのサイズに適したモデルを選ぶのも一つの選択肢です。

その他では道路上を運転している際、標識を気にしていると思います。その標識には、道路の幅や高さなど、通行可能な車両サイズに関する情報も含まれています。

高さ制限の表示は線路などの高架下やショッピングモールなどの立体駐車場入口で目にすることでしょう。幅方向の制限については都市部の住宅街や郊外の山道に設置されていることが多くあります。

でかい車両を運転している場合、その情報を目にした時に車両サイズが制限サイズ以下かどうか、とっさに判断する必要があります。もちろん制限値以下としても、実際に運転をする際には状況に応じて無理をしないことが重要です。

事前にドライブルートを把握しておく

ドライブに行く際には目的地へのルートを事前に調べると思います。クルマに搭載されているカーナビには車両サイズの設定を行えるものもあり、車両サイズに応じた通行可能な道路を選んで案内してくれる機能もあります。

近年、クルマに搭載されているのはカーナビではなくスマートフォンに対応したディスプレイオーディオのモデルも多くなっています。ディスプレイオーディオの場合、カーナビを内蔵せずスマートフォンの地図アプリをディスプレイに表示させてカーナビとして利用することになります。

地図アプリには車両設定ができるものもあり、事前に設定を済ませておくことで、車両サイズに合ったルート検索を自宅で確認できます。気をつけなくてはならないのは、車両設定をしていてもアプリによっては地図データの道路幅が実際と異なる場合があることです。実際には通行できない道でもルートに設定されることがあります。

事前にルートを確認する際に、主要道路ではない道路がルート設定されている場合は、航空写真やストリートビューなどの機能を使い、どのような状態かを事前に確認することでリスクを減らせます。もちろんドライブ本番では実際の交通規制や状況に合わせてルート変更も視野に入れておく必要があります。

でかい外車ならではの良さとは

ここでは、「でかい外車」ならではの魅力を紹介します。

大きさから来る安心感

でかい車はその大きさから得られる安心感をなによりも増して感じることができます。外車は、その強靭なボディ剛性により、より一層の安心感を得られます。

セダンの場合、車両の前後方向にエンジンルームとトランクスペースがあるため、もし事故に遭ってしまった際にも乗員のキャビンスペースまで距離を確保できる点が強みとなります。SUVの場合、着座位置も高めとなるため目線の高さが十分に確保され遠くまで見渡せる視界が得られます。

車両の全高も高いため、トラックのような大型車両と並んだ際に感じる圧迫感についても大幅に軽減されるメリットがあります。また車両が大きいことで走行時の安定感に繋がる、前輪と後輪の間隔であるホイールベースが長く、左右のタイヤ幅方向のトレッドも広くなります。

この効果により、高速走行時にはどっしりと安定した気持ちの良い走りを体感することができます。

最先端の装備

今回紹介したカテゴリーのモデルは、各ブランドのフラッグシップや準フラグシップモデルといえます。そのため、現在の最先端装備を惜しみなく搭載したモデルになります。

欧州車ならではの走行性能が高いことはもちろん、高速走行時の全方位監視システムによる運転者の負担を軽減させる最先端のインテリジェントテクノロジーが採用されています。また、それだけではなく駐車をする際に車外から操作を行うことも可能となっています。これは、ドアの開閉が困難な狭い駐車場などで重宝する機能です。

駐車枠に入れる前の広い場所で車外に出て、リモコン操作で駐車枠に入れることができます。これらの最先端装備が最初に装備されるのは、フラグシップモデルの特権といえます。

広々とした室内空間

車体が「でかい」モデルは、車内も相応の広さを誇ります。セダンでは前後方向に余裕を持っており、足元の広さは格別といえるでしょう。また、リアシートはショーファーカーの要素を多く持ち、至高の快適さを実現する装備が用意されています。

SUVでは各社3列シートのモデルを用意しています。6名乗車しても快適に長距離を移動できるよう工夫されています。2列状態で利用すると、3列目を格納することで広大なラゲッジスペースを確保できます。「でかい」モデルならではの余裕ある室内空間と、「でかい」ゆとりを手にするのはいかがでしょうか。

でかい外車を購入する際には、そのゆとりある大きさを実際に目にすることで新たな価値観が湧くでしょう。ただ選択肢が意外と多く、どのモデルが自身の希望に合うか悩むこともあるかと思います。

その際には、是非トップランクにご相談ください。経験豊富で知識があるスタッフが、ライフスタイルに合わせた最適な一台を選ぶお手伝いをいたします。

 

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