車検・点検
皆さんこんにちはトップランクオートテクニカルベースです。
本日作業のお車はAUDI・A6アバントになります。
走行中にオーバーヒートしてしまったとの事でレッカーにて入庫いたしました。
点検したところ、診断機では特に故障コードの入力は無く、電気的な故障では無さそうです。
エンジンを始動させ冷却水廻りの確認を行いましたが、異常もありませんでした。
室内やエンジンルーム等を点検していると、エアコンの風が冷えていないことに気付き、エアコンのコンプレッサーとガス圧を点検しても異常はありませんでした。
となると怪しいのは冷却ファンです。
冷却ファンを確認してみると、全然回り出しません。
ファンの配線を外して電源がきている事を確認後、配線を付け直してみると「バチバチ」と火花を出してモーターが異音と共に回り出しました。
ファンの単体検査を行うと抵抗値異常。
オーバーヒートの原因は電動ファンの故障によるものと判明いたしました。
それでは早速電動ファン交換作業に取り掛かります!
電動ファンはラジエーターの後方にあります。
AUDIはラジエーターとエンジンの隙間が全くないので、
ラジエーターを前にズラさないと取れません。
まずはフロントバンパーを外していきます!
フロントバンパーを外したらラジエーターホースを外し、
ラジエーターをずらして電動ファンを抜きます。
無事外れました。
交換した電動ファンがこちらです。
真ん中の銀色の部分がモーターになっております。
左側二つが故障していた部品で、見た目で異常は見られません。
新しい電動ファンをブラケットに付け替えて車体に戻していきます。
外した電動ファン、バンパーを車両に戻して行きます。
冷却水の漏れ点検とエア抜きもしていきます。
オーバーヒートをしているので、この作業をしっかり行わないと再トラブルになりかねません。
エラーコードを確認し作業は終わり!
電動ファンもしっかり作動しエアコンも快調!問題は全て解決です!
今回の故障は電動ファンでしたが
オーバーヒートの原因はお車の状態によって色々あります。
弊社ではどんなトラブルも修理が可能ですので、お気軽にご相談ください。